
私がママよ。
初めての子を産む。
この子のためなら何でもできると、決意を固める。
乙女から、母へ。
今日のタイトルは、「縁側」です。
外でも内でもない曖昧なゾーンが縁側です。
ばあちゃんが繕い物をする。
じいちゃんが鼻水を垂れる。
訪ねてきた人が座る。
内の人がお茶を出す。
そして、よもやま話が始まる。
これが縁側です。
都会の家では、縁側をつくるくらいなら駐車スペースを取ります。
子供も巣立ち、2階の掃除もままならなくなった頃、縁台を置きます。
わずかな庭の木や草花を見ながら、通りを見る。
訪ねて来る人はいません。
老夫婦の憩いの場が、縁台です。
仲良く並んでお茶をすする。
私はカフェがこんな場所だったらと思い、開店しました。
いつしか仕事に追われ、忘れていました。
外で草取りをしていると、通りがかった人が必ず声をかけてくれます。
通学路を帰って来る小学生に、「お帰り」と声をかける。
初めは恥ずかしがっていた子たちが、「ただいま」と
言ってくれるようになった。
これから先があります。そして永い。
暇な時は、カフェの外のベンチで作業をしましょう。
絵手紙を描いたり、編み物をしたり。
日陰が必要です。
いただいたへちまの苗を植えることにしました。
ある意味、客寄せです。
峠の茶屋のような風情になれば良い。
皆さんちょっとだけ休んでいってください。
縁側のような居心地の良い休み処を作ります。
これこれと あれあれ会話 ひぐらしと
2017年6月3日