漫画作業をしているときは、手についた水気は大敵。
作業中トイレなどに立つたびに、手は必ず石鹸で洗うようにしています。
そのつど、キッチンの手ぬぐいで拭くんですが、
水気が全然取れないんです。
思い出してみれば、これまでの人生、僕は手ぬぐいで拭いて水気を完全にとった記憶がないのです。
大体が、手ぬぐいで拭いたあと、自然乾燥させるか服で拭くかティッシュで完全に拭き取るかのどれかです。
いったいあのキッチンの手ぬぐいの存在意義って?
まあ、手を洗った直後のビショビショの手のままでは、
いくら何でもナンだからということで拭くのでしょうが…
どう考えても、ヤツは中途半端な仕事しかしていないように思うのです。
ハンパな仕事をして、後は人まかせ。
おまえ、どういうつもりだ!と言いたくなります。
あ、ハンパな仕事は僕の漫画もでした…
自分で自分の首絞めてしまった。

まあね、ウチにある物はハンパ物だらけ。
ハンパ同士が協力しあって家庭を支えています。
こないだまでバッテリーが上がって動かなかったバイク。
タイヤのチューブが飛び出しかけている自転車。
ライトがつかないママチャリ。
素振りのし過ぎで先っぽに穴があいた運動靴。
ネコの爪とぎの被害にあってボロボロのソファー。
地デジ対応じゃないブラウン管テレビ。
十何年前の仕事部屋の冷蔵庫。
そして、築3年で雨漏りが発覚した家屋。
あげればきりがないのです。
その中で、完璧な仕事しているものは何か、探すのが大変です。
いや、普段よく使うものはけっこう優等生だな。
コーヒーミル。
ティッシュペーパー。
石鹸。
みんなで僕の生活を支えてくれています。
いや、僕もヤツらの生活を支えているのか…使わなければ悪くなっていくから。
そういう考え方すると、ウチはものすごい大家族だな。
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