故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

一日を始める

2021-10-25 05:59:42 | よもやま話

絵のタイトルは、「あんた誰、私ね」です。
人々に会うごとに交わされる挨拶です。
威圧することもなく、怯むこともなく、淡々と「一日を始める」。


舞台とは 闇夜にカラス ススキ原

何から始めよう。
ブログに何を書こう。
毎日のことです。

今日のタイトルは、「一日を始める」です。
勤め人の頃は、「一日が始まる」でした。
「を」と「が」、「ま」と「め」の違いです。
決まった日々の連鎖でした。
家族のため、自分のため、会社のために生きて来た。

ここでは、何をしてもよいのだよ。
皮肉に考えれば、何をしなくても生きていける。
この6年間で、人生の大事なそして危ういコーナリングを切り抜けられた。
早く逝かれた人たちの暮らしに寄り添えた。
無き者(こと)のごとく、忘れ去られる過疎に向き合えた。
ほころびを繕いながら生きている。

ルーチンワークをこなし、よいしょと「一日を始める」ことができる。
「一日が始まる」なんて、遠い昔になった。
なにもかも、漕ぎ出さなければ辿り着けない。
健康、不健康に関わらず生きている。
誰しも、世の中をけん引する機関車の歯車です。
堂々と生きてよい。

昨日、この地区の方々が、「お別れ会」を開いてくれた。
誰とも物語を話すことが出来た。
年に二回は来るよ。
その時は、「お前まだいるのか」と声をかけてくれるように頼んだ。

2021年10月25日
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