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恩師のご著書「真理を求める愚か者の独り言」より
第四章 「思い変え」こそ幸せの扉を開ける鍵
◆心こそ心惑わす心なり、心に心 心赦すな――中道の大切さ――◆
先の続き・・・
私の心の中にはまだまだこんな恐ろしい心が棲んでいたのかと思い、
己の未熟さに気づかされ、神にお詫びをしました。
そして翌日、「私の愛するお犬様・・・」
という書き出しでラブレターを書きました。
「あなたの生きる自由は認めます。
しかし、他に迷惑をかけないように生きて下さい。
鳴くのだったら、遠いとこに行って鳴いて下さい」
という文面を新聞の折り込み広告の
裏にしたためました。
それを犬の鳴いていたあたりに持っていくと、
石ころを重石にして置いてきました。
すると、どうでしょう。
その晩から犬の吠え声は聞こえなくなりました。
よく耳を澄ませば、遠くのほうで犬の鳴く声が
かすかに聞こえてくるのでした。
母があきれて、「あんたの手紙はよく効くもんやなー」
と言っておりました。