
絵のタイトルは、「洗い清めて」です。
東京都下国分寺跡の近くを流れる湧き水に、菜っ葉を晒していました。
落ち葉が舞い落ちる中、冷たい水に手を入れて洗われるのでしょう。
やらなければ、ことは始まりません。
井戸に落ち 水迄遠し 夢蛍
今日のタイトルは、「借金の夢を見る(Part2)」です。
2016年11月9日投稿記事、「借金の夢を見る」では
「ビルを出て周りを見回すと、
崩れかけたビルがガレキの中に建っています。
最上階まで積み上げられたガレキを踏んで、お姉さんたちが歩いて来ます。
お姉さんたちのブラジャーが、ガレキに刺さった木切れに干されています。
カラフルなきのこの群生のようです。陽差しは明るい。」
と書いています。
カラフルで陽気な雰囲気の中に、より一層の哀しさが表現されています。
誰しもしたくない借金です。
夢の中のストーリーはこうでした。
女の人にご馳走をしたい。
手持ちがないから、銀行に行く。
どのカードも残りわずかな金額ばかりです。
見栄を張り、その先を期待する男の末路です。
あの借金も、この借金も返したはず。
卒業できない夢も同じで、確かに卒業できたよな。
うつろな段階で、反芻する。
夢で良かった。
紳士淑女が競馬場で集う。
どの方も着飾っています。
負けるために来る。
上品と言われる。
なけなしの金で勝とうとする。
あの金があれば、安い酒と煮込みくらいは食えたのにと、おけら街道を歩く。
下品です。
35年返済のローンを組んで、家を買った。
ローン返済のために、死に物狂いで働きました。
宝くじを買い、一発返済の夢を見ました。
あれが無ければ、これをやらなければと失敗と悔いの連続です。
死ぬわけにはいかない。
なけなしの金で食いつないでいく。
借りた金の返済は苦しい。
運よく、催促なしの金を返すことが出来た。
「あんたは返してくれる」と信じていたから催促しなかった。
なんにも残らないが、これこそ生きる証の財産です。
負の遺産を引き継ぐ心構えもできるというものです。
2021年12月7日