~ 恩師の「心行の解説」上巻より ~
講演 九
「この現象界は神仏よりいっさいの権限を光の天使に
委ねしところなり光の天使は慈悲と愛の
塊にしてあの世この世の諸霊を導かん」
先の続き・・・
縁というのは、ほんとうに不思議なものでございます。
先日、福井に寄せていただきました時に、
たまたま西ドイツの人と結婚なさっている方が来て
おられたのです。
そして、「幼い頃から、
長い間探し求めていたものに巡り合いました。
今度はぜひドイツのほうにお話に来て下さい」と言って、
招いていただいたのです。
ほんとうに望むことなしに、縁によって次から次へと、
思いもかけないところへ伝えていただいて、
またお招きを頂きます。
泉大津のFさんとおっしゃるおばあちゃんが訪ねてきて
くれまして、
「先生、あんた偉うなったんやなあ」とおっしゃるので、
「いや、私は偉うなってはいません。
昔といっしょです」と言ったのです。
このおばあちゃんは十年ほどお見えになって
いなかったのです。
久しぶりに来てくれまして、
「あんた偉うなったものや」とおっしゃるので、
なぜですかと尋ねますと、お孫さんが東京のK大学を
出て、東宮御所にお勤めになっているのだそうです。
そのお孫さんが、泉大津のおばあちゃんの所へ、
「皇居の中で、岸和田に偉い先生がおられると
聞いたので、おばあちゃん一度会わせてもらっておいで」
という電話をかけてきたというのです。
「そんな皇居の中まで、
名前の伝わっている岸和田の偉い先生って、
いったい何という先生か」と、そのおばあちゃんが
聞いたところ、「長尾先生って言うんや」
「ああ、その先生やったら十年前から知ってるわ」と
いうことになって、「長尾さんも偉うなったものやなあ」
と思って訪ねてきてくれたのです。
~ 感謝・合掌 ~