先日(5月24日)の面白スケッチのお仲間です。 上海に行った時にお詣りしたお寺の境内で出会ったとびきり大らかな像。 何事もすべてお任せして祈ればすべて世はこともよし・・・なんて安楽な雰囲気に惹かれて描いたものと思われます。
高田敏子さんの詩をここで引用するには、ちょっと雰囲気が違うんじゃない・・・とも思いましたが、人が祈るという行為の底に流れるものは同じなのかもしれない、と思って載せました・・・ 何処かアンバランスでオカシイけれど(*^^*)
浅草観音
神さまや 仏さまが
本当にいらっしゃるかどうかーー
でも あの合掌した時の安らぎは
どこからくるのでしょう
右の手の悲しみを
左の手がささえ
左の手の決意を
右の手がうけとめる
その上を流れる静かな時間
こうした姿勢を教えて下さったのは
どなたでしょう
ふりむくと青い目の外人さんも
手を合わせて・・・
小さな小さな観音様と
何をお話したことやら
高田敏子