絵のタイトルは、「笑顔で励まされ」です。
今は亡き恩師を訪ねた時、奥様からいただいた寒あやめです。
貧乏で いつも暇なし 病なし
先輩は、アメリカで産まれた初孫をハーバード大に入れるんだと貯金を始めた。
今日のタイトルは、「これでよいのか」です。
餅を搗き、子供と友人に送った。
大根、白菜、蜜柑と自家製のパンとアップルパイをダンボールに詰めた。
私は納屋を片づけ、妻は窓を拭き洗車した。
これまでは年末まで店を開けていた。
やっと、年の瀬らしいことが出来る。
恩返しがしたい人たちが、相次いでこの世を去った。
隣地の耕作放棄地の手入れをしたいと申し入れた。
世話焼き婆さんが、すぐに持ち主に連絡を取り実現することになった。
自分たちの畑と残された膨大な耕作放棄地が視野に浮かんでくる。
パンを焼いて、訪ねてくれた人達に食べていただいた。
値段を付けてとお願いされた。
おじさんを訪問し、面白い話を聞いた。
似顔絵を描く約束をした。
林道の石を片づけ、木々を剪定し、海に浮かぶ多島美を見たい。
妻はレモン、私はゴマを植えたい。
食べるだけなら、少しの畑で足りる。
時間を惜しまないなら、魚も釣れる。
仕事に行かなくてよいのか、疑心暗鬼になる。
決まって、思いつく楽しい方に舵を切る。
2021年12月31日
<<あとがき>>
誰もが、苦悩と苦労を経験します。
楽しいと思ったことなんて、数えるほどです。
それが糧であったと気づき、日々の暮らしがどんなに大事なことか知ることになる。
(筆者)