絵のタイトルは、「あんた誰、私ね」です。
人々に会うごとに交わされる挨拶です。
威圧することもなく、怯むこともなく、淡々と「一日を始める」。
舞台とは 闇夜にカラス ススキ原
何から始めよう。
ブログに何を書こう。
毎日のことです。
今日のタイトルは、「一日を始める」です。
勤め人の頃は、「一日が始まる」でした。
「を」と「が」、「ま」と「め」の違いです。
決まった日々の連鎖でした。
家族のため、自分のため、会社のために生きて来た。
ここでは、何をしてもよいのだよ。
皮肉に考えれば、何をしなくても生きていける。
この6年間で、人生の大事なそして危ういコーナリングを切り抜けられた。
早く逝かれた人たちの暮らしに寄り添えた。
無き者(こと)のごとく、忘れ去られる過疎に向き合えた。
ほころびを繕いながら生きている。
ルーチンワークをこなし、よいしょと「一日を始める」ことができる。
「一日が始まる」なんて、遠い昔になった。
なにもかも、漕ぎ出さなければ辿り着けない。
健康、不健康に関わらず生きている。
誰しも、世の中をけん引する機関車の歯車です。
堂々と生きてよい。
昨日、この地区の方々が、「お別れ会」を開いてくれた。
誰とも物語を話すことが出来た。
年に二回は来るよ。
その時は、「お前まだいるのか」と声をかけてくれるように頼んだ。
2021年10月25日
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