それほど、興味を持って見だした訳でもなかった。
何となく、モーグルってカッコいいよな、とチャンネルを合わせてみた。
そこではライブ中継せ予選の2回目の映像が流れていた。
やがて堀島選手が登場した。
この人は金メダル候補と言われてる人だよな、
と注視してみた。
すると、滑り出してすぐ、最初のエアを飛ぼうとする、
正にその瞬間に、ものすごい突風が舞い上がった。
え!?ダメじゃん、
このタイミングで、突風に見舞われるなんて、
何てツイてない人なんだろう、
この予選突破しないと先に進めない筈だから、
可哀想に。。
と同情してたら、予想に反して影響はあっただろうに、
ちゃんとエアは失敗せずに飛ぶ事が出来た。
そして無事滑走を終え、予選はクリア。
その直後のインタビューで、
その突風の事も聞かれ、
そうなんですよ、とビックリしたけど、
何とか影響を最小限に抑えてエアが出来たという類いの
コメントを返した。
そのコメントを返す、彼のその時の言葉、
不意に私の心を射抜かれた。
そして、決勝まで連続して見続ける彼の滑走。
スタート前の不安げな表情。
そして、決勝でメダル確定が決まった時の
心から安堵したようなホッとした表情。
その後のコメントも次の矢となり、
私の心を突き刺した。
「予選の前も苦しくて、決勝の滑走前も
苦しくて、ずっと苦しくて、」
そういう心境を語った。
「言葉は何も伝えられない」
そう断言したのは大好きな脳科学者の養老先生だ。
それを聞いた時には大変驚いたものだが、
でも実は私は意識してない内に、
既にそれはわかっていた気がするのだ。
周りの人間の多くの放つ言葉は、
その言葉通りには、ほぼ受け止めてはいない。
常に何割か、いや半分以上は事実と違うと。
その人は心底そう思って言っているであろうとは推測されても、
でも、本人すら気づかいてない装飾やわん曲や刷り込みがある事を
無意識に感じ取っていた。
だけれども、ごく稀に、
言葉がキレイに真実の言葉として私の心に
ストレートに刺さること、そういう言葉を発する人がいるのだ。
この辺の嗅ぎ分けられる感知能力、直感力というものは
唯一、私の自慢出来るポイントだ。
その直感で30年以上つきあっている大切な友人も見つけられた。
その直感でこの言葉は本物だと、私の心に突き刺さってしまった。
全く圧のかかってない、自然で誠実に真摯に言葉を紡ぎだす
堀島選手に目が離せなくなった。
暫く、堀島熱は冷めそうにない。
思えば体操の冨田選手も同じタイプの人間だったな、
そして今だに熱は冷めてはいないけど、
彼はメディアには登場しなくなったので、
これからは、堀島選手を見守ろう。
何となく、モーグルってカッコいいよな、とチャンネルを合わせてみた。
そこではライブ中継せ予選の2回目の映像が流れていた。
やがて堀島選手が登場した。
この人は金メダル候補と言われてる人だよな、
と注視してみた。
すると、滑り出してすぐ、最初のエアを飛ぼうとする、
正にその瞬間に、ものすごい突風が舞い上がった。
え!?ダメじゃん、
このタイミングで、突風に見舞われるなんて、
何てツイてない人なんだろう、
この予選突破しないと先に進めない筈だから、
可哀想に。。
と同情してたら、予想に反して影響はあっただろうに、
ちゃんとエアは失敗せずに飛ぶ事が出来た。
そして無事滑走を終え、予選はクリア。
その直後のインタビューで、
その突風の事も聞かれ、
そうなんですよ、とビックリしたけど、
何とか影響を最小限に抑えてエアが出来たという類いの
コメントを返した。
そのコメントを返す、彼のその時の言葉、
不意に私の心を射抜かれた。
そして、決勝まで連続して見続ける彼の滑走。
スタート前の不安げな表情。
そして、決勝でメダル確定が決まった時の
心から安堵したようなホッとした表情。
その後のコメントも次の矢となり、
私の心を突き刺した。
「予選の前も苦しくて、決勝の滑走前も
苦しくて、ずっと苦しくて、」
そういう心境を語った。
「言葉は何も伝えられない」
そう断言したのは大好きな脳科学者の養老先生だ。
それを聞いた時には大変驚いたものだが、
でも実は私は意識してない内に、
既にそれはわかっていた気がするのだ。
周りの人間の多くの放つ言葉は、
その言葉通りには、ほぼ受け止めてはいない。
常に何割か、いや半分以上は事実と違うと。
その人は心底そう思って言っているであろうとは推測されても、
でも、本人すら気づかいてない装飾やわん曲や刷り込みがある事を
無意識に感じ取っていた。
だけれども、ごく稀に、
言葉がキレイに真実の言葉として私の心に
ストレートに刺さること、そういう言葉を発する人がいるのだ。
この辺の嗅ぎ分けられる感知能力、直感力というものは
唯一、私の自慢出来るポイントだ。
その直感で30年以上つきあっている大切な友人も見つけられた。
その直感でこの言葉は本物だと、私の心に突き刺さってしまった。
全く圧のかかってない、自然で誠実に真摯に言葉を紡ぎだす
堀島選手に目が離せなくなった。
暫く、堀島熱は冷めそうにない。
思えば体操の冨田選手も同じタイプの人間だったな、
そして今だに熱は冷めてはいないけど、
彼はメディアには登場しなくなったので、
これからは、堀島選手を見守ろう。