長男のお嫁ちゃんが、先日私に絵本を送ってくれました。
ジェシー・オリベロス 文 ダナ・ウルエコッテ 絵
落合恵子 訳 『とんでいったふうせんは』
初版が昨年の9月、とありますから、新しい絵本ですね。
「おもいで」という風船を持っているおじいちゃんと僕のお話。
おじいちゃんの方が、もちろんたくさんの風船を持っているけれど、
銀色の風船は、僕もおじいちゃんも一緒に持っているよ。
だって、二人の思い出なんだもの。
その風船の糸を、おじいちゃんは手から離してしまうようになりました。
ひとつ、またひとつ・・と。
少しずつ認知症が進行するおじいちゃんを取り巻く
僕、家族のお話しです。
じ~んときて、でも心が温かくなるそんな絵本でした。
母のことを心配してくれるお嫁ちゃんです。
そして、私のことも。
実は私も、そういったジャンルの絵本は持っています。
『おばあちゃん』 大森 真貴乃 作 1987年初版です。
もう一冊は、
『いっぱいごめん、いっぱいありがと』 岡上 多寿子 絵・文
2006年初版で、2010年に8刷ですから、人気のある本だったようですね。
これは、絵本というより、認知症のお母さんを介護した経験を詩と絵で表したものですね。
保健師だった友人がプレゼントしてくれました。
母に認知症の症状が現れ始め、彼女に相談していたからでした。
彼女自身も、ご主人のお母さんとご自分のお母さん
二人を同時介護していました。
母が、今までの母でなくなっていく、
そんな私の切なさをお嫁ちゃんは、察してくれているようです。
会いに行ったときの母が、もう私を娘と認識できなくても
今はもう、あきらめていますが
そんな私に、
この絵本を選んで送ってくれたお嫁ちゃんの優しさがうれしいです。
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