妻はアルツハイマー型認知症だった 介護終了・・・介護者のゆくえ

妻は入居中の特養で平成28年6月4日最重度の段階で永眠しました
妻の遺言を一生忘れないで生きていくつもりです(秘密)

頂いたコメントに感銘を受けました

2014-03-23 18:17:49 | アルツハイマー型認知症

3日毎に 特養入居中の妻の昼食介助に通っています(要介護5 全介助 声は発しない)

 

このところ対面しても私を認識出来ない 目は瞑ったまゝ声も発しない状態が3か月以上続いています。

食事はミキサー食・トロミをスプーンで食べさせていますが 40分位かけほぼ完食。

 

この食事介助の時間 妻は目は瞑ったままで顔は私からそらし無言で ただ私がスプーンで口に

運んだものを食べるだけです。

 

アルツハイマー病の重度の段階なので当然の振る舞いだと自分に言い聞かせて食べさせていた。

しかし 30分も40分も続けていると病気とはいえ妻の食べる仕草がふてぶてしく見えてくるのです。

何かの文献に「アルツハイマー病がどんなに重度になっても人の愛はいつまでも感じられる」

ありました。

 

私はこの言葉を励みにしてきたつもりですが 今となっては私を認識出来ないし 

「もう、人の思いやりなど分かる筈はない」 と思うようになっていた。

 

3月20日の頂いたコメントに 私の嘆きに「感謝しながら噛みしめていられるのです」とのお言葉を

頂きました。

私はこのお言葉に「ハツッ…」と目を覚まされました。

今日の昼食介助 この頂いたお言葉を胸に抱いてスプーンを口に運ぶとほんとうに 「ありがとう」

と 言って一口、一口噛みしめて食べているように見えたのです。

 

この「感謝しながら噛みしめていられるのです」このコメントに感謝申し上げます。

有難うございます