昭和記念公園のコスモスの群生です。
タイトルは、「うふふ」。
今日のタイトルは、「返事」です。
返事がちゃんとできない子は周りとうまくやっていけないと、子どもを諭しました。
わが身を振り返るに、妻との会話は生返事の連続です。
「黙っててくんないかな」と思うこともしばしば。
運転中、熟慮中とさまざまです。
同時に二つのことを進められなくなった。
付文をいただいたことはありません。
机の引き出しの中にチョコレートが入っていたことはあります。
送り主は誰か。名前が書いていませんでした。
お礼の言いようがない。近くで視線を感じました。
お世話になった人から年賀状をいただきました。
文面から、やっと綴られたと判断できました。
短いあいさつ文でしたが達筆でした。
昨年、老人ホームから特別養護老人ホームに移られたと息子さんから聞きました。
返事を書こうにも宛先がありません。
返事次第では、とサバイバルを生き抜いてきました。
即答の連続のプロジェクト遂行でした。
返事をしようにも、もう次の話題に移っている。
開けた口を静かに戻す。
歳を重ねるごとに、我田引水の話が多くなる。
引き戻すのも容易ではありません。
過去と現在が入り混じる会話の連続です。
好きな人と食べたご飯は美味しいでしょうよ。
過去の浮気のしっぺ返しが突然始まる。
そして止まらない。
言葉は要らぬ。
うなづいて、笑顔を見せるだけで会話が成立。
美しい顔をしたお姉さんだからできること。
下手にしゃべらぬ方が良い時もある。
モーリシャスからきた英会話の先生は、
「そうね」と返事するだけで、日本人の幼子と会話が成立しているように見えた。
幼子の自慢話はとめどなく続きました。
返事に窮したはずの場面が思い出せません。
嘘の上塗りができなくなった証拠です。
今なら、少しはおしゃれな言葉が返せたかもしれない。
ウイットの効いた返事ができたかもしれない。
ランチタイムに外人とでかけ、分らぬ英語に笑顔で答えるしかなかった。
分らぬままに、Yesと言ってしまった。
返事を返せぬままに時間が経過した。
無視したわけではありません。
応える言葉が見つからなかった。
そして、勇気がなかった。
多くの残念です。
世話になった多くの先輩や友人に、心の中でそっと返事をしたためています。
ありがとうございました。
今こうして生きておられるのはあなたのおかげです。
コスモスの 微笑み返し 椿する
2019年1月17日
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