絵のタイトルは、「もう飲めんけえ」です。
家族が集まり騒ぐのは、年に一度のお祭りさ。
今日のタイトルは、「お盆」です。
夕方に一雨降れば、夜は涼しくなります。
秋がもうすぐそこまで来ている。
この辺りの子どもたちの夏休みは19日まで。
お盆が終われば2学期が始まります。
暑いと言っているうちに、稲の穂も出揃いました。
秋になれば、草刈も落ち着いてくる。
盆踊りを盛り上げようと商店会で催し物をしている。
飲みながら、手伝いをしています。
こんなにいたのかと、若い人たちが集まってきます。
昨年まで、とぐろを巻いていた年寄りたちの姿が見えません。
そろそろ世代交代の雰囲気です。
訪ねてくる親せきと昼間から飲んで、夜は休んでしまうのでしょう。
田舎のお盆では、親せき(親父の兄弟)が訪ねてきた。
酒好きのおじさんと一緒につぶ貝を取り、魚を釣った。
夏休みが始まってずっと島で暮らした従弟たちは、親たちと一緒に帰っていった。
自分が、子どもたちを待つ年齢になった。
再婚を機に家を出た私たちを訪ねてくる子供たちはいない。
子供たちを訪ねなければならないが、遠くてそれもできない。
花火を一緒に見ないかと、地域の方が誘ってくれた。
都会にいる頃は、子供たちを連れて、海岸の松林の中で今か今かと待った。
外人の先輩と、琵琶湖の真っ暗な湖畔に座り遠くに上がる花火を見た。
関内の真上に上がる花火を、子どもを肩にあげて見た。
ランドマーク41階にお客さんを招待して、飲みながら花火を見た。
下に見える花火は、音も小さくなんか気が抜けた。
お盆は特別な日でした。
気づいてから、やっと私も大人になったと思った。
遠くから 先祖供養と 今の人
2019年8月16日