奥さん 「今日のお昼は、とうじそばだよ」
への次郎 「おっ! いいねぇ」
とうじそばとは、信州奈川村(いまの松本市奈川地区)に伝わる郷土料理です。
そばは、ぼっち盛りにします。こんな風。
つづいてそば汁は、こんな感じ。
たっぷりの季節の野菜やキノコ、鶏肉などを入れてぐつぐつ煮立てます。
それから、そばを小かごに入れ、つゆの中で温めます。
信州では、専用のとうじかごがあるんですよ。ほら、こんなの。
日本製だと、五千円近くします。
はい、できましたよ~。
碗に盛っていただくと、
への次郎 「はふっ、はふっ、ふ~っ。身体、温まる!」
奥さん 「ほんと。おいしいわ」
寒い日のお昼、これに限ります。
奥さん 「あそこで、本場のとうじそばを食べたいわ」
への次郎 「そうだね。しばらく行っていないなぁ」
あそこというのは奈川の福伝。NHK「美の壺」でも紹介されましたよ、福伝のとうじそば。
*そばをつゆに浸ける事を「湯じ」といい、これが「とうじそば」の語源だそうです。