故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

魔法のタンブラー

2019-08-14 05:04:17 | よもやま話

絵のタイトルは、「時空」です。
ザルツブルグの小ウインドウに飾られていたモーツァルトの塑像です。
悩んでいますね。誰かに相談したらよかったのに。


夏でもコーヒーはホットです。
今日のタイトルは、「魔法のタンブラー」です。
行きつけの雑貨スーパー(農機具から食料品まで)で、ステンレス製の保温タンブラーを購入しました。
空気層を挿んで二重ステンレスのタンブラーは、保温性に優れていました。
氷を入れて、焼酎の水割りを作ります。ビールのロング缶(500ml)が一本まるごと入る容量です。
流石に数杯も飲むと出来上がり、翌朝まで飲み残しとなることもあります。
朝見ると、氷の破片が残っています。

ホットコーヒーをそのタンブラーで飲むと、冷めなくていいんじゃないかと試しました。
90℃以上のお湯で淹れます。
これは、良い。火傷しそうなくらい熱い。
飲み切るまで熱い。
胃腸を大事にするがためのホットです。
夜中の外気は寒いくらい涼しい。
そんな中、コーヒーを飲むのに大汗をかくはめになりました。
シャツがぐっしょりです。

コーヒーは、小さなカップで飲むにつれて冷めるのがよいと初めて思いました。
今度は、熱燗で試してみようと思いました。

良かれと思い、大失敗をすることって何かな。
小旅行をするのに、安全をみてあれこれとリュックサックに詰め込みました。
押さえつけてジッパーを閉めました。
担ぎ上げると、負いひもの付け根の生地が裂けてしまいました。
気に入っているリュックサックだったので、バックアップ生地を裏地にして縫い上げました。
また、しばらく使えそうです。

テレビが故障しました。画面が映らなくなったのです。
液晶で高い(5万円くらい)けど買い替えだなと覚悟しました。
シャープのサービスセンターに試しに電話をしました。
出張費が1万円かかると教えてくれました。
ベテランの技師が来て、ものの5分もかからないうちに故障個所を発見しました。
10オームの抵抗(秋葉原で10円もしないと思われる)を新品に交換しました。
あれれ、元通りに映るようになりました。
部品代はサービスですと、1万円を受け取り技師は帰られました。
なんかなあ。釈然としない思いと、安く済んだという想いが交錯しました。

カフェに残っていた製氷機(中古品で12万円)が故障しました。
製氷皿へ水(市水)を送る電磁弁の故障が考えられました。
製氷皿のレベル計が働いて、自動で開閉する電磁弁です。
水漏れの故障でした。
諦めて水供給のタップを閉めて、氷を抜き漏れた水をふき取りました。
試しとあきらめの両方の気持ちを抱きながら、翌日製氷機のスイッチを入れました。
あれれ、電磁弁がまともに作動し、元通りです。
修理を依頼した配管工事業者の方に、状況を言い治ったみたいと伝えました。
返事は、たまにあることです。
水の中に溶けているシリカが結晶となって、電磁弁に挟まり誤動作の原因となる。
新品を買わなくて済んだとほっとしました。

長府ボイラー(風呂釜用)が点火できなくなりました。
ボイラーの窓を覗くと、アラームランプが点灯しています。
どうやらアラームがついている限り、リモートスイッチで再点火は出来ないようです。
ボイラーに配線されているコードを抜くとアラームが消えました。
フレームアイ(点火を確認するセンサー)が故障したのか、点灯のためのイグニッションの火花が出ない。
コードを再度コンセントに入れると、再点火ができました。
こうして、一カ月しのいでいます。
寒くならないうちに、サービスマンに見てもらわなければならないでしょう。

高速道路で渋滞に巻き込まれました。
今まで出ていなかったアラームランプ(ラジエーターのホットランプ)がつきました。
ラジエーターが冷えてアラームが消えるのを待って、走らせました。そしてまたアラームが点く。
原因は、ラジエーターを強制的に冷やすファンの故障でした。
温度センサー(ラジエーターの温度管理)の故障か、
ラジエーターの液不足かいろいろ悩みながら一般道で帰宅しました。
走れば前から入る空気でラジエーターが冷えることは知っていました。
東京から250km走ったから、やれやれでした。

機械の仕組みを知らないために、損をすることがよくあります。
家電製品が故障したら、買い替えと覚悟をするこの頃です。
冷えなくなったクーラーだって、スイッチの電池を入れ替えたり、
熱交換用のガスを再充填することで元通りの機能を回復します。

サービスマンが少なくなった。

これから電化が進みます。
スマートフォンで帰宅前に各種スイッチ(クーラー、電灯、炊飯器など)を入れることが可能です。
風呂だって沸かすこともできる。
地域に必ずいるのが、サービスマンです。
この方たちに仕事を依頼する。
そのためには、少々高くてもこの方たちから機械や家電製品を買う。
サービスマンは、ニッチの仕事です。
通販で買うのを極力控える理由です。

「魔法のタンブラー」から、いろいろ考えてみました。

地域の活性化がよく言われます。
地域に残っている業者を大事にすることもその一つでしょう。
通販で安く買ったようでも損をすることがよくあります。
地域の方から教えられた通り、軽トラや耕運機、草刈り機と発動機で動く鋸は、地域の店から買いました。
全国展開のチェーン店では、修理をしていただけないとも聞きました。
もう部品が製造されてないとか、外国で製造されていて、サービスが行き届かないなどの理由です。
中古品でも、購入した業者の方は電話一つですぐに来てくれて、無償で治してくれました。
中古品であっても、売るための整備(メンテナンス)した誇りがあるからです。

建設業界でも、地元の業者が公共事業を受注できないことがあります。
会社の規模が小さく、また実績や資格のうえで入札さえ参加できないからです。
しかし、大手ゼネコンから派遣された監督のもと、実際に作業をしているのは地元業者です。
なんとかならんのかな。役所の仕事(公共事業)だけでも入札資格を緩和して地元に落ちるとか。

工場を誘致する。工場に決裁権がなく(本社で決済)、
また地方の金融機関に融資枠限度があるなどの理由で、せっかく誘致したのに地方経済とは無縁です。
地方の金融機関があえいでいます。
AIが進み、窓口業務が簡素化されるとなおさら生き延びるのは大変でしょう。
商社が口銭で商売するのをやめて、リスクを承知で各分野で起業したり新規事業を始めています。
銀行も起業のコンサルをしなければ、融資先も減っていくばかりでしょう。
お金の計算は出来ても、起業の手助けができない。
地方の銀行は、地域の信用(地縁血縁やなりたちと業態)を知っているし、強みがあるはずです。
事業を作るくらいの気概がないと生き残れないでしょう。

回るなら 知らぬが仏 回さなきゃ

2019年8月14日
コメント
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