故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

男の臆病、女の大胆

2021-02-02 05:01:29 | よもやま話

そりゃ恐ろしい表情です。
タイトルは、「無言で語るおんな」です。
今でも、どきどきの生活です。
脳天気な私には、それくらいでちょうど良い。


今日は、ゴルフに行く日である。
決まって寝不足となる。
雨が軒を叩いている。

今日のタイトルは、「男の臆病、女の大胆」です。
男は、手を変え品を変え女に近づこうとする。
女は気づいているも、簡単には応じない。
だが、一度火が付くと女は大胆である。
どこから大胆は来るのか考えてみた。
女の一大事は、出産である。命がけの宿命であろう。
この男大丈夫なんて考えない。とにかく産み落とす。
産んだのちに考える。

妻が東京のアパートにやってきた。
妻は、年老いた母を助けて、老後を暮らす予定であった。
私と会ったばっかりに、母と諍いまでして家を出てきた。
かみさんを亡くした私は、お母さんは二人は不要と、再婚を反対された。
ままごとのような暮らしが始まった。
それまでの妻は、働き詰めだった。
初めての主婦の生活を楽しんだ。私を送り出し帰るまでは、みーんな自分の時間である。
妻は、帰るところを封鎖して出てきたようなものである。
唯一、未練は別姓のままである。

この男に決めた。
女は信じることなんて無用である。決めたからには、暮らすのである。
暮らし一切を引き受ける。
決めた男が甲斐性なしであろうと構わない。
若くして、甲斐性がある男なんていない。
いたとしたら、詐欺師か御曹司であろう。
女が男を育てる。時に母のように、鬼になって鞭を振るう。
男は、馬車馬のごとく働く。そんなことでちょうど良い。
振り返る男がたまにいる。
別の女に気が迷う。性とはいえ、あとは推して知るべし。
女の凄まじいしっぺ返しが待っている。
元のさやに納めるか悩むのは女である。男は、審判を仰ぐ阿呆そのもの。

妻が私のために、コーヒーの好みを聞く。
毎回、明確な希望を出す。曖昧は許されない。
いつものようにはないし、はっきりと言わなければ飲むことはあり得ない。
女は、無防備で身体を開く。
男は、辺りを見回しながら抱くことになる。
これが、「男は臆病、女は大胆」の始まりであろう。
互いに大人になり、老後を迎えても挑戦者のごとく男と女の葛藤は続く。
長い時間過ごしても、分かり合えぬ仲なのである。

雨が止んだ。
残雪もぬかるみになったことだろう。
朝餉を作り、洗濯を始めるか。

鼻息が 空気漂い 温もりに

2021年2月2日
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いい人と悪い人

2021-02-01 11:47:48 | よもやま話

絵のタイトルは、「洗い清めて」です。
国分寺跡の流水に晒した漬物です。
悴む手をつけ、躊躇はしない。
食べたいか、食べたくないか。
それだけです。


シンクに落ちた水滴が凍っていました。
こんな日は、元気が出ません。
今日のタイトルは、「いい人と悪い人」です。

私にとって、酒を一緒に飲みたい人が「いい人」で、
この人とは、できたら飲みたくない人が「悪い人」です。

酒癖が悪い。
人の悪口ばかり言う。
オーダーは人任せ。
そんなこと、どうでもよい。
酒を飲むときは、常に割り勘です。
会社の社長と飲むときも、後輩と飲むときも割り勘です。
驕られる理由がないし、返す当てもないからです。
自分の飲みたい酒を飲み、料理を頼む。

酒を飲むときは、どっちもどっちです。
体調が悪ければ酒癖が悪くなり、疲れていれば愚痴も言いたくなる。
まずい酒や料理を褒めることもない。

酒を飲む仲間によって、話題は変わります。
間を割って、話を転換させる。
詳しい内容ならうんちくも言うし、知らないことなら教えてもらう。
つまり、話す内容が面白い。一生懸命な姿がおかしい。
酒を飲むときまで、かしこまることはない。
頭に来れば、怪我をしない程度にやり合えばよい。
そんなことがかなわぬ相手と飲むときは、仕事の話はしない。
馬鹿話とエロ話のオンパレードです。

女性と飲む場面も多かった。
次を期待することも一度や二度ではありませんでした。
女性と飲むのは、邪念が入るので、できたら避けて通りたい。
「あとで」に、携帯電話を握りしめて朝を迎えることになる。
男も同じ。酔っ払いが明日のことを約束し、守ったためしがない。
こんな人たちは、「いい人」の方に入る。
仕方がないでしょう。まさに、私がそんな人間だから。同類、相憐れむです。

気持ちが悪い人は、「悪い人」です。
例えば、小意地の悪いやつ。
はっきり自分の意見を言わないやつ。酒の席まで、上司に迎合するな。
文句を言われて、明日はないぞと脅すなかれ。あんただって、若い時は噛みついたでしょう。
会議で、一番先に発言する上司づらを、酒の席でもするなかれ。
一緒になって馬鹿話をするか、飛び切り良い話をしてくれれば、「いい人」に鞍替えです。

「いい人と悪い人」の境はないのです。
その人はその人です。
こっちの都合で決まる。決めるのは、私です。

残雪に 毎朝揺らぐ よい人も

2021年2月1日
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