故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

コンポスト

2019-08-09 07:45:22 | プロジェクトエンジニアー

絵のタイトルは、「まかしたぞ」です。
きっと、できるよ。


今日のタイトルは、「コンポスト」です。
コンポスト(Compost)とは、
(堆肥の意)都市ごみや下水汚泥などを発酵腐熟させた肥料。
(広辞苑より)
東京でアパート住まいをしていた頃、
二階のベランダが広かったこともあり、プランターで野菜を作っていた。
我が家の生ごみを、EMぼかし(米糠など)を使いながら堆肥にした。
日当たりが良いこともあり、芋類、野菜とよくできた。
南向きの日当たりを緩和するために、つるもの(ごうや、へちま、さつま芋)も植えた。

一次コンポスト(元の体積の60%程度)をおがくずなど(酸素を含みやすい)と混ぜて
二次コンポスト(40%程度まで減容化)にする。
スーパーマーケットから出る食物残渣をコンポストにする提案をした。
1m3(トン)のゴミを産廃業者に引き取ってもらうと、1万円かかった。
生ごみを発酵させると、食物残渣は二酸化炭素と水分に分解され60%の体積になる。
これが減容化である。産廃費用が少なくなる。
ごみ処理は、地域内の処理場に持ち込む法律があった。
しかし、一次コンポストは地域外の二次コンポスト業者に引き取ってもらうことができた。
産廃費用は、経費としてマイナスだが、売れればプラスとなる。
しかし、スーパーマーケットの食物残渣の塩分濃度が1%以上で、肥料には不適格であった。
塩分1%以上になると、塩害の原因となるからである。

ここでも、果樹と野菜のB級品は、圃場に返されるだけである。
肉牛を一歳まで育て、他県に売りブランド牛となる。
糞尿処理設備を介して、河川放流している。
果汁工場では電気を使い活性汚泥(好気)処理して、汚泥を有料で産廃業者に処分してもらっている。
近くに海化石(太古のこんぶ等が化石となる)が隆起し山となっている。
海化石を丸めて焼結すれば、汚泥処理の活性汚泥(嫌気)として使える。
稲作が盛んな地域で、もみ殻が産業廃棄物としてこれも圃場に返している。
もみ殻が、おがくずの代わりになる。

材料は揃っている。発酵熱で発電すれば、地域ごとオール電化にできるであろう。
太陽光発電と合わせれば、一大サーバー基地(データバンク)の地域となりうる
電気が供給できる。東京まで新幹線で一時間。
東日本大震災の時だって、地震に強いことが証明された。

我が家のコンポストは、3か月に一回程度一次コンポストとして圃場に撒かれている。
固い土が、やわらかくなり手でほれる。
近い将来、農業はシステム化される。
ドローンで圃場を撮影して、病虫害の場所にだけ薬を散布し、肥料も投入できる。

山のほうでは、雪解け水が流れる小川で小さな発電機が動いている。
水素で走る自動車が日本中で走るようになると、電気が安価にできるこの地域は
水素の供給基地にだってなるかもしれない。

地域おこしに「分ける(シェアリング)」の考えが現れてきた。
きっと、誰かが気づきクリーン産業を起業するだろう。
そんなに遠い将来ではないだろう。

コンポスト ごみが宝に 誰がやる

2019年8月9日
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする