恩師のご著書「思いの中に生きる」より
「先祖供養」について(その2)
先の続き・・・
子供が「辛い、辛い」言いながら
泣きついてきてくれて、
喜ぶ親がどこにありますか。
そんな親は一人もいないはずですね。
それじゃあ、私たちがお仏壇の前で、
先祖さんはどんな思いをなさるか。
私たちが子や孫に泣きついて
来られたらかなわないように、
先祖さんも必ずかなわないと思われます。
死んだら守ってやることはできません。
そりゃ、何とかしてやりたい
という親心はもってくれます。
しかし、すでにこの世に肉体はないのです。
どうしてやることもできない自分の子孫に、
不幸な姿を目の当りに見せられたら、
これほどの先祖不孝はありません。