故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

助ける歓び

2019-06-13 15:19:01 | プロジェクトエンジニアー

今日は、この方に登場していただきましょう。
貴女は存在するだけで、よいのです。
そう言っているのは、夫だけでしょうか。
それで十分です。


プロジェクトエンジニアリングで大切なことは、
早くヘルプを発信すること。
そして、仲間が的確に判断し難局を打開するために持てる力を注ぎこむこと。
大事なことは、「助ける歓び」です。
今日のタイトルとします。

便利な都会を離れて、地縁も血縁もない地方で暮らしています。
人口増加が頭を打っても、東京一極集中が止まりません。
政府も東京都も知恵を絞って、打開しようとしています。
人が集まることで、第三次産業が発展します。
何かの職にありつけます。
そして暮らしていける。
友達だって、できる。
身体が動かなくなっても、家賃を払い続けなければならない。
食べていかなければならない。
東京暮らしは、便利でありながらお金がかかります。
企業が多くあり、人がいるから税金は入ります。
その税金が、施設(住まい、交通)の充実に振り向けられます。
お金とサービスが循環しています。

私は、都会を離れました。
私的理由は、60歳を過ぎた再婚でした。
燃えるものは、地方再生の体験です。
持ち家は都会にあるものの、息子にローンの残金ともども相続をお願いしました。
息子も個人的な困難は抱えているが、父親の我がままを理解してくれました。
義兄の家の後始末も遅々として進みません。
不要となった衣類、家財の処分と空き家の解体の費用の捻出が厳しいのです。
しかし投げ出すわけにはいかない。
日本中の皆が同じような問題を抱えているし、これから抱えるからです。

今日のタイトル、「助ける歓び」を選んだのは理由があります。
他人を非難したり、不平不満を言うのは、人として生きている限り当然のことです。
自分が元気なら、自分の喜びのためにだけ力を使えます。
もし、人を助けることが喜びだと感じられたら、世界は変わります。

私はカフェをやっています。
インバウンドのような都会から人を呼んだり、外国人を受け入れるようなものではありません。
地域内の人が交流できる場所を目指しています。
地域の人の全員が、都会に世界に人を送り込んでいます。また関係を持っています。
私は自ら発信するのではなく、地域の人全員が発信するのを手助けしています。
「おらが村の自慢」に密かに期待しています。
人の口には戸は立てられない。良いことも悪いことも発信されます。
悪いことに混じって、良いことも発信されます。
一人がやったって、高が知れている。
私は、カフェに来店されるお客さん全員に発信していただきたい。

助けることから多くを学びます。
痒いところに手が届かない施策は、意味を成しません。
単なるマスターベーションです。自己弁護にすぎません。
カフェは、持ち込み自由です。食べ物も飲み物もお客さんが持ってきてよいのです。
夜は、席料(500円/人・2時間)をいただき、すべて予約(1組だけ)です。
ここでも、成人の男女はすべてといってよいほど職業についています。
それゆえ、家族の生活時間もばらばらで、かつてのように家飲みとはいかない。
1000~1500円/人で、お任せ料理を作っています。
何を食べさせられるかわからないのに金額だけ決まっています。
食後、これでやっていけるのかとお客さんが言われるので、
量質から評価して、リーズナブルな金額だと思われます。
大丈夫かと言われるけど、請求金額以上のお金を置いていかれるお客さんもいません。
中野や新橋で、腹いっぱい食べて飲んで3000円/人です。
ここでも一緒です。リーズナブルな金額だから、安心して利用されます。

パン教室、編み物教室もやっています。
家族に美味しいものを食べさせたい、温かいものを着させたい。
できれば、手作りのものでと思っています。
教室の費用は、無料です。仲間がいれば何事も続くのです。
一人では、続かない。

人は、何を求めて何によって温かさを感じるのか知っています。
それが何か、ここで学んでいます。
助けることができる。
これこそ、素晴らしいことです。
やろうとすれば、誰にもできます。
自分と身内だけがよければと生きてきた。
周りをみれば、身内も独立し、気づいたら誰もいなかったでは済まされない。
辛い時は、泣けばよいし噛みつけばよい。
落ち着いたときに、出来ることが何か考えてみませんか。

ひとひらの 花びら舞いて ほろほろと

2019年6月12日
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