写真はピーカンの中の紫陽花ですが、今頃喜んでるだろうなぁ。
朝から雨でしたが、こどもたち無事学校に着いたと思われる頃から、雨風がかなり強くなってきました。
6月に入って初めてのまとまった恵みの雨ですが、一度にこんなに降らなくても…。何事も程々にして欲しいわぁ。
雨の朝は、暗く空気が沈み込むようなしっとりとした重さがあり、なにより雨音の他は生き物の気配がしない静けさ。心地よく眠れる。
こういう穏やかな雨の日もいいなぁ〜なんて、思うのは束の間、
いつも以上にバタバタと朝食、お弁当の支度、こどもたちを起こして、雨の日の支度をさせ、洗濯物干しつつムスコのご機嫌を伺いながら送り出し…。
で、彼らがでるとのんびりコーヒータイムが幸せですね。
こんな日は、ゆっくり読書ができそう。
「遠雷と蜜蜂」
直木賞と本屋大賞のW受賞は初だそうで。
私にとっても恩田陸さん初。
勝手にファンタジーだと思って敬遠してたような。
ピアノコンクールの話でした。
聞いたこともないクラシック楽曲ですら、その音楽の表現の多彩さに驚く。
音は聴こえないけど、文字として表現者のパッションが伝わる。
生のクラシックを聴きたくなるね。
少々激しい雨音をBGMに読書しま~す。
で、読み終えて追記。
薄々そうではないかと思っていたけど、この国際コンクールの舞台のモデルは、浜松。
東京から新幹線でこれる地方都市で、ピアノの街だし、音楽の街だし、鰻だし。海はさほど近くないけども。
そんなこと、半年も前に評判になってましたよね。
いやいや、なんせ図書館ユーザーなもので情報遅くて。
あの、ジャケ買いを誘う光溢れる草原の表紙絵も、焼津出身のイラストレーターさんみたいですよ。
クラシカロイドといい、井伊直虎といい、浜松方面にスポット当たってるのに、活かしきれてないというかなんというか。
もどかしさもあなたには程よくイイね♪なんでしょうか。
恩田さんは、3年に一度のこの国際浜松コンクールに4回、計12年間通い詰め、音楽を全身で聴き通すことで構想を練ったそうで。
溢れる音楽の悲喜こもごもを吸って、その感動を言葉に変換して吐き出したのですね。
見事です。
因みに、ユーチューブで、ロマンチックが止まらないという、ラフマニノフの2番を聴いてみましたが、う〜ん。
やっぱり生に限るのかしら。
あまりに長くなり過ぎて、別記事にすれば良かったかも。
今や遅し。