故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

凍る凍る

2021-01-06 17:19:02 | よもやま話

絵のタイトルは、「菰の雪囲い」です。
こんなかわいいものじゃすまない。
畑には、冬野菜以外何にも見えなくなります。
冬野菜さえ、地面に這いつくばっています。


今日のタイトルは、「凍る凍る」です。
ゴルフボールは、グリーンにナイスオンしました。
カンカラカンと無情にもグリーンをこぼれてしまいます。
手前のカラーに落とすぐらいでも間に合わない。
フェアウェーは、さぞかし走るだろうと思いきや、
霜がまとわりついてボールは雪だるまになり止まる。

トイレの手洗いが凍りました。
カフェの冷凍庫、冷蔵庫及び製氷機の排水管が凍りました。
畑は、スコップが立たないほど凍っている。

金属管用のヒーター(13W)を2本買ってきて、一本はカフェの排水管に使い、
もう一本は、自宅のトイレの手洗いに使いました。
この地に来て、初めての冬のことでした。
トイレの手洗いを凍らないように少しずつ水を落としていました。
排水管が凍り、氷が下から上へ伸びてきて、上から落ちる滴の氷とつながりました。
カルスト台地で見た石柱のようでした。

居室は、畳ですが、底冷えします。
地域の友人に教えてもらい床下の換気口を発泡スチロールの板材で塞ぎました。
少しはましになりましたが、靴下を履くくらいでは間に合わない。
電気ヒーター入りのマットを敷いても冷える。
ファンヒーターの前にダクトを置いて熱気をこたつに誘導する。
こたつのヒーターは不要です。このダクトは、この地で初めて見ました。
1500円くらいで売られており大した発明品です。

テーブルの足を12cm切り、上に布団をかけてこたつにしました。
椅子に座って足を入れるとぽかぽかですが、足の隙間から熱気が逃げて、また冷える。
椅子にバックアップ用の毛布を掛けて、その上に座る。
足は、こたつの布団と椅子の毛布にはさまれるので熱気が逃げない。これは快適でした。
こたつ布団が暖まると、電気カーペットでも十分な暖が取れます。

朝起きて障子を開けて、窓を開けようとしてもガラスの部屋内が結露し、溝で凍っています。
よって、朝日が当たるまで窓は開かない。
車のフロントガラスは、結晶が見えるほど凍る。水をかけてもすぐに凍り、ワイパーが滑る。
急ぐ人は、毛布を掛けて霜を防いでおられます。私もそうすることにしました。

さらに寒いところでは、生木が爆裂することもあると聞いた。マイナス50℃を下回るほどなのか。
この地のどこの家にも、夜間は家中の配管から水を落とす排水栓があります。
配水管は、地面より1m掘った地中に埋設されています。
広い家では、水勾配を考えると1mが2mの埋設管になるので、
家中の排水は家内を回して限られた箇所からまとめて排水されています。

取り込んだ芋類は、寒さに強いじゃがいもを除き、カフェ(蔵を転用)に保管しています。
カフェは、夏の炎天下(40℃)でも、28℃以上には上がらず、
冬は、戸外が零下でも、8℃くらいです。
さつま芋や里芋は、保管するなら12℃くらいまでが良いらしい。
一番の解決法は、寒くなるまですべて食い尽くすか、誰かにあげることです。

1年が経ち、2年が経ち、5年目にして、やっと冬の暮らしは改善されてきました。
知らないこととは言え、凄まじいくらいの体験をしないと賢くはならないのです。
「凍る凍る」でした。

冷蔵庫 保温庫代わり 狭く住む

2021年1月6日
コメント
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