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宿便剥がせばすっきり痩せられる?

2022-06-07 14:59:00 | 日記

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宿便剥がせばすっきり痩せられる?
最近「宿便剥がせばすっきり痩せられる」という類の広告を頻繁に目にする機会が増えています。
今から40年以上前、初めて宿便という言葉を目にしました。腸壁の襞にこびりついたそれは、なかなか取れず、あらゆる体調不良の源になるかのように説明されていたように記憶しています。
また当時西田式ダイエットと称して「グルペック(グルコマンナン&ペクチン)」という栄養補助食品を食前に飲んで糖や脂肪の吸収を制御するというダイエット法があり、その初期段階で、代謝に喝を入れる意味なのか一日水だけの断食を行い、緩下剤で腸内の宿便を出してからダイエットに臨むという進め方を朧気ながら覚えています。
この段階で1~2㌔体重が減る人がいたようですが、宿便がそれだけ出たわけでも脂肪が減ったわけでもないので喜べません。
しかもこの最初の手順が有効なのかは判りかねますが、宿便云々ではなく、便秘自体がダイエットの足枷になっていることが少なくなく、一時的に癖になりにくい便秘薬で便秘を解消してあげると、それが突破口となって、排便機能が回復することがあるにはあるようです。
ただ、それだけでは痩せられるわけもなく食習慣を是正し、代謝機能をノーマルにしてあげなければ痩せることは難しいでしょう。

宿便などない?
私が長く在籍していた会社で健康診断を受けた際に、便潜血が認められ、大腸内視鏡検査の受診を余儀なくされたことがありました。
その結果に心当たりはありましたが、粗食で澱粉を主食とする伝統的な日本型食生活を過ごしている自分が大腸に問題などあるはずがないと信じていた私は「これも経験」とばかりに大腸内視鏡で大腸内を診てもらうことにしたのでした。
やはり日ごろから高脂肪、高蛋白の食事をしていないせいか、2㍑飲まなければならない下剤入りの飲料を全部飲み切る前に腸内の洗浄を終え、検査に臨むことが出来たのでした。
検査結果はポリープなどもなく「5年は大丈夫でしょう」と不満足な結果を伝えられたのですが、これについては「問題ない」という意味であったらしいです。
後日産業医の元に届いた腸内を撮影した画像を一緒に見た際に、産業医は私に「見てわかる通り、宿便なんてありえないんですよ」と話してくれました。
現に
https://medical-tribune.co.jp/kenko100/articles/131022527871/
でも「腸の壁がひだのようになっているため、その谷間部分に便が入り込んでたまってしまい、「腸にヘドロのようにこびりついた便」が「宿便」であるという考えのようです。納得してしまいそうな内容ですが、これは嘘です。消化管は、口側から肛門側へ向かって食べた物を移動させるため、蠕動(ぜんどう)運動をしています。常に動いているので、同じところがずっと谷ということはなく、谷にもなれば山にもなります。また、腸の壁は数日で新しい細胞に置き替わり、新陳代謝をしているので、ヘドロのように便がこびり付いてしまうことはあり得ないのです」と中野里美先生も仰っていました。

腸内洗浄で腸内環境を整える?
同じように宿便の存在を否定しながらも、腸内の洗浄を行い、あらゆる体調不良の改善を薦めているお医者様もいらっしゃいます。ただ、洗浄するだけで腸内の理想的な環境を構築できるはずもなく、そのお医者様がどれほど食と体の関係に造詣が深いか判りかねますが、洗浄後に副食の多い望ましくない食事をしていたら、理想的な腸内環境など整うわけがありません。洗浄後にはお医者様から副食の少ない伝統的な日本型食生活を指導して頂ければ、理想的な腸内環境の構築も夢ではないと思います。

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