さんぽで出会う花鳥風月

ひでじいの四季の写真

ヤマグワ

2014-06-21 22:55:09 | 樹木

*2014年6月21日撮影

 二週間程お休みをしてしまいましたが、再開です。

 会津の鶴ヶ城の南側、湯川の川沿いに桑の木が生えています。
 たいてい背が低いのであまり目立ちませんが、なかにはけっこう大きい木もあって、ムクドリやヒヨドリが群がっています。
 ちょうど今は実が赤く実って、黒く熟しているものもあります。
 かつては養蚕のために広く栽培されていた桑ですが、今は野生化して生き残っています。





*2014年6月21日撮影

 桑の実は子供の頃はクワゴといって類い稀なごちそうでした。
 たくさんのお蚕(かいこ)さんが、音をたてて桑の葉を食べる姿を見て育った年代としては、クワゴはとても懐かしいもの。
 黒く熟すととても美味しいのですが、摘み取ってジャムにしようかなどと、今風のことを考えてしまいます。





*2014年6月21日撮影

 栽培された桑は中国原産の桑でマグワとよばれ、在来の桑はヤマグワとよばれるようです。
 どちらもクワとして区別しない見方もあるようです。
 湯川沿いにある桑は、実が小さめで細長いのでヤマグワではないかと思っています。
 木によっては赤く実っていない実もたくさんあって、受粉がうまくいかなかったのかこれから赤くなるのか、疑問です。