故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

あんたが言うなら

2019-08-07 03:12:08 | よもやま話

絵のタイトルは、「ひねもすのたりかな」です。
釣れなくても、来てよかった。


雨が降り止みません。
それでもやるらしい。
ゴルフコンペのことです。
温かくして出かけましょう。
室内だけど、洗濯ものは干した。
妻も朝飯をこしらえてくれている。

今日のタイトルは、「あんたが言うなら」です。
数々の難しいことをやってきた。今も、同じです。
一生懸命やっていると、いいこともあります。
自分では判断がつかない場合、こうしたらと言ってくれる人がいます。
(7月4日記事を途中でやめている)

何が書きたかったのか、想像しています。
プロジェクトの開始。
地主が推薦する建築会社と地面を借りて工場を建設する会社との会議が始まった。
我々エンジニアリングの顧客は借りる側です。
顧客は、より良い工場を目指している。
会議が予定されている数週間前から建築図面を精査しました。
既存の工場より増築する建物のレベルが50mm高かった。
指摘した。すでに階段は発注されていた。作り直しである。
建築会社がユーティリティー(配管、換気、一次電気など)を担当することになっていた。
既存の工場で、工夫を重ねたものが生かされていない設計内容だった。
数々指摘した。すべて理由を説明し、再設計をするよう会議で決定した。
建築会社の鼻っ柱(高名なコンサルタントが就いた)を折ることも意図していたことだった。
それからの全工程で、「あんたが言うなら」となっていった。

カフェをやっている。
予約客(夜だけ一組)に出すお任せ料理について、有志による試食会を必ずやることにしている。
試食会の評価を活かすことにしている。評価は、料理の善し悪しから経営的な事柄まで及ぶ。
「あんたが言うなら」である。

男女の間の「あんたが言うなら」について。
ほとんどの場合、妻のほうが「あんたが言うなら」と夫に合わせていく。
きっと、夫が主たる稼ぎ手なのであろう。
夫が定年退職すると、妻が君臨する家庭に入り、夫は一から学ぶことになる。
夫のうなるような「あんたが言うなら」が聞こえてくる。
子供が次から次にできた。
授かりものとはいうものの、かみさんから「勝手にこさえおって」と怒られた。

すっ短気でまっすぐな男が、頭にきてしまった。
いち早く逃げ出した奥さんの前で、兄貴格の男がいさめる。
「あんたが言うなら」と収まりがつく。
世の中に一人や二人は頭が上がらぬ人がいるのである。

どこかで借りてきたオリジナリティーのない話が続く。
どうしてとどうするがない能書きの連続に飽きてくる。
「あんたが言うなら」とは、ならない。
勝手にほざいていろと、隣の席が空いてくる。

2015年5月21日投稿記事「話し上手」では、
生姜の姜さんの語り口について書いています。
沁みるような話し方をされるのが、姜さんです。
相手のことを尊重されて話され、接点を探され持論を述べられます。
語り口が、ソフトで理知的でありながら温かい。
内容はともかく、一様に「あんたが言うなら」となります。
だって、聞いていて心地よいのだもの。

こんなことだったのかしら。
7月4日記事を途中まで書いた自分に問いかけました。

春うらら ひねもすのたり 船のうえ

2019年8月7日
コメント
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