
絵のタイトルは、「島影に沈む夕日」です。
生きている限り疲れます。
疲れをいやすのも人生の勤めです。
兄の葬儀で帰郷した。
私の兄貴像とは違う印象を受けた。
若い頃の兄は、何をやっても失敗ばかりだった。
家族を初め多くの人に迷惑をかけた。
葬儀に参列くださった皆さんが、世話になった、よくやってくれた。
と話される。
死者を責める人はいない。
私は、人生はバランスがとれていると思った。
負があれば、正もある。
兄は、いただいた恩を返そうと頑張ったに違いない。
今日のタイトルは、「噂を信じちゃいけないよ」です。
家ではくそ親父でも外では神様扱い。
子供が知るのは、葬儀の時に違いない。
私は、精一杯参列者にお礼を言った。
兄は、波乱万丈の人生の幕を引いた。
若い時、悪さをした分だけ、幕を引くのが遅れたようである。
ご苦労様でした。
兄は残された者に宿題を残していった。
先祖代々の土地を受け継ぐものは誰なのか。
私は、次兄と一緒にもうひと働きしなければならない。
彼岸花 すっくと伸びて 散っていく
2019年8月29日