故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

弾ける

2019-06-11 03:30:32 | よもやま話

産んでくれたお母さんは、橋の向こうにいます。
時々行って、ご飯を一緒に食べる。


組織の中で生きていくにはルールを守らなければならない。
このルールが厄介なのである。
宿題が終わらないと、おやつを食べさせない。
食事の前には、手を洗いましょう。
夫婦の間でも、暗黙の了解事項と約束事がある。
実行されないと、夫婦間でぎくしゃくしてしまう。

今日のテーマは、「弾ける」です。
弾けるとは、
裂けて開く。成熟して割れる。罅裂(かれつ)する。はぜる。
(広辞苑より)

世でいう、「KY(空気を読めない)」の人がいます。
プロジェクトなどの現場では、危険予知(KY)として使います。余談でした。
唯我独尊とはいかないまでも、自己中心的だと誤解されます。
KYの人は、一つのことに集中するあまり周りが見えない。
具体的には、二つのことを同時にすることが苦手です。
自分の考えていることに集中するあまり、他のことができない。
他のこととは、配慮とも言い換えられます。
空気を読みすぎると、忖度にもつながります。

皆が、こうしてくれるものと思いがちです。
KYの人こそ、ブレークスルーができるんじゃないかと考えます。
もっと、自分を出していいんじゃないかと思い、この稿を書き始めました。
もやもやと、いつまでも殻に閉じこもっている。
親も子も弾けてよいのです。
私達は、子どもの成熟を止めている気がしてならない。
いい親でありたい。いい子でいたい。

小さな組織がすべてじゃない。周りを大きくしてほしい。
家庭ではとんでもないくそ親父が、他の世界では神様扱いでもいいじゃないか。
どんなルールも破られるためにある。
ここの非常識は、あちらでは普通のことなんだ。

弾けた種は、自分が育つ土地を見つけ、栄養を摂取するでしょう。
不毛の土地でも立派に育った苗は、栄養を摂る為に根を伸ばすでしょう。
光が当たらなければ、隣の木にすがりながらでも背を高くするでしょう。
温室育ちは、冷たい風に当たるだけでしおれてしまう。
私達の役目は、種を弾けさせることで終わりのはずです。
弾けた種は、自分で生きていけ。

重き靴 蔵から出して 再挑戦

2019年6月11日
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 私が先に死ねない | トップ | 助ける歓び »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

よもやま話」カテゴリの最新記事