ビッグファーマに騙されてはいけない
吉野敏明著【医療という嘘】より引用
日本人の主な死因は「がん」であり、特に乳がんの患者数が増加していることがわかります。
この増加は、食品添加物の摂取量が関係しているとされています。
欧米では食品添加物の規制が行われ、がん患者数が減少していますが、日本では規制が緩く、がん患者数が増え続けています。
食品添加物には発がん性のある成分が含まれており、長期的な摂取によってがんのリスクが高まる可能性があります。
これらの食品添加物は、大手製薬会社の販売戦略によって広まっていると言われています。
ビッグファーマのマーケティング戦略は、健康な人を病人に仕立て、新しい病気を作り出すことです。
彼らはさまざまな疾患に対応する薬品を販売しており、アメリカでは医師や患者団体、専門家集団、食品医薬品局なども製薬会社からの資金援助を受けています。
そのため、ガイドラインの作成にも影響を与えている可能性があります。例えば、アメリカではMSGやトランス脂肪酸が制限されていますが、日本ではまだ規制がありません。
トランス脂肪酸は体温によって変化し、摂取量によって異なる病気のリスクがあります。デンマークやアメリカなど多くの国ではトランス脂肪酸の使用が禁止されたり表示義務化されたりしていますが、日本ではまだ多くの人が知らずに摂取しています。
食品添加物の摂取ががんの発症につながることがあり、日本ではがんの発症率が40歳代から急増しています。
これに対して、アメリカや中国ではがんの発症率が減少しています。また、日本では若い人が自殺し、40歳代以降の人たちはがんで亡くなる傾向があります。超加工食品の摂取は発がん率のリスクを高めるため、摂るか摂らないかの選択肢しかありません。
コンビニ食の過剰摂取は、日本で自己免疫疾患の増加と関連しています。これは、食品添加物や化学調味料、粗悪な植物油、精製穀物などが含まれる加工食品が普及したためです。甘い食品の過剰摂取によって中毒・依存症が引き起こされ、さまざまな病気のリスクが高まります。
甘いもの中毒は、血糖値の急上昇と血糖値の急降下によって引き起こされます。甘いものを摂取すると、血糖値を下げるためにインスリンが分泌され、その結果、血糖値を上げるためにまた甘いものが欲しくなるという悪循環に陥ります。また、甘いもの好きな人が甘いデザートを摂取すると、ドーパミン(快楽物質)が過剰に分泌されます。これにより中毒・依存症が生じ、糖質過剰も引き起こされます。
ドーパミン神経系の過剰な働きは、不安や現実感の喪失などの問題を引き起こす可能性があります。また、糖質の摂取過多は、免疫系、内分泌系、神経系のバランスを崩し、肥満や糖尿病だけでなく、心筋梗塞、脳卒中、がん、アルツハイマー病、うつ病、骨粗鬆症、不妊症、子宮内膜症、パーキンソン病、リウマチ、肝硬変、前立腺肥大、頻尿などの病気のリスクを高める可能性があります。
日本人がグルテンを摂取することによってがんになる理由は、日本人の多くがグルテン不耐性を持っているためです。小麦粉を摂取すると、白人よりも日本人の方が水銀中毒の症状が現れます。また、小麦粉の摂取が増えることにより、糖尿病やがんの発症率が上昇しています。吉野先生の臨床経験からも、小腸がんや大腸がんを患った人々は、例外なく大量の小麦を摂取していました。
私が長く勤めた職場で製パン・製菓を担当していたときは、アトピーが酷く、睡眠時間の少なさも災いしましたが、主な原因は小麦粉も乳製品も生活の一部であったことが大きいと思います。
製パン・製菓の担当から離れただけでアトピーは大人しくなり、以前酷かったことを知る人はいなくなりました。
吉野先生の話で確信を得た私は、小麦離れを徹底することで毎年春には苦しんだ花粉症が影を潜めるようになったのです。
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