故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

返事

2019-01-17 07:07:27 | よもやま話

昭和記念公園のコスモスの群生です。
タイトルは、「うふふ」。


今日のタイトルは、「返事」です。
返事がちゃんとできない子は周りとうまくやっていけないと、子どもを諭しました。
わが身を振り返るに、妻との会話は生返事の連続です。
「黙っててくんないかな」と思うこともしばしば。
運転中、熟慮中とさまざまです。
同時に二つのことを進められなくなった。

付文をいただいたことはありません。
机の引き出しの中にチョコレートが入っていたことはあります。
送り主は誰か。名前が書いていませんでした。
お礼の言いようがない。近くで視線を感じました。

お世話になった人から年賀状をいただきました。
文面から、やっと綴られたと判断できました。
短いあいさつ文でしたが達筆でした。
昨年、老人ホームから特別養護老人ホームに移られたと息子さんから聞きました。
返事を書こうにも宛先がありません。

返事次第では、とサバイバルを生き抜いてきました。
即答の連続のプロジェクト遂行でした。

返事をしようにも、もう次の話題に移っている。
開けた口を静かに戻す。
歳を重ねるごとに、我田引水の話が多くなる。
引き戻すのも容易ではありません。
過去と現在が入り混じる会話の連続です。
好きな人と食べたご飯は美味しいでしょうよ。
過去の浮気のしっぺ返しが突然始まる。
そして止まらない。

言葉は要らぬ。
うなづいて、笑顔を見せるだけで会話が成立。
美しい顔をしたお姉さんだからできること。
下手にしゃべらぬ方が良い時もある。

モーリシャスからきた英会話の先生は、
「そうね」と返事するだけで、日本人の幼子と会話が成立しているように見えた。
幼子の自慢話はとめどなく続きました。

返事に窮したはずの場面が思い出せません。
嘘の上塗りができなくなった証拠です。
今なら、少しはおしゃれな言葉が返せたかもしれない。
ウイットの効いた返事ができたかもしれない。
ランチタイムに外人とでかけ、分らぬ英語に笑顔で答えるしかなかった。
分らぬままに、Yesと言ってしまった。

返事を返せぬままに時間が経過した。
無視したわけではありません。
応える言葉が見つからなかった。
そして、勇気がなかった。
多くの残念です。

世話になった多くの先輩や友人に、心の中でそっと返事をしたためています。
ありがとうございました。
今こうして生きておられるのはあなたのおかげです。

コスモスの 微笑み返し 椿する

2019年1月17日
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