故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

自分探しと自己満足

2021-10-30 05:12:18 | よもやま話

絵のタイトル「似島」沖にある小さな灯台です。
広島に通う船から、毎日見る風景でした。
往くときは、もうすぐ宇品だ。
還る時は、もうすぐ自分の住む島だ。
「自分探しと自己満足」のヒントをくれた灯台でした。


覚えなし 鶏三歩 人一生

鋤いた後の広い畑に、葱が2筋とニラが10株残っている。
カフェの周りの草刈と畑を鋤けば、農機具の役目も終わる。
軽トラに積んで、軽トラごと引っ越せる。

今日のタイトルは、「自分探しと自己満足」です。
プロジェクトエンジニアーとして、ハード(工場、機械など)を残してきた。
この地で、6年間を過ごした。
どうすれば生き抜けるのか、日々「自分探し」の毎日でした。
常雇ではない職人同様、ニッチ(大手が入れない地域限定)の仕事を探してきた。
地域に足りない物(者)を嘆くことをやめ、残る宝を追い求めたともいえる。
出会った人の似顔絵を描き、6次化をカフェ(野菜を作り、料理し、一組の客に提供)でやった。
B級品(農作物、果物、山で採れるもの)を加工し、皆さんに食べていただいた。
ソフト(考え方と工夫)だけが、自分の中に残った。

朝、窓から見える風景を借景に変えられないかと、空き家を隠す草と森の入り口の下草を刈った。
草ぼうぼうの耕作放棄地を借り、農作物を植えた。
伸び放題の草をマルチに使い、カフェで出た残渣をコンポストにし畑に入れて、土づくりに励んだ。
何かをやれば、別の何かが始まる。
本来こうではなかったと、自分にできることをした。
国の縦割り行政がこの地でも展開されている。
縦割りから取り残された人々が集まる場所になればと、カフェをやった。

プロジェクトエンジニアーは、設計図と構築物を残すことが出来る。
しかし、Know-how(ソフト)を伝えることは容易ではなかった。
ここでも、「自己満足」だけに終わった。
私が取り組むプロジェクト(地域活性化)は、続編(移住後)に引き継がれる。
この地でやったことは、別の地域では通用しない。
ここで学んだソフト(考え方)を活かせるはずである。

急こう配の島で育ち、都会で足元ばかりを見て暮らした。
この広い平坦な大地(台地)で、山や空を見る癖がついた。
ここは素晴らしいところだと、子ども達に気づいて欲しい。
どうしてなのかは、子ども達に任せたい。

2021年10月30日
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