恩師のご講演ラジオ放送より
心の扉―1
主題:過信は身を亡ぼす
先の続き・・・
自慢、知ったかぶり、自惚れ、
すべてこの若者をトラにした心です。
勿論、周囲の人は相手にしません。
逆に自分は未熟です、ご指導ください。
と、言う人には自然と多くの人が集まり、
その人を持ち上げようとし、
よくできた人だと尊敬も集まります。
自分で思うこととは逆の結果に
なるのですね。
稔るほど頭を垂れる稲穂かな。
は、よく知られた言葉です。
自然が、大自然の力が私たちに
教えてくれているのです。
ツンっと立っている稲穂は籾を開けますと、
中は空っぽです。
若い間に雀が栄養をみんな吸ってしまって、
その残り粕だけが伸び立っているのです。
ところが、稔のある中身のあるほうは
必ず頭を垂れています。
なのに中身のない空っぽの方ほど、
その姿をツンと立っている姿を誇ります。
人で言うなら外観を自慢することですね。
こういう人は、
より多く持っている人からは
笑われますし、
他の人からは嫉妬を
買うこともあるでしょう。
結局、損な性格です。