絵のタイトルは、「洗い清めて」です。
国分寺跡の流水に晒した漬物です。
悴む手をつけ、躊躇はしない。
食べたいか、食べたくないか。
それだけです。
シンクに落ちた水滴が凍っていました。
こんな日は、元気が出ません。
今日のタイトルは、「いい人と悪い人」です。
私にとって、酒を一緒に飲みたい人が「いい人」で、
この人とは、できたら飲みたくない人が「悪い人」です。
酒癖が悪い。
人の悪口ばかり言う。
オーダーは人任せ。
そんなこと、どうでもよい。
酒を飲むときは、常に割り勘です。
会社の社長と飲むときも、後輩と飲むときも割り勘です。
驕られる理由がないし、返す当てもないからです。
自分の飲みたい酒を飲み、料理を頼む。
酒を飲むときは、どっちもどっちです。
体調が悪ければ酒癖が悪くなり、疲れていれば愚痴も言いたくなる。
まずい酒や料理を褒めることもない。
酒を飲む仲間によって、話題は変わります。
間を割って、話を転換させる。
詳しい内容ならうんちくも言うし、知らないことなら教えてもらう。
つまり、話す内容が面白い。一生懸命な姿がおかしい。
酒を飲むときまで、かしこまることはない。
頭に来れば、怪我をしない程度にやり合えばよい。
そんなことがかなわぬ相手と飲むときは、仕事の話はしない。
馬鹿話とエロ話のオンパレードです。
女性と飲む場面も多かった。
次を期待することも一度や二度ではありませんでした。
女性と飲むのは、邪念が入るので、できたら避けて通りたい。
「あとで」に、携帯電話を握りしめて朝を迎えることになる。
男も同じ。酔っ払いが明日のことを約束し、守ったためしがない。
こんな人たちは、「いい人」の方に入る。
仕方がないでしょう。まさに、私がそんな人間だから。同類、相憐れむです。
気持ちが悪い人は、「悪い人」です。
例えば、小意地の悪いやつ。
はっきり自分の意見を言わないやつ。酒の席まで、上司に迎合するな。
文句を言われて、明日はないぞと脅すなかれ。あんただって、若い時は噛みついたでしょう。
会議で、一番先に発言する上司づらを、酒の席でもするなかれ。
一緒になって馬鹿話をするか、飛び切り良い話をしてくれれば、「いい人」に鞍替えです。
「いい人と悪い人」の境はないのです。
その人はその人です。
こっちの都合で決まる。決めるのは、私です。
残雪に 毎朝揺らぐ よい人も
2021年2月1日