地球にあしあと

地球の色々なところに足跡をつけてきました。

バイク軍団ふたたび

2005年11月25日 | Weblog


どうやらまた勝ったようです。
私がヨガ教室で仕入れてきた情報によると、昨夜は対マレーシア戦。(ミャンマー戦だったという情報も入ってきました。)
またもやドンチャン騒ぎ軍団が市内を何週も何週も回っていたので、きっと夕べもベトナムが勝ったのでしょう。ちなみにこの前の日曜日は対シンガポール戦だったそうです。

また写真撮影を試みましたが、あの目を見張る大軍団は後にも先にも日曜日だけでした。
今度はいつ試合があるんでしょうか。

また勝ったら最悪です・・・。(もしかしたら、負けてもうるさいかも。)

今週の初体験

2005年11月24日 | Weblog
ベトナムに来て依頼、色んな初体験をしていますが、今回は「初めてベトナムで美容院に行った」の巻。

そうは言っても、超ローカルな美容院に行ったわけではなく、うちのアパート1階のショッピングセンター内にある、外国人もよく訪れるような美容院です。だって英語通じるし。
Lieu先生からベトナム語で「レイヤー多いのは好きじゃないので少なめにして下さい」というセリフを教わったものの、やっぱり大事なことは英語でコミュニケーションに限ります。
以前日本人の友人(男性)が「病気とか移るのが怖くてまだベトナムで髪は切ってない」と言ってたのが少々気になりますが。。。う~ん、気合だ!B型肝炎も気合でシャットアウトよ!

カットだけのつもりだったのですが、美容師さんに「トリートメントもした方がいい」と勧められ、軽い気持ちで「あ、じゃあトリートメントもお願いします」と言ったものの、少々値段が気にかかります。実は私は用心深いのでベトナムで余分なお金やクレジットカードは一切持ち歩かないタイプです。今日もカットが14ドルと分かっていたので、あやうく14ドルのみ財布に入れて美容院に行こうとしたのですが、「西洋人も来るような美容院だから、ひょっとしてチップも必要?」と思ったり、「万が一何か余分な費用がかかった時のために・・・」と思って合計29ドルを財布に入れていたのでした。

さて、日本の美容院とベトナムの美容院の違うところ。
その1:仕事中にも美容師の携帯電話が鳴ります。もちろん出て話します。もちろんカットは中断。

その2:人員過剰なのか、ドライヤーかけたりトリートメントを塗るだけでも2人がかりで行います。その他の従業員は暇そうに携帯メールをしていたり、受付に集まってだべっています。

その3:「コーヒーかお茶はいかがですか?」と聞いてくれます。いらないと断ったのに、しばらくするとまた聞かれ、またいらないと言ったのになぜか強制的にお水を出されました。い、いただきます。

その4:日本の美容院でのシャンプーが100点満点だとすると、ベトナムは50点。頭皮をマッサージする力が弱すぎてちっとも気持ちよくありません。お湯もぬるすぎてちょっと寒気を感じるほどです。

その4:シャンプー台はあらかじめベッド状になっていて、リクライニングチェア形式ではないので、自分で寝転がらないといけません。

その5:女性スタッフは基本的に動作がダラダラしていて、やる気が全く感じられません。男性美容師はそれなりにテキパキしていました。美容院に限らず、スーパーでも空港でも女性従業員はダラダラ、ノロノロしています。

全くの余談ですが、髪を切る美容師はオカマっぽい男性2名、その他若い女性従業員は全員シャンプーや補助的な仕事をしていました。

トリートメントと言っても、もっと簡単なものを想像していたのですが、四重にもトリートメント剤を塗り、最後はラップで包んで機械で温めます。おお、かなり本格的。お店に入ってからたっぷり2時間。パーマ並みに時間がかかっています。(ちなみにトリートメントを髪に塗る作業をもう少し手際よくやれば30分は短縮できるものと思われます。)

一体値段はいくらなんでしょうか?ドキドキ。。。
全て終わって受付に行くと、お姉さんが「44ドルです。」
絶句。トリートメント30ドル?!
「それってUSドルですか?」(440,000ドンであってくれと願う私)
「はい」(あっさり答える店員)

仕方がありません。財布には29ドルしか入っていないことは認識しているのですが、涼しい顔で財布からお金を取り出し、「あら、足りないから取りに行ってもいいかしら?」と言ってみました。
あっさりOKです。

私はこのベトナムの「ゆるい」ところが好きです。どこに住んでいるかも言ってないし、予約の時も下の名前しか言ってないのに、あっさり家にお金を取りに帰ってもいいと言ってくれるのです。住所も部屋番号も聞かれません。このまま逃亡も可能です。

もちろん善良な市民である私はお金を取りに帰りました。同じビルの中でよかったです。家に帰って美容院の料金表を確認してみると、トリートメントは「USD15 & above」と書かれています。う~む、髪が長いから倍取られてるのか?それにしても料金表には「はじめにはっきり料金を提示します」と書いてあるくせに嘘つき~。一言も値段のことに触れてくれなかったじゃない~。
(この日の夜、ベトナム語レッスンがあったので先生にお金が足りなかったエピソードを伝えると、「え~、恥ずかしぃ~」と言われてしまいました。


美容院で午前中がつぶれてしまい、午後からベトナム語レッスン時に先生に出すおやつを買いに出かけました。その日は汗ばむほどの陽気です。こうも寒暖の差が激しいと風邪を引いてしまいそうです。

お気に入りのお店にお気に入りのプリンを買いに、自宅から15分くらいてくてく歩きます。(プリン命

が、しかし!今日は大好きなプリンがありません!ガ~ン。ショック。
鳥インフルエンザの影響で、ここ数週間鶏肉も卵も一切手に入らないのです。忘れていました、プリンにはたっぷり卵が必要なことを。
仕方なくココナッツミルクプリンと、勢い余ってチョコレートタルト、そしてクロワッサンを購入しました。

日本に帰ったら絶対に卵かけご飯が食べたい!(ついでに納豆も)
焼き鳥とか唐揚げとか、ありとあらゆる鶏料理が食べたい!


大フィーバー

2005年11月21日 | Weblog


日曜の夜、なにやら外が騒がしいので窓の下を覗いてみるとぎょぎょっ!なんだこのバイクの数は!

みなさん、分かりますか?これ全部バイクですよ!
両側2車線ずつあるはずの道路が、一方通行状態になってる~!

うちのアパートは結構なメインストリートに面しているので、ことあるごとに若者が奇声を上げながら集団バイクで暴走したりして、うるさいことこの上ないのですが、その日はいつもにも増してドンチャン騒ぎでした。なにやら「ニッポン、チャチャチャッ」みたいなリズムで太鼓のようなものを鳴らす音すら聞こえます。何だろうと思って外を見たら、異常なバイクの数にびっくり!

いつもなら「うるさいんじゃ~!」と窓から叫びたい衝動に駆られるところですが、今回はそのあまりのすごさに感動し、慌ててカメラを取りに走りました。

その後も同じ集団なのか別の集団なのか分かりませんが、夜中12時頃まで何度かこのようなお祭り騒ぎ集団が通り過ぎました。でも1回目に見た集団が一番大きかった。
なんなんでしょう?今日は先生の日以外に何かイベントあったかな~?

翌朝、事務所に来てスタッフに聞いてみると、フットボール(=サッカーのことでしょうか?)の試合でベトナムが勝ったのでお祝いだったそうです。どうりでバイク集団の中にベトナムの国旗を持っている人がちらほらいたはずです。あの音頭は「ニッポン、チャチャチャッ」ではなく、「ベトナム、チャチャチャッ」だったのですね。

とりあえず、興奮冷めやらず。みなさんに写真をシェア。
ある意味、田舎の暴走族よりすごいと思いません?

我が家の同居人

2005年11月21日 | Weblog



はじめまして。ゲッコー太郎です。ヤモリです。同居人です。

日曜日の朝、キッチンで洗い物をしようとしたらいきなり遭遇!うかつにも「ひゃあっ」と小さく叫んでしまいました。でも良く見るとなかなかカワイイ奴です。

実は彼、数週間前にダイニングルームで発見したのですが(その時も「ひゃあっ!」と叫んだ私)、その後しばらく姿を見かけないと思っていたら、いつの間にかキッチンに移動していました。

う~ん、そんなとこにいられたら邪魔だなあ。幸いシンクは2つあるから、君がそこにいる時はもう1つのシンクを使うけど、早く別のとこへ移動してね。
という私の願いを無視し、彼は午前中ずーっとシンクの中にへばりついていました。

午後外出。夕方、外出から戻ってシンクを見ると、まだいます。。。
あの~、ほんとに邪魔なんですけど。。。

そこでふと気がつきました。「もしかしたら彼はこの壁を登れないんじゃないか?」と。(この高層マンションの外壁にも這い上がっているのでそんなはずはないのですが、ふとそう思ってしまいました。)

余談ですが、うちは高層マンションなのに窓から虫とかヤモリとか入ってきます。先日も窓にべったりと巨大な蝶々(もしかしたらアゲハ蝶級の蛾?)が張り付いていましたし。たまに蟻んこも出没します。こんな上まで上がってこなくてもいいのに。ベトナムの生き物は根性あります。<余談終わり>

そこで救出作戦開始。
捨てようとしていたジュースの紙パックを使い、彼を下から救い上げてシンクの外に出してあげようとの試み。が、しかしゲッコー君は怖がってジタバタし、一向に成功しません。がんばれ!男なら根性出してこの壁を上ってみろ!(もしかして女の子かも知れません・・・)

しばらく格闘しているうちに、こともあろうか焦ったゲッコー太郎がシンクの排水溝に逃げ込んでしまいました。「あぁっ・・・!」
そんなところに入ったら、水流したら溺死するやん・・・。
「お~い、出ておいで~」と呼んでも出てきてくれません。ど、どうしよう?!私が人助け(爬虫類助け)のつもりで良かれと思ってしたことが、こんな悲劇を生むなんて!
当面は彼がもぐらなかった方のシンクを使うけど、それでもあまり深く下まで行っちゃうと水死は免れません。ああ、どうしよう。

ところが、夕食後キッチンに戻ってみると、いました!彼が!
ちゃんとシンクから出ていました。な~んだ、やっぱりその吸盤使ったら出られるんじゃない。心配かけてコノ~!もうシンクに入っちゃだめよ。知らずに水を流したら今度こそ溺死だからね!ますます愛おしくなる私。

その後彼は、私が「もしかして食べる?」と置いてあげた炊き込みご飯のご飯粒をあっさり無視して通り過ぎ、レンジあたりをウロついていましたが、またどこかへ消えました。でもきっとこの家のどこかにいるはず。またたまには出ておいで~。(でもベッドルームには出没しないで下さい)

週末ショッピング

2005年11月21日 | Weblog
ここのところ、平日のアフター5(←死語?)はベトナム語やヨガでふさがっているので、食材の買出しはもっぱら週末に行っています。

土曜日の朝、「今週は風邪の引き始めで体調が思わしくなかったので、この辺でがっつり野菜を食べておこう」と思い、自宅から徒歩3分半、事務所のちょっと手前にある市場に食料の調達に出かけました。(正確には市場の前の路上で野菜を売っている行商人のところ。)

何箇所か行商人の商売スポットがあるのですが、以前めちゃくちゃボラれたスポットは避けて、最近よく購入しているスポットに立ち寄りました。野菜を売っているのは、前はおばさんだったけど、今日は若いお姉さん。同じお店(というか家族)なのか、全く無関係の人なのかは分かりませんが、以前おばさんから買ったときにそんなにボラれなかったので、またうまく行きますよーに!

お姉さんは北部のベトナム人にしては愛想よく、笑顔で色々と話しかけてきてくれます。(注:ベトナムでは笑顔にだまされてはいけません) 早速、大量のねぎと大量の葉野菜(ホウレン草のような、チンゲン菜のような・・・)、こぶりのトマト4~5個、そしてジャガイモ1kgを購入。

一人暮らしなのにジャガイモ1kgもいらないだろうとお思いでしょうか。その通りです。本当は500gでよかったのですが、ベトナム語で「500g」に相当する単語を忘れてしまったので、やむなく1kg買ったのです。(Lieu先生、相変わらず出来の悪い生徒でごめんなさい)
話せなくても、他に伝える方法はあったでしょうが、先日知人から聞いた「秋から冬にかけてのベトナム産のジャガイモはおいしい」という言葉がどこかにすり込まれていたのかも知れません。「久しぶりにジャガイモ料理作ろうかな~」と思ってたくさん買いました。

合計金額は16,000ドン。おおっ、市場での買い物で10,000ドンを超えたのは初めて。う~ん、今日はジャガイモ1kgも買ったからかなぁ。ネギが安いのは分かっています。トマトはちょっと高め。それにもうこの時期は中国からの輸入かな。葉野菜も多少高めで、ジャガイモはそんなに高くないけど1kg買ったし・・・、頭の中で色々考えてみました。

とりあえずお姉さんに「13,000ドンにしてよ」と言ってみたけど、だめだと言われてしまいました。なにやら「これはベトナム人プライス!」とか言ってる感じです。(そんなはずは決してないと思いますが。)
しょうがないので、じゃあ端数が出てもあれなんで「15,000ドンね!」と言って商談成立。私ったら、たった1,000ドンぐらい値切ってどうするつもりでしょう?日本円にして約7円。どうせ値切るならもっと大きく値切れ~。

愛想のいいお姉さんは、「市場の中で他にも買い物するなら、ここに荷物置いていってもいいよ」と言ってくれましたが、市場の中で買い物をする気はさらさらないので、「いや、もう家に帰るから。またね~」と言ってその場を後にしました。
私の経験上、市場の人(=自分のお店を持っている人)はがめつい。相手が外国人だと見るとものすごいぼったくって来ます。ベトナム人のLieu先生ですら、「あの市場は高い!」とか言ってるので、もしかしたらベトナム人相手にも多少はふっかけているのでしょう。そしてマケてくれと言っても断固としてマケてくれなかったりします。なので買い物はもっぱら路上の行商人からと決めています。その方が多少なりとも値段が安いし(それでも外国人なのでボラれてはいますが)、彼らの生活も助かるし。
それにしても、重い野菜や果物を乗せた天秤を担いで毎日売り歩くのは大変だろうなあと思います。

その後スーパーで牛乳やら缶詰やら日本製の入浴剤やらをちょっと買っただけで110,000ドンにもなったので、いかに野菜が安いかが分かります。というか、加工食品や日用品が高いのです。
ちなみにお釣りの小銭が足りないときは飴で。(関西人で言うところの「飴ちゃん」)

さてさて、大量に買ったネギは、半分は薬味に使うために小口切りにし、もう半分は野菜として使うために大きめに切ってどちらも冷凍保存します。ジャガイモはポテトサラダとかお気に入りの中華風ジャガイモ炒めを作ろうっと。
先日聞いたところによれば、ベトナムでも農薬の使用が著しいそうなので、気休めと思いつつ野菜は使う前にものすごく念入りに洗います。


買ってきた野菜をたっぷり使った豆乳雑炊をランチに食べた後、Lieu先生に教えてもらったHam Long通りへ友達のIさんの結婚祝いを買いに出かけました。

Ham Long通りはフランス大使館の裏手にあり、ボヘミアガラス製品や陶器製品などを売る店が並ぶ通りです。立派な店構えの大きなお店もあれば、露天風のお店もありました。
場所柄、そしてわりと高価な品物を売っているという性質上、西洋人客もたくさん来ているのかなあと思ったら大間違い。一人も見かけませんでした。そしてお店の人たちは見事に英語が出来ませんでした。。。

最初は大き目のちゃんとしたお店で買ったほうがいいかなと思ったのですが、1軒1軒くまなく見た後、とある小さなお店で買うことに決定。なんとなく、勘で。
おばさんと娘が2人で切り盛りしているお店でした。ちょっと気になった品物を見せてもらい、値段を聞いたらかなり高額だったので、「う~ん・・・」と考え込むこと数分。お店の人が気を使ってもう少し安めの商品を色々と出してきてくれ、またまた悩みました。

最終的に一つ決め、結婚式のお祝い用だと言ったらちゃんとそれ用のラッピングをしてくれました。小さなお店だったので、ラッピングまでは期待しておらず、「でもせめて箱ぐらいはあるだろう」と思っていた程度なので感動!ほんの世間話のつもりで話したのが良かったです。しかもLieu先生には余裕で通じる私のベトナム語が、一般のベトナム人には通じなかったので、英語やジェスチャーを交えてやっと通じたのでした。お店のおばさんも根気良く「それで?『私の友達』がどうしたの?」と理解に努めてくれました。ありがとうございます。(涙)お陰様で無事お祝いの品を買うことができました。

しかし、ベトナム語発音指導必要だな~。


鳥インフルエンザ

2005年11月21日 | Weblog
世間では鳥インフルエンザが騒がれており、ベトナムはその代表格となる有難くない立場です。
外務省からの通達によれば、「安全が確認された食品以外口にしない」「市場へ立ち寄らない」などなどですが、このベトナムに暮らしていれば無理な話です。

たとえちゃんとしたレストランで食事しても食中毒にかかったり、寄生虫にかかったりもします。安全は確認のしようがないのです!

また、市場へ行かないと食材(特に野菜・果物)が買えません!スーパーにはほんの限られた種類の野菜と果物しか置いていないのです。どうしても市場で調達しないと自炊はできません。市場は庶民の味方です!(外国人の私には敵な場合もございますが・・・。)

さらに私の通勤経路に思いっきり市場があり、もちろん鳥もいます。無駄な抵抗とは思いつつ、鳥市場の前を通るときは息を止めてみたりしています。

そんなわけで、とりあえず気合で鳥インフルエンザの脅威と戦おうと思い、免疫を落とさないよう体調管理には気を使っております。

みなさまもお気をつけて。

我が家からの眺め

2005年11月18日 | Weblog
我が家の寝室から見たハノイの風景です。

遠くに見えるはホン河(紅河)、そしてそれに架かるチュオンズオン橋とロンビエン橋。
少し手前の緑が茂ったところはホアンキエム湖。湖面も見えます。
ホアンキエム湖の少し左手前にはハノイ大教会。朝夕、教会の鐘の音が聞こえます。(もちろんバイクのクラクションの音もたっぷり。。。)

・・・。この写真では分かりづらいですね。

今日からハノイもまた肌寒くなりました。
やっと市内散策も苦にならない気温になって嬉しいです。
でも寒がりの私はすでに事務所で震えています。(暖房設備がないので)

早く日本に帰ってあったかい鍋料理が食べたいな~。


Bikes of BURDEN

2005年11月14日 | Weblog
ベトナムのポストカードで有名なHans Kemp氏の写真集で"Bikes of BURDEN"というのがあります。

みなさんご存知のように(?)、ベトナム人はバイクになんでも乗っけて運んでしまいます。それが長い竿のようなものであろうと、家具であろうと、大きな壺であろうと、生きた動物であろうと。
そんなベトナム人のバイクでの「運び姿」ばかりを集めた写真集で、見ているだけで面白いんです。

ああ、欲しい。でも490,000ドンもする!(約3,500円)
でも是非この光景をみんなに見せてあげたい!いっそ誰かの誕生日プレゼントにしようか。いやいや、こんなもんもらって嬉しいだろうか?と悩んでいます。

写真集のタイトルも絶妙!

私がベトナムを去るときに記念に買って帰ろうかしら。。。

贈り物

2005年11月10日 | Weblog
ベトナム語のLieu先生によると、11月20日(だったと思います・・・)は「先生の日」だそうです。

「先生の日」には生徒が先生にお花やプレゼントを贈ります。ベトナム人は花が好きで、様々な場面で花を贈ります。それはとてもいい習慣だと思うのですが、Lieu先生から聞いた話にはすさまじいものがありました。。。

まず、自分に子供がいる場合、子供が通う学校の先生に贈り物をします。小学校なら担任1人なのですが、中学校ともなれば各教科に1人先生がいるわけで、その1人1人に贈り物をします。(ああ、大変)

さらに塾に通っていたり、家庭教師をつけている場合はもちろんその先生方にも贈り物をします。(ああ、もっと大変)

さらにさらに、贈り物は先生の家まで持って行きます。(遠いと大変ね)

さて、贈り物の内容ですが、昔みんながまだ貧しかった頃は、1クラスの生徒全員でお花と果物を買って、みんなで先生の家に持って行き、先生はそのもらった果物をみんなに切り分けてくれてみんなでおいしく頂いたという、ほのぼのしたお話があります。

しかし近年、国の発展とともに国民がだんだん裕福になると、贈り物は生徒1人1人が準備し、その中身も年々エスカレートしているそうです。
昔は果物だったのに最近は洋服とか小物とか、なななんと洗濯機を贈った親もいるそうです!
贈り物(=貢物=賄賂)をしなければ、自分の子供が学校で差別されるというから親も必死です。(ここいら辺ですでに私が将来ベトナムで暮らす可能性は限りなくゼロに近づきました)

もちろん自分の子供の先生だけでなく、自分自身が過去にお世話になった先生にも。
Lieu先生の7年前の教え子が未だに「先生の日」にはお花を贈ってくれるそうです。
そのLieu先生自身も現在、大学で歴史の修士号を取ろうとしているので、贈り物をするべき先生が存在します。自分の研究とさほど関わりがない先生に対しても、贈り物は必須。でないと次に会った時にあからさまに無視されるそうです。

「先生の日」のみならず、ベトナムでは目上の人に対して贈り物をすることは必須です。
お医者さんへの賄賂は当たり前。会社の社長にもせっせと贈り物を届けます。中秋の名月の時期なんかにホテルで買った高級月餅とか。それが目下の者の義務なので、贈られた側はお礼も言いません。
どんなに貧しくてもそれなりに、たとえ親戚や友人から借金をしてまでも、目上の人への賄賂(もうすっかり「賄賂」扱い)は欠かせません。

ベトナム社会は本当に大変です。

そこまで事細かに聞かされて、今度の「先生の日」に私がLieu先生に贈り物をしないわけには・・・。

2005年11月10日 | Weblog
ハノイの秋も深まり・・・と言いたいところですが、ここ1週間ぐらい季節が逆戻りしています。一度涼しくなってからぶり返されるとキツイです。

しかしそんなことはお構いなしに、むりやり秋のもみじテンプレートに変更しました。

USダラー

2005年11月08日 | Weblog
スタッフのThuyさんのSisterが、もうすぐ仕事で日本へ行くそうです。
そこである日の会話。

Thuyさん:「日本では、USドルと日本円のどっちが便利ですか?」
私:「・・・。あのね、Thuyさん、日本ではUSドルは使えないよ。」
Thuyさん:「・・・?スーパーとか普通のお店でも?」
私:「はい。スーパーとか普通のお店でも日本円しか使えません。日本に行ったら必ず日本円に両替しましょう。」

そうかー、ベトナムに暮らしていると当たり前のUSドル使用。ベトナムに限らず、自国通貨に加えて米ドルも使える国って多いですもんね。
日本は日本の通貨しか使えないことが常識だと思っていましたが、果たしてどっちが常識なのか混乱してきました。

ところ変われば常識変わる。


いただきもの

2005年11月02日 | Weblog

私はなぜかよく事務所のスタッフに食べ物を恵んでもらうのですが、またまたThuyさんに蓮の葉っぱで包んだグリーンライス(ヤングライスともいう)を頂きました。
スナックとして手でつまんで食べます。独特のお米の香りがしておいしいです。
お年よりはバナナと一緒に食べるそう。確かにバナナが合いそうな感じです。なぜお年寄り限定なのかは分かりませんが。
今日もごちそうさまでした!