伊澤修二記念音楽祭のプログラムパンフレットに
『上伊那地理歴史唱歌』という題名の
楽譜が挟まれていた
『上伊那地理歴史唱歌』
貴族院議員 伊澤修二先生 校閲
在文科大学 福澤青籃 著作
1 流れて 鼕々(とうとう)いさましや
天龍川の水の音
聳えて皎々(こうこう)いさぎよし
両駒ケ岳の雪の色
2 木曾の深山のさかひなる
権平(権兵衛)峠の七まがり
おるれば広き中野はら
伊那の平はかすむなり
3 千ひろの岩のきりぎしに
かかる鉾持のかけはしは
やいばの上をわたるごと
げに天険の土地なれや
4 枝葉さかゆる若松に
移りし保科正之も
しばし心の緒をしめて
時を待ちたるかぶと城
5 日も入の谷のくれはやく
木立ちおぐらき黒河内
八人塚の迹(あと)問えば
甲斐がねおろし夏寒し
6 猟師の家に夜は更けて
親のいた手をあたためし
孝行ざるの物がたり
たたへぬ人はなかりけり
『上伊那地理歴史唱歌』という題名の
楽譜が挟まれていた
『上伊那地理歴史唱歌』
貴族院議員 伊澤修二先生 校閲
在文科大学 福澤青籃 著作
1 流れて 鼕々(とうとう)いさましや
天龍川の水の音
聳えて皎々(こうこう)いさぎよし
両駒ケ岳の雪の色
2 木曾の深山のさかひなる
権平(権兵衛)峠の七まがり
おるれば広き中野はら
伊那の平はかすむなり
3 千ひろの岩のきりぎしに
かかる鉾持のかけはしは
やいばの上をわたるごと
げに天険の土地なれや
4 枝葉さかゆる若松に
移りし保科正之も
しばし心の緒をしめて
時を待ちたるかぶと城
5 日も入の谷のくれはやく
木立ちおぐらき黒河内
八人塚の迹(あと)問えば
甲斐がねおろし夏寒し
6 猟師の家に夜は更けて
親のいた手をあたためし
孝行ざるの物がたり
たたへぬ人はなかりけり
きっと、伊澤修二の研究者が探してきたものでしょう。
それでも、詩を読むとこの土地のことが歌われていて、うれしくなりますね。