そりゃ恐ろしい表情です。
タイトルは、「無言で語るおんな」です。
今でも、どきどきの生活です。
脳天気な私には、それくらいでちょうど良い。
今日は、ゴルフに行く日である。
決まって寝不足となる。
雨が軒を叩いている。
今日のタイトルは、「男の臆病、女の大胆」です。
男は、手を変え品を変え女に近づこうとする。
女は気づいているも、簡単には応じない。
だが、一度火が付くと女は大胆である。
どこから大胆は来るのか考えてみた。
女の一大事は、出産である。命がけの宿命であろう。
この男大丈夫なんて考えない。とにかく産み落とす。
産んだのちに考える。
妻が東京のアパートにやってきた。
妻は、年老いた母を助けて、老後を暮らす予定であった。
私と会ったばっかりに、母と諍いまでして家を出てきた。
かみさんを亡くした私は、お母さんは二人は不要と、再婚を反対された。
ままごとのような暮らしが始まった。
それまでの妻は、働き詰めだった。
初めての主婦の生活を楽しんだ。私を送り出し帰るまでは、みーんな自分の時間である。
妻は、帰るところを封鎖して出てきたようなものである。
唯一、未練は別姓のままである。
この男に決めた。
女は信じることなんて無用である。決めたからには、暮らすのである。
暮らし一切を引き受ける。
決めた男が甲斐性なしであろうと構わない。
若くして、甲斐性がある男なんていない。
いたとしたら、詐欺師か御曹司であろう。
女が男を育てる。時に母のように、鬼になって鞭を振るう。
男は、馬車馬のごとく働く。そんなことでちょうど良い。
振り返る男がたまにいる。
別の女に気が迷う。性とはいえ、あとは推して知るべし。
女の凄まじいしっぺ返しが待っている。
元のさやに納めるか悩むのは女である。男は、審判を仰ぐ阿呆そのもの。
妻が私のために、コーヒーの好みを聞く。
毎回、明確な希望を出す。曖昧は許されない。
いつものようにはないし、はっきりと言わなければ飲むことはあり得ない。
女は、無防備で身体を開く。
男は、辺りを見回しながら抱くことになる。
これが、「男は臆病、女は大胆」の始まりであろう。
互いに大人になり、老後を迎えても挑戦者のごとく男と女の葛藤は続く。
長い時間過ごしても、分かり合えぬ仲なのである。
雨が止んだ。
残雪もぬかるみになったことだろう。
朝餉を作り、洗濯を始めるか。
鼻息が 空気漂い 温もりに
2021年2月2日