*2014年6月25日撮影
花盛りのタチアオイにはいろいろなハチたちがやってきて、花の中にもぐり込みます。
これはクロマルハナバチです。体中を花粉だらけにして、花粉を食べたり花の蜜を吸ったりします。
それは同時に花の受粉を媒介する、花にとっても大事な行為なのです。
*2014年6月25日撮影
別の花の中にもクロマルハナバチ。
クロマルハナバチはハナバチのなかでも大きくて、クマバチと間違えられたりもします。
お尻が黄色いのがクロマルハナバチ、胸が黄色いのがクマバチ。
大きいので怖がられますが、どちらもおとなしいハチで人を刺すことはまずありません。
*2014年5月15日撮影
先月撮影の、オドリコソウに取り付くクロマルハナバチです。
外来のセイヨウオオマルハナバチをトマトなどの栽培に利用することが広く行われてきました。
ところがハウスを逃げ出したセイヨウオオマルハナバチが繁殖を始め、在来のハナバチ類に悪影響があるとの指摘がされるようになっています。
そこで在来種であるクロマルハナバチを人為的に繁殖させ、セイヨウオオマルハナバチに替えようという動きがあります。
クロマルハナバチが販売されているゆえんです。
*2014年5月14日撮影
これも先月撮影の、ツツジの花とクロマルハナバチです。
クロマルハナバチの営巣などの活動は5月には始まっていて、早い時期から雌の働き蜂の姿が見られます。
クロマルハナバチの農業への利用については、在来種なので安心とされています。
しかし、人為的に大量に繁殖させたハチの流通は問題をおこすという見方もあり、なかなか難しいことになっているようです。