語学学習日記です.そこらのおっちゃんが書いてます.怪しいよ!眉唾物です.

ご一緒に学習を!
私は先生ではありません.間違いだらけかと思います.
ご容赦下さい.

630番:アルルの女(6)

2022-01-09 22:01:39 | 日記

アルルの女(6)


——————————【6】———————————————————
           
Je jetai un regard en passant, et je vis, au fond de la cour, accoudé—la 
tête dans ses mains,—sur une large table de pierre, un grand vieux tout 
blanc, avec une veste trop courte et des culottes en lambeaux...  Je m'arrêtai.
 

——————————(訳)————————————————————
                 
私は通りすがりに目をやった。すると庭の奥で——頭を両手の中に
うずめて——大きな石のテーブルに肘をついて、頭髪は真っ白で
短すぎる上着とぼろぼろの半ズボン姿の一人の老人が見えた。


——————————《語彙》————————————————————
                   
regard: (m)  視線      jeter un regard sur qn  人に視線を投じる  
en passant:(ジェロンディフ)(同時性を表す)「通りすぎながら」
    <passer (自)  通り過ぎる   
veste: (f) 上着、ジャケット
en lambeaux: ぼろぼろの(服など)   
culottes: (f) 半ズボン   
tout blanc:「白髪の」色彩形容詞は人間の髪の色を表すことがあります.
des culottes:「半ズボン」ズボンのように2つの部分からなる物を表す名詞
     はしばしば1個を複数で表します.

 

—————————≪文法事項≫—————————————————

Je vis, au fond de la cour, accoudé—la tête dans ses mains,
—sur une large table de pierre, un grand vieux tout 
blanc, avec une veste trop courte et des culottes en lambeaux

—la tête dans ses mains,—    この部分は「頭を両手でかかえて」
となります.mettre を補って読みます.en mettant la tête dans ses mains です.
文章はリズミカルにテンポよく読めるように、読み手のほうで補ってくれ、
という著者側の頼みを聞きながら読むことになります.

Je vis の次は既習文法に依れば目的補語のun grand vieux が来るべきですが、
ここでは、読み手をじらすように、au fond de la cour, accoudé—la tête dans 
ses mains, —sur une large table de pierre, と長い長い挿入句が放り込まれていま
す.
文法習いたての人には迷惑千万な挿入句ですが、まあ、ときには邪魔物との
付き合いも必要です.面倒みてあげましょう.

au fond de la cour「庭の奥に」
accoudé sur une large table de pierre 「大きな石のテーブルの上に肘をついて」
 この挿入句の中に、さらに挿入句がぶち込まれています.
 それがこれ:  
  la tête dans ses mains「頭を抱え込んで」
  二重に挿入しましたよ、という合図の  —ハイフンで示しています.

主語からすぐに目的補語にたどり着けない、いじわるな挿入句に負けるな!
がんばれ!
以上です.

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629番:レ・ミゼラブル(6)

2022-01-09 21:14:42 | 日記

レミゼラブル(6)


————————————【6】————————————————

La révolution survint, les événements se précipitèrent, les familles
parlementaires décimées, chassées, traquées, se dispersèrent. 
M. Charles Myriel, dès les premiers jours de la révolution, émigra 
en Italie.  

————————————(訳)—————————————————

そして突如として革命が起こった.付随する大事件が急展開し、
高等法院の家族たちは殺され、あるいは追われ、追い詰められ、
散り散りになった.シャルル・ミリエル氏は、革命のあった当
初からイタリアに移住していたのだった.


———————————《語句》————————————————
                      *は既出単語
survint [スュルヴァン](単純過去3単) <survenire 不意にやって来る、突発する
se précipitèrent (単純過去3複) <se précipiter  身を投じる、飛び込む
        ❷駆けつける、突進する、❸急ぐ、
événement (m) ❶出来事、事件、大事件、
parlementaire* (形) [歴史] 高等法院の
décimées (過去分詞女複) <décimer (他) (を)大量に殺す
chassées (過去分詞女複) <chasser (他) 狩る、狩りたてる、追撃する
  ❷追い出す、追い払う      
traquées  (過去分詞女複) <traquer (他) を包囲する、追い詰める
dispersèrent (単純過去3複) <disperser [ディスペルセ] (他) を散らす
    散乱させる、四散させる
émigra (単純過去3単) <émigrer (自) 他国に移住する 

———————————≪文法≫————————————————

        survenire  単純過去
je  survins           nous  survînmes
tu  survins           vous  survîntes
il  survint            ils   survinrent

その他er 動詞の単純過去は
過去分詞の語幹に次の語尾をつける

————————————————

je..... ~ai.............nous... ~âmes
tu.... ~as ........... vous... ~âtes
il....... ~a ........... ils....... ~èrent

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628番:サウンドオブミュージック(496)

2022-01-09 10:23:06 | 日記

サウンドオブミュージック(496)


——————————【496】————————————————

 Little children who still believe in the Easter rabbit and the
mystery of the Christmas tree being brought from heaven have
been told that on Holy Thursday all the bells fly to Rome,
where the Holy Father the Pope blesses them, and on Holy 
Saturday they travel back to the places where they belong,
freshly blessed.
  
———————————(訳)—————————————————

 イースター・バニーの存在や、天から運ばれるクリスマス・ツ
リーの不思議をまだ信じているちいさな子供たちは、聖木曜日に
は、全ての鐘がローマまで飛んでいくのだと聞かされてきました.
そのローマでは、我らが父、法王様が(飛んできた)鐘を祝福し、
聖土曜日には、鐘はまたもと来た場所へ飛んで帰って、新たに祝
福を受けるのだと、そのように教えられていたのでした.


ºº——————————《語句》—————————————————

the Easter rabbit:イースター・バニー、復活祭のうさぎ;
    復活祭の卵(イースター・エッグ)を運んでくるウサギ
        野ウサギが裁判官の役を演じて復活祭の季節の始めに、子供たちが
        良い子だったか反抗的なふるまいだったかを評価する.このウサギは、
        カラフルな卵やキャンディ、ときにはおもちゃをバスケットに入れて
        子供たちの家に届けるという。祝日の前夜に子供たちに贈り物を届ける
        という点では、イースター・バニーはサンタクロースに似ている. 
Holy Thursday: 聖木曜日(復活祭直前の木曜日)
       聖木曜日はイエス・キリストと使徒たちの最後の晩餐を記念する日であり、
       その席でイエスが(へりくだりの行いとして)弟子たちの足を洗ったと
       いう記述が福音書に見られるため、「洗足木曜日」という呼称が生まれた。
       西方教会および一部の東方教会には、この日洗足式を行う伝統がある。
       またカトリック教会の伝統ではイエスが弟子たちにこの食事を自分の記念
       として行うよう命じたことから、この日を司祭職の制定の日としており、
       司教が司祭たちに聖香油を渡す慣習がある。(ウィキペディア)    
Holy Saturday: 聖土曜日(復活祭前日の土曜日)(金曜の日没から土曜日の日没まで)
   『ミサ典礼書』によれば「聖土曜日に教会は、主の墓のもとにとどまって、
   その受難と死をしのび、祭壇の飾りを取り除き、ミサも捧げない。
   この日は臨終の聖体拝領だけが許される」とされることから、普段かけられ
   ている祭壇布などがすべて取り払われ、イエスが眠りについていることを
   表す習慣がある。「秘跡の執行」も制限されており、聖体拝領やゆるしの秘跡
   さえ、瀕死の者など特別な場合にしか行われない。また結婚式も葬儀も行わ
   れない日である。(ウィキペディア)  

 

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