故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

色気と美

2021-01-27 05:08:22 | よもやま話

先輩の初めての海外出張は、モザンビークの小学校の建設現場でした。
絵のタイトルは、「モザンビークに梅はありますか」です。


今の時間が、私の時間です。
今日のタイトルは、「色気と美」です。

多くの男性が女性を見るとき、胸を見てお尻を見る。そして、脚を見る。
頭の中は、後回しです。とっても失礼です。
人間性から入り、あなたは女性でした。

人間ではあるが、雄と雌です。否定はしません。
私は一生懸命な女性が好きです。
何をするにも、楽しいが前面に出ています。
哀しい顔もし、良く笑われます。

顔がきれいと言うより、表情が豊かな方が好きです。
表情の変化についていけず、私の頭の中はクエスチョンマークで一杯になります。
謎は、ほぐすようにエロスになります。女だから。

旦那が病気になれば、より快活になる女の方がおられます。
旦那が死んだときから、少女に変身する。タガが外れた。
落ち込んだのは一瞬でした。今までできなかった趣味にのめり込みます。
そんなひとだったの。周囲は驚くばかりです。
その人は、やっと肩書(属性)なしの一人の人間になれたのです。
眉間の皺は、つるつるです。天衣無縫が歩いています。
桃井かおりさんが、そんな印象でしょうか。

私が感じる色気は、血の色です。
赤みがさしている。りんごいろのほっぺがろうたけてくる。
これだけでは大人にならない。
恋愛をし、結婚し、子どもを産んで、離婚をして一人前の女になる。
ライオンのオスは、子育てに夢中の雌の子供を殺し、自分の子を産ませると聞いた。
そんなオスも、年をとり順位が下がるごとに、群れから外れて一人屍となる。

ところが、どうだ。
子育てが終わった女性が、フェロモンむんむんで男を誘う。
多くの役目を背負った分だけ、コミュニケーションは抜群である。
つまり、やりてです。怖いものなしです。
そんな女が、はにかむことがある。
見られたか聞かれたかと、にっと笑う。金歯が一本。
もう、自分を隠さない。
おかしいと笑い、哀しいと泣く。見られていると気づいて、空を見る。喉が白い。

エロスは、女の行動にある。表情にある。後ろを振り返る一瞬の動きにエロスがにじみ出る。
私は、言葉を聞き表情を見て判断する。見えない何かが美しい。
切り取りたいと似顔絵を描く。その人だけが持つ美しさを抜いたときは嬉しい。
出来上がった似顔絵をこわごわと渡す。
あとは、脱兎のごとく逃げ帰る。
からみとられないように。

梅つぼみ そっと目を開け わたしきれい

2021年1月27日
コメント
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