柿の実が落果し始めていたのは少し前から気づいていた。摘蕾・摘果をほどほどにしたから生理落下していると思っていた。
でも違った。
数日前から急にバタバタと落果し始めた。養分不足だけでなく日照り続きによる水不足が原因だと気づいた。あわててタップリ散水したものの落果の勢いは止まらなかった。楽しみにしていた「太秋柿」は殆どが落下した、「富有柿」も半分以上は落下した。
気づくのが遅すぎた。ただ八朔やレモンなどは落果していないことから、柿は根が浅いのかも知れない。
柿の木を植えて数十年。柿がこんなに大量に落果したのは初めて。水不足に気づいてやれなかったことを悔やんだ。
人間だって熱中症で命を奪われたりもする猛暑続きの夏。まして自然の恵みの農産物となれば、いろんなことがあって当たり前。思い直した。
・・・スプリンクラー散水&ピンポイント散水・・・
遅まきながら、昨日から簡易スプリンクラーで果樹や野菜など畑全体に散水し始めた。
朝から夕方まで散水しっぱなしにした。
水は地下水なので冷たくて気持ちよく、しかも使い放題。ただモーターで汲み上げているので水道水のように圧力が強くなく、散水範囲も半径5mほどだったので畑全体はカバーできなかった。
今日からピンポイント散水に切り替えた。じっくり浸み込んでくれるはずと、水量が落ちる2か所同時のシャワー散水にした。半日交代で2か所の場所を移動するつもり。
エアコンの効いた涼しい部屋で寝転んでいても、モーターが朝から晩まで頑張って畑仕事してくれるので大助かり!