故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

小屋で一休み。風が木々の間を通り抜けます。
ああ来てよかった。また来ようね。
今日のタイトルは、「一人でカフェをやる」です。
やってみなければわからぬものです。
カフェでやることは、大きく4つあります。
パンを作る。
コーヒーと紅茶を淹れる。
お好み焼きを焼く。
注文を聞くなど接客をする。
これを一人でやりました。
開店以来初めてのことです。
パニックにはなりませんでした。
大変なことだと認識できたし、こうすればできるのではないかと考えられました。
パン焼きのリードタイムは3時間半。
粉の配合を暇な時(事前)にし、ミックス粉を冷蔵庫で保管することにしました。
30分詰められました。開店(11時)までには焼き上げる。
アイスコーヒーは、2人分を淹れる。
一人に出して、残りは冷蔵庫で保管する。
ホットな飲み物作りとお好み焼きは両立させる。
それには、お好み焼きの鉄板の温度を2ゾーンにする。
焼き温度(220℃)と保管温度(150℃)のゾーンで対応する。
つまり、飲み物を優先させます。
注文は、来店時に聞く。
ケーキ類は事前に一人分をカットして保管しておく。
取り分ける手袋(衛生上)の位置は確認しておく。
洗い物は、出すものが終わるまで保管する場所を確保する。
つまり洗わない。作る方に専念する。
保管場所は常に同じ場所にする。
作業中は、考えることをやめてひたすらルーチンワークに徹する。
頭は、お客との会話に傾ける。
身体は動かしても、口は接客を続ける。
そうすることで、リラックスできます。
どちらもやっているという安心感があります。
客との会話が進めば、現在の進行具合が伝わり客は安心されます。
暇な時は椅子に座って休む。
カフェに入ると、終わるまで立ちっぱなしになります。
何よりも大事なのは、忙しいことを楽しむことです。
少しの客でも、これで材料代が出たと喜ぶことです。
客が忙しいそうなのも楽しんでくれていると思えることです。
余りそうな時は、どんどんサービスで持ち帰ってもらいます。
捨てる手間と、売れ残ったと悩む苦労がなくなります。
仕事が終ると、在庫はからっぽです。
一人でカフェをやる。
昨日は、私が楽しませていただきました。
反省点は昨日のうちに妻と話し、対策をしました。
今日は妻が一人でカフェをやる。
楽しんでいただきましょう。
私達はカフェの経験もありませんし、接客の訓練も受けていません。
客からは、大丈夫かなと思われていることでしょう。
こうしたらと客から言われます。
素直に聞いて改善します。
何にも決まりごとはありません。
残念なことに味(テイスト)が毎回違うかもしれません。
ごめんなさいと、自分たちが作ったものを飲んで食べて毎日評価しています。
おかげで、美味しいコーヒーが飲め、我が家の食費は助かっています。
新作メニューを売る前に試食会をやっています。
参加費として、材料代だけをいただきます。
思った通り(たまには酷評)に評して帰られます。
それでよいのです。カフェは集うためにあります。
小学低学年の子供が、
「おばちゃん、いつものものをお願い」と注文します。
隣で、パパとママは目をぱちくりです。
留守番の時、婆とくるんだものね。
手をするり 数えるやめて 茶が苦し
2017年6月23日

瀬戸内で見た「おーて」です。
冬の北風が吹きすさぶ中、おーての内はもう春でした。
タイトルなしで書き始めました。
今日は風が強いようです。
この辺りは山が遠くにあり、風は畑を抜けまともに家にぶつかります。
小さな山懐に家を配置します。北に森があり南が開けているのが理想です。
今日のタイトルは、「風の便り」としましょう。
風が吹き送ること。風の使い。
どこから来たとも分らぬほのかな便り。うわさ。風聞(ふうぶん)
(広辞苑より)
どれをとっても、曖昧な表現です。
どうして連絡をしてきたの。
なんとなく気になる存在や事柄が、ふとしたことで脳裏をかすめます。
人に対する気持ちは、十人十色それぞれです。
あの人に会いたいとふと思う。
あの人の噂を聞いた。どうしているのかな。
どうやら、自分の中の「あの人」について思い起こすことになるのでしょう。
「風の便り」とは、そのきっかけかもしれません。
「あの人」とは、自分にとってけっしてNG(NO good)ではないようです。
人の脳は、いろんな刺激に反応します。
毎日のブログもそうです。
今一番気にしていることを記事にするようにしています。
似顔絵を描くときに似ています。
一番印象に残る部位から描きます。
その部位は、きっと自分にとって心地よいところなんでしょう。
あなたのここが好き。
ここを見て、あなたと分かる。
風の便り。
亡くなった方もいることでしょう。
長く会わない方もいるでしょう。
その方の顔は、いつも同じでしょうか。
最後に会った日より以前の顔のはずです。
不思議なもので、思い出す顔はその人そのものではないことがあります。
その人は、笑ったり泣いたりしています。これが風の便りです。
風の便り。
目の前で話している人でさえ、とらえどころが無い時もあります。
この人は何者。何を考えているのかな。
心が動かぬ人とは、風のようなものかもしれません。
いつしか風の便りのような存在になるのでしょう。
風の便り。
思い出す人は、なんらかの関わりがあった人です。
印象に残っている人です。そしてことがらです。
こうして書いていると、実に多くの人の顔を思い浮かべました。
人間の脳は、素晴らしい。閃きの連続です。
風の便りのおしまいは、笑顔にしましょう。
こころが温まる思い出です。
風にのり 匂いかぐわし あの人の
2017年6月22日

冬空に裸のブロンズ像を視ました。
寒くなーいとタイトルをつけました。
この人を使ってくれと、一人の人物を紹介されました。
育ててくれとも言われました。
設計担当の部長さんからの依頼でした。
2か月間、一緒に仕事をしました。
私が求めている人材は、マルチタレントで何でも面白がる人でした。
長い間、食品プラントに関わってきました。
3%の利益率で、長年続けるためには新しい工場にかける予算は限られていました。
携わるプラントエンジニアーも、なんでもやれる人でなければなりませんでした。
その方は、設計能力も自分で提案する力も不足でした。
前向きにやれる人であれば問題はありません。
オンジョブトレーニングで若い人は育ちます。
目の前の複雑な過程を短期間にこなすことが出来ない人だとわかりました。
言われたことは、真面目にこつこつと実行できる人でした。
元の設計部に帰っていただきました。
ほどなくしてその方は退職されました。
その人にとってはその方が良かった。
しばらくして再会したら、小さな会社で生き生きと仕事をされていました。
今日のタイトルは、「あなたは休めますか」です。
時として、頑張らない方が良い時があります。
休むことを選択できない事情があります。
せっかく乗った列車から降りられない。
目的地まで時間通りにたどり着けない。
目的地は何なのでしょう。
時間通りとは、誰が決めたのでしょう。
本当に漠然としたあやふやなものです。
走り続けるしかない。
そうして停年退職の日を迎えます。
無理が祟り、身体はぼろぼろ家族関係はがたがた。
退職したら、やりたかったことを苦労をかけた妻のためにと
プランを温めてきました。
妻は他界し、やりたいことも難しすぎてできない。
あの時休んでいたら、転職していたら。
給料は下がっていたかもしれないが、今のようなことはなかった。
「熱中症」は、もうちょっとと頑張るから起こります。
連絡しようにも身体が動かない。頭が回らない。
経験したことのない痙攣が身体に起こります。
あの頑張りは何だったのか。
後悔するも、次から次に身体に変調が起きます。
あなたは休めますか。
休めるとよいですね。
苗に水 いつしか雨に 風呂わかそ
2017年6月21日

迷いがあります。
出来ることを淡々とやりたい。
今日のタイトルは、「品質」です。
プロジェクトでは、「金額」、「工程」、「品質」を
コントロールしなければなりません。
カフェに例えると、素早く美味しくリーズナブルな価格でとなります。
潤滑剤は、笑顔です。
カフェで働くスタッフも
客とのやりとりも。
努力してもぶれるのが、「品質」です。
みかんジャムを少し多くして欲しいというリクエストに応えました。
増やした分、同じ焼き時間では焼きが甘くなりました。
パリッとしたパンの感触が減りました。
これは、明らかに経験不足です。
判れば改善できる。
「品質」は、生き方そのものです。
この位でいいやとなると、どんどん品質は劣化していきます。
「いいや」には、際限がないからです。
少しでも楽をして生きたい。
楽には、際限がない。
実際は違うけど、感覚的に楽になろうとするのが麻薬です。
「足りない」と思うくらいでちょうど良い。
「品質」を保つには、モノサシが必要です。
世の中の価値に合うモノサシと自分が求める価値と両方が求められます。
世の中の価値にばかり合わせていると、変化に乗り遅れます。
自分の価値だけ追い求めると、独りよがりになって、
勝手にやったらとそっぽを向かれます。
自分の価値にオリジナリティーがなければ、リーダーにはなれません。
価格競争、工程競争になってしまいます。
品質こそ、組織を活性化させます。
なにがあろうが、言い訳はできない。
美味しいと思うものを作り続け、
人の意見に耳を貸す。
謙虚な気持ちが大事です。
それを引き出すのが、笑顔です。
味噌汁の 湯気と臭いに 誘われて
2017年6月19日

白菜の漬物が大好きです。
このあたりでは、レタスが最盛期です。
ぱりぱりと美味しいのです。
今日のタイトルは、「またやっちゃった」です。
妻が、朝早くから公民館の掃除に行きました。
全米オープンゴルフをゆっくり見られると思った矢先、
電話で草刈りの応援を頼まれました。
なかなかエンジンがかかりません。
格闘すること10分。これだけで大汗です。
見かねて、近所の人が機械の調子を視に来てくれました。
スイッチを入れて、ひもを引いたら一発でかかりました。
私は、スイッチを「運転」に切り替えていませんでした。
やれやれ。
当分、笑い話ね。と和菓子屋さんの奥さんに告げられました。
お茶のみタイムになり、笑い声の中を席に付きお茶をいただきました。
妻が、追い打ちをかけます。
この間、温泉に行き、眼鏡がないと探したのよ。
見つからなくて、風邪をひきそうになって、
フロントの方に、「あったら教えてください」と電話番号を伝えました。
そうしたら、帽子の中から眼鏡が出てきたのよ。
一緒に探さないと、私を責めるのよ。
冷たいとか何とか言って、と付け加えます。
この頃、やたらと多くなりました。
普段やらないことを久しぶりにやる時や
めったに行かないところでやらかします。
どうしたもんでしょう。
始まったのです。
コンビニで やたらとほえる 老いそこね
2017年6月18日