*2014年6月6日撮影
真夏のような日々が過ぎて、梅雨空がやってきました。
昨日から気温もぐっと下がり、雨模様です。それでも今日はかなり晴れ間もあったので、少し歩いてきました。
鶴ヶ城のお堀にはたくさんのトンボがいますが、まだ少し早くて、いるのはクロイトトンボばかりです。
イトトンボ類は名前のように細い体をしていて小さいので、よくよく目をこらして見つめていないと見えないもの。
なかでクロイトトンボは最もポピュラーな存在ですが、上から見ると細い黒い糸のようなので、ますます見つけにくいというわけです。
お堀の水草の上に、他に先駆けて出現します。
最初の写真は雄の成熟した姿。
尻尾(正しくは腹部)の先に水色の輪っかが二つはまっているのが、クロイトトンボの雄の特徴です。
そして、胸部や脚に青白く粉を吹くのが成熟の証です。
*2014年5月27日撮影
これはまだ成熟に至らない若い雄の姿。
胸は明るい黄緑色をしているのが普通です。
この写真のクロイトトンボはかなり黄色みが強いようです。
*2014年6月6日撮影
この写真のトンボはちょっと様子が違っています。
全体的に色がはっきりせず、これもクロイトトンボなのか迷うところです。
たぶん生まれたての雄なのだろうと自分を納得させていますが、もし間違いだったらごめんなさい。
*2014年6月6日撮影
これは成熟したクロイトトンボの雌の姿。
雌は雄とちがって、尻尾の先に水色の輪がはまっていません。
胸部などの体の色は青いものから黄緑色まで幅がありますが、このトンボは少し青みがかっています。
*2014年6月6日撮影
それで最後にこの写真の雌は、やっぱり生まれたてと思われるものです。
クロイトトンボの雌の姿には成熟、未成熟の違いがないのですが、この生まれたては少し様子が違って見えます。
やはり色や模様がはっきりせず、特に翅はあいまいです。
これもクロイトトンボなのかと悩みますが、生まれたての雌ということで一人で納得しています。
もし違っていたら教えて下さい。
今日はクロイトトンボのフルコースでした。