いつもの風景も雨でしっとり、植物がのびやか。
雨粒の水紋の上をアメンボが横切ると波紋が様々に変化してゆく。ずっと見てられるわ。
ガマの穂。ホワホワの綿は種?
いつも見上げてるのに、気付かなかったわ。大屋根の下の部分は木なのね?雨で木目が際立ったのも乙。
二の丸美術館に来ました。
「名画は語る 和と洋の近・現代絵画展」
鈴木始一コレクションと初公開の鈴木政昭コレクション同時開催だそう。
個人のコレクションは、お好みの傾向があって面白い。このお二方とも(血縁ではないのに)佇まいが静かな絵が多い印象。
社長さんやお医者さんの蒐集は、来客に見せびらかす?ため、大きく華やかで人目を惹く絵が多いかと(偏見!)。
パンフレットにでてる紫陽花と蛙の版画「雨」。まさに本日のよう。
加山又造さんの版画が数点、とても気に入りました。本来はきらびやかな作風の方なのね。
この版画たちは、まるで小川洋子さんの作品のような静けさ。
鈴木始一さんのコレクションは、有名日本画作家多し。
壺に活けた花の絵が多く、それも花より壺が主役。壺好きだな。ワカルわぁ。
花は生きて枯れるもの、壺は時を経て変わらないもの。生と死、動と静。一枚の絵の中に時間の流れを感じます。
特に小倉遊亀さん、山村耕花さん良かった。
ワタシでも知ってる(なんでも鑑定団に出てくるような)有名な作家の作品を至近距離にてべったり独り占め。
今日は雨のためか、お客様はワタシ一人。
地下の展示室は冷凍庫のようでしたので、羽織るものやストールなど持参がよろしいです。
東山魁夷さんもありましたよ。いつもの如くぼややや〜んと、あまり記憶に残ってない。
美術館のお楽しみは、作品鑑賞だけに非ず。
美術展情報もここでゲット。
中には絶対行けないような遠い美術館もありますが、タイトル、テーマ、デザイン、煽り文句、リーフレット一枚に世界が完結してます。
先日の東山魁夷のリーフレットもここでゲット。とても出来が良いものだったので、保存用に貰おうと思ったらもうありませんでした(T_T)残念。
リーフレットと同じ内容でも、壁に張り出す大型のポスターはさらにいいですね。
これもまた、創り手を感じる作品鑑賞。
美術館マイブームに乗って、この夏、憧れの箱根のポーラ美術館に行くべきか。
そして小田原の鯵寿司食べて、大涌谷の黒たまごを食べるべし。
って、やっぱそっちか!!