故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

雑味

2018-09-06 06:53:10 | プロジェクトエンジニアー

私の好きな一枚です。
ふわふわから、ぴょんと生まれる。
えんどう豆を描いていてそう思いました。
乙女のようなえんどう豆でした。


今日のタイトルは、「雑味」です。
雑とは、
種々のものの入りまじること。統一なく集まっていること。「雑種・複雑・混雑」
主要でないこと。分類しにくいもの。「雑用・雑貨・雑費・雑巾(ぞうきん)」
有用でないもの。よけいなもの。「雑草・雑念」
あらくて念入りでないこと。「-な出来」「粗雑」
(広辞苑より)

今日は、三番目の「有用でないもの。よけいなもの」について考察します。
なぜ、このタイトルで書こうとしたか説明します。
皆さんも私も、欠点があります。
ちびだったり、おかちめんこだったりします。
少しのろかったり、訥弁だったりします。
髪が薄かったり、縮れ毛や赤毛だったりします。
問題は、こうでなかったらと悩むことです。

2015年11月19日投稿記事「自尊心」では、
そしてどうして私はここにこうして生きているのか、
生かされているのか冷静に考えるべきです。
生かされていることこそ、素晴らしいことなのです。
生きていて良いのです。
(記事より抜粋)

2015年11月21日投稿記事「自尊心(Part2)」では、
人を見ていて、そして表現していて、
消したい過去は、雑味と言うなんとも言えない奥深さになるのです。
それが良いのです。
完成された味は確かに美味しいのですが、また食べたいとは思いません。
あきるのです。
(記事より抜粋)

さて、何が言いたいか。
私が試されます。
私は、生かされています。生きていて良いのです。
「雑味」はよけいなもののように感じます。
しかし、雑味こそ気に入れば、耐えられないほど好きになる。
例をあげましょう。
梅干しがそうです。西洋人はなんでとあきれ返ります。
芋焼酎がそうです。臭くてたまらん。しかし、この臭さがいけるのです。
仁丹(例として古いか)は苦い。この苦さが口臭を消してくれると信じる。
男の体臭だって、ある女の人にとっては、とてもかぐわしい香りなんです。
二人のDNAを組み合わせると、免疫力の高い子孫を残せると、女性は臭いで感じる。

だからなんなの。
受け入れる。
境遇を楽しむ。
できるかいそんなこと。
貧乏でなかったら、こんなに苦労なんてしなくて良いのにとずっと思ってきた。
姿形がよかったら、好きな娘とも一緒になれたのに、なんだよと腹が立ってきた。
不満に想っているのは、すべて親から受け継いだものばかりです。
あなたは、何をしたの。
文句ばっかり言って、どんな努力をしてきたの。
そんなあなたでも、ちょっと不細工かもしれませんが、かみさんがいるじゃない。
だれも知らない彼女の素晴らしいところに、気づいたから一緒にいる。

貧乏でもよい、不細工でも仕方がないじゃないかと、言うつもりはありません。
金があっても持っては行けないし、
歳をとれば、若い頃のような肌の張りはなくなる。
酸っぱいけど。
臭いけど。
苦いけど。
だけど、忘れられない雑味です。
美味しいものに仕上げた智慧です。

まずは、あるがごとき。
あとは、どうしたい。
そして、なにをする。
人それぞれです。

恥じろぎし 乙女もきっと 屁をするな

2018年9月6日

(投稿後)
もう少し掘り下げたかった。
雑味は、時として良いかもしれない。
万人がそう思うはずがない。
だから、自分なんじゃなんかと思う。
オンリーワン。
コメント
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