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ダイエットの免罪符
42年前、私は間違ったダイエットにより拒食、リバウンドというお決まりの構図を体験し、正しいダイエット法か画期的な薬の誕生に期待する日々を過ごしていました。
そんな時、私が継承する食養法に巡りあったのですが、当時それとは別に何かの専門書でない文献?か何かで、「パーフルオルークティル臭化物」が食べたものを吸収させない、所謂ダイエットの救世主として具現化する時がくるのも夢ではない的な文言を見たことがありました。
実際そんなものがあったとしても、脳や神経のエネルギー源であるブドウ糖が足りなければ、延々と糖を求めて食欲が襲ってくる無限ループに陥るのことは想像に易いことであります。
しかしながら、42年前と違って今では簡単に様々な情報が、正誤混在するとはいえ、入手可能な時代となったので、「パーフルオルークティル臭化物」とは一体何であったのか、どういう立ち位置で存在するのか調べてみたくなりました。
結果は「検索条件と十分に一致する結果が見つかりません」というメッセージが映し出されたのです。
とはいえ、先ほどのメッセージが出ても有り難いことに曖昧検索をしてくれて、かなり近い物質名が候補に上がってきていました。
パーフルオロオクチル臭化物
これについては専門外でかなりちんぷんかんぷんでしたが、元来体の中に入れるような代物ではないことは確かです。
あくまでも試薬としてのステータスで家庭用品や食品、医薬品などには使用できない薬品のようです。
仮にこの試薬が「食べたものを吸収させない」効能があったとしても、使用法が極めて難しく注意が必要になるのは明白です。
ファンケルのカロリミッタや大人のカロリミッタ
以前から「カロリミッタ」の製品名は聞いたことがありましたが、最近「大人のカロリミッタ」なるものの広告を見るようになりました。
名前から前項の吸収阻害系を連想してしまいます。
とはいえ、天下のファンケルさんですから体に害があるものなど売らない思いますので、成分だけを覗いてみました。
ギムネマシルベスタ
ロッキーを連想するのは私だけでしょうか?
ガガイモ科ともガカイモ科とも表記があるのでどちらがポピュラーなのでしょうか。蔓性(つるせい)の多年草で、東南アジアに広く自生しているようです。この葉に含まれるギムネマ酸は喫食時に一緒に摂取すると小腸からの糖分の吸収を抑制し、血糖値を下げるホルモンのインスリンの分泌を制御するので膵臓負担を軽減し、糖尿病の改善が期待できるといっています。延いては比較的軽い肥満度の人に有効であり、重度の糖尿病にも投薬と並行して改善が期待されているようです。
私が継承する食養理論から考えますれば、脳と神経が必要とする糖の確保だけはしたいと考えるところではありますが阻害率はどれほどのものなのでしょうか。
桑の葉エキス
桑は蚕(かいこ)の餌として名高く日本各地で栽培されてきましたが、鎌倉時代から糖尿病の予防として重宝がられていたそうです。
昔の日本人の食事を推奨する私としては鎌倉時代に糖尿病の存在があったこと自体動揺する情報ですが、恐らく身分の高い人たちが、理想的なバランスを失った贅沢食で糖尿病になったのでしょう。
桑の葉の研究の成果から、桑の葉には糖の消化酵素の働きを抑えるものがあり、食後の血糖値の上昇を緩やかにする効果が糖尿病の予防につながるとして注目されてきたようです。
少し詳しくいうと桑の葉にはDNJという成分があり、ブドウ糖と形が酷似しているため前述の糖の消化酵素がDNJをブドウ糖と錯覚して?結合するため血糖値の上昇を緩やかにするようです。
没食子酸エピガロカテキン
もっしょくしさんエピガロカテキンと読みます。略してEGCGというようです。カテキンの一種だそうで、植物の中で特にお茶に豊富に含まれているカテキンだそうです。強い抗酸化活性を示し、特に緑茶に含まれており、烏龍茶や紅茶には残念ながら含まれていないそうです。 しかもビタミンCの約90倍、ビタミンEの約23倍も抗酸化力があるとも言われ、多くの疾病の治療に期待が高まっているそうです。
キトサン
これも有名といえば有名。甲殻類に多く含まれ様々な分野で利用されています。LDLコレステロールの低下作用や動脈硬化の予防、慢性腎不全に伴う様々な異常の改善作用、肥満や高血圧、糖尿病といった生活習慣病の改善に効果があるといわれています。
キトサンは服用後、消化管内で胆汁酸や窒素代謝物、リン脂質、コレステロール、脂溶性ビタミン、カルシウムなどと結合し、効果を発揮すると考えられているようです。
臨床試験によって総コレステロール値とLDLコレステロール値が低下した例や食事中の脂肪に吸着し、脂肪吸収制御に奏功し減量効果も期待されているようです。実際食事制限にキトサンを併用することで、減量効果を認めているとのことです。
いずれにしても日常の食事から効果を期待できるほどキトサンを得るのは困難なので、サプリメントを利用するのが常套手段といえましょう。
シロインゲンマメエキス
シロインゲンマメエキスは、澱粉がデキストリンやブドウ糖に分解されるのを阻害する所謂澱粉遮断剤として働くそうですが、 消化管から血液中へのブドウ糖の吸収を緩慢にするという特性から、糖尿病や肥満に対する効果が期待が高まっているそうです。
普通にインゲン豆を食べてもGI値が低いので血糖上昇への抑止力となるのも見逃せません。
鳩龍茶エキス
難消化性デキストリンを含み、「食事の糖や脂肪の吸収を抑える」と謳った機能性表示食品として知られていますね。ファンケルのロングセラーサプリメント「カロリミット」ブランドの飲料で、食事と一緒に飲むことで効果が期待できると宣伝されています。
ブラックジンジャーエキス
普通の生姜ですらジンゲロールやショウガオールで多くの人にそれぞれの効果が知られており、ダイエットには代謝促進系として効果が期待されています。
一方ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボンは、日常活動時のエネルギー代謝において脂肪を消費しやすくする作用があり、特に腹部の脂肪を減らす特性について報告されているようです。
カロリミッタや大人のカロリミッタの摂り方についてはネットで検索すれば容易に知ることが出来るようなので、用法を守って利用することをお勧めします。
決してドカ食いするための免罪符として活用しないように提案させて頂きます。
ドカ食いは体に大変な負担になりますので、私の関連ブログで多くを学んでドカ食いの起こらない食事を身に付けて下さい。
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