今日は朝から小雨が降っていた。いつものんびりだが、雨が降るとのんびり気分が違う。
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クロガネモチの剪定時期の適期は知らないし気にもしていない。大木によじ登っての剪定だけにヤル気が高まらないと取り掛かれない。
昨日、クロガネモチの葉っぱが入れ替わり始めていることに気づいた。新芽から出た葉っぱは小さかった。葉っぱが茂ってしまうと剪定する枝の見分けがつきにくくなる。今、切っとかなきゃ剪定もしにくくなる。5~6mもある大木なので台風で猛烈な風がくれば倒壊するおそれもある。ヤル気になった。大木の前で気合を入れ剪定準備にとりかかった。
脚立で届く範囲は限られている。ミニチェーンソーであっても木に登って使うのは危険すぎる。剪定鋸と剪定鋏だけにした。何回か休憩をはさみながらも、数時間がかりで剪定を終えた。
途中、剪定作業を覗きに来た家内から、『無理せんときなよ。落ちんようにしなよ』と声がかかった。「ウン、しっかり片手で枝をつかんで体を支えているし、足も慎重に動かしているから大丈夫」と応えた。
樹齢70~80年以上の大木なのに、4mぐらいの高さに登ると太い幹なのに揺れたりもした。
枝から枝へ乗り移ったり登ったりする時、上の枝に乗せた片方の足を踏ん張って重心移動したり、両足を広げても片方の足がかすかにしか届かない場所へは枝を持った手で体を支えながら足場を移動したりもした。先端の枝を切る時は体を支える枝を手でしっかりとつかみ、もう片方の手を伸ばし片足だけで踏ん張りながら剪定鋸を使ったりもした。
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木に登って移動している時、脚の踏ん張りが弱くなっていることを痛感していた。数えきれないほど剪定鋏や剪定鋸を使ったので、終盤には握力も弱ってきていた。
親爺との想い出があるこのクロガネモチだけに、元気なうちは何とか自分で剪定しなきゃとは思っているが、落下したりして家族に迷惑がかかることを思えば、今度からは息子にも手伝ってもらうべきかもと思っている。