先輩の初めての海外出張は、モザンビークの小学校の建設現場でした。
絵のタイトルは、「モザンビークに梅はありますか」です。
今の時間が、私の時間です。
今日のタイトルは、「色気と美」です。
多くの男性が女性を見るとき、胸を見てお尻を見る。そして、脚を見る。
頭の中は、後回しです。とっても失礼です。
人間性から入り、あなたは女性でした。
人間ではあるが、雄と雌です。否定はしません。
私は一生懸命な女性が好きです。
何をするにも、楽しいが前面に出ています。
哀しい顔もし、良く笑われます。
顔がきれいと言うより、表情が豊かな方が好きです。
表情の変化についていけず、私の頭の中はクエスチョンマークで一杯になります。
謎は、ほぐすようにエロスになります。女だから。
旦那が病気になれば、より快活になる女の方がおられます。
旦那が死んだときから、少女に変身する。タガが外れた。
落ち込んだのは一瞬でした。今までできなかった趣味にのめり込みます。
そんなひとだったの。周囲は驚くばかりです。
その人は、やっと肩書(属性)なしの一人の人間になれたのです。
眉間の皺は、つるつるです。天衣無縫が歩いています。
桃井かおりさんが、そんな印象でしょうか。
私が感じる色気は、血の色です。
赤みがさしている。りんごいろのほっぺがろうたけてくる。
これだけでは大人にならない。
恋愛をし、結婚し、子どもを産んで、離婚をして一人前の女になる。
ライオンのオスは、子育てに夢中の雌の子供を殺し、自分の子を産ませると聞いた。
そんなオスも、年をとり順位が下がるごとに、群れから外れて一人屍となる。
ところが、どうだ。
子育てが終わった女性が、フェロモンむんむんで男を誘う。
多くの役目を背負った分だけ、コミュニケーションは抜群である。
つまり、やりてです。怖いものなしです。
そんな女が、はにかむことがある。
見られたか聞かれたかと、にっと笑う。金歯が一本。
もう、自分を隠さない。
おかしいと笑い、哀しいと泣く。見られていると気づいて、空を見る。喉が白い。
エロスは、女の行動にある。表情にある。後ろを振り返る一瞬の動きにエロスがにじみ出る。
私は、言葉を聞き表情を見て判断する。見えない何かが美しい。
切り取りたいと似顔絵を描く。その人だけが持つ美しさを抜いたときは嬉しい。
出来上がった似顔絵をこわごわと渡す。
あとは、脱兎のごとく逃げ帰る。
からみとられないように。
梅つぼみ そっと目を開け わたしきれい
2021年1月27日