県道58号線、
奄美にとって、さながらアメリカのルート66みたいな存在か。
名瀬から南の古仁屋まで、この道がメイン道路であり、
この道を走っていれば島を南北に縦走出来る。
奄美に来て4日目、
もう昨日迄でほぼ奄美を全て周回してしまったので、もはや行く所が無い。
そんな訳で、あまり気乗りしてなかった、マングローブのカヌーへをやってみた。
まぁ、こんなもんだよね。
それ以上でもそれ以下でも無い。
加計呂麻島でも行ければ、こんなに時間を持て余すこともなかったが、
今日もたぶん島南部の生間へ接岸するフェリーは欠航のはずだから
やむを得ない
午前中のカヌーの後は、島の北部のビッグ2へ土産物の買物で
ルート58で北上していく。
今日はあいにくの雨。
いや、「あいにくの」そう思ったのは走り出す前までだった。
ルート58は、奄美の中央について連なる500m級の山の間を縫って走る。
「雨こそ奄美に似つかわしい」
そう、そうなのだ。
気づいてしまった。
亜熱帯の島国である奄美には緑鮮やかなヒカゲヘゴ、ヤシ、ソデツ
青々とした木々が山に道路脇に飛び出さんばかりにこんもりと生い茂っている。
雨で彼らはよりいっそう生き生きと輝きだすのだ。
胸を張って空へ更に枝葉を拡げて喜んでいる。
そして山々。
幾重にも重なる稜線。
小雨降る中で鮮やかな緑の色はそっと息を潜め
その表面に何層ものシルクスクリーンを重ね
鮮やかさを失ったグレーの濃淡で繊細に山容の稜線を描いている。
その稜線、そして山肌、
そのあちらこちらから綿あめのような白い水蒸気がゆらゆらと立ち昇っていく。
水蒸気は空からまるで引っ張られているように、
ゆっくりと、空への引力に導かれ昇っていく。
そんなドラマテックな光景が何度も何度も形を変え
次々と目の前に巨大な立体スクリーンとして自分に迫ってくるのだ。
こんな劇的なドライブなんてあるだろうか。
奄美にとって、さながらアメリカのルート66みたいな存在か。
名瀬から南の古仁屋まで、この道がメイン道路であり、
この道を走っていれば島を南北に縦走出来る。
奄美に来て4日目、
もう昨日迄でほぼ奄美を全て周回してしまったので、もはや行く所が無い。
そんな訳で、あまり気乗りしてなかった、マングローブのカヌーへをやってみた。
まぁ、こんなもんだよね。
それ以上でもそれ以下でも無い。
加計呂麻島でも行ければ、こんなに時間を持て余すこともなかったが、
今日もたぶん島南部の生間へ接岸するフェリーは欠航のはずだから
やむを得ない
午前中のカヌーの後は、島の北部のビッグ2へ土産物の買物で
ルート58で北上していく。
今日はあいにくの雨。
いや、「あいにくの」そう思ったのは走り出す前までだった。
ルート58は、奄美の中央について連なる500m級の山の間を縫って走る。
「雨こそ奄美に似つかわしい」
そう、そうなのだ。
気づいてしまった。
亜熱帯の島国である奄美には緑鮮やかなヒカゲヘゴ、ヤシ、ソデツ
青々とした木々が山に道路脇に飛び出さんばかりにこんもりと生い茂っている。
雨で彼らはよりいっそう生き生きと輝きだすのだ。
胸を張って空へ更に枝葉を拡げて喜んでいる。
そして山々。
幾重にも重なる稜線。
小雨降る中で鮮やかな緑の色はそっと息を潜め
その表面に何層ものシルクスクリーンを重ね
鮮やかさを失ったグレーの濃淡で繊細に山容の稜線を描いている。
その稜線、そして山肌、
そのあちらこちらから綿あめのような白い水蒸気がゆらゆらと立ち昇っていく。
水蒸気は空からまるで引っ張られているように、
ゆっくりと、空への引力に導かれ昇っていく。
そんなドラマテックな光景が何度も何度も形を変え
次々と目の前に巨大な立体スクリーンとして自分に迫ってくるのだ。
こんな劇的なドライブなんてあるだろうか。