地球にあしあと

地球の色々なところに足跡をつけてきました。

ラブレター話・つづき

2006年07月26日 | Weblog
先生からの後日談です。

Bongちゃんは、私からの手紙を大事に引き出しに保管しており、毎日取り出しては眺めているそうです。
先生によると、これがBongちゃんが生まれて初めてもらった手紙だとか。
これまでBongちゃんは字が読めなかったので、誰も手紙を書かなかったんですよね。
で、最近ようやく大文字だけ読み書きができるようになっていたので、がんばって私へ手紙を書いてくれ(よほど抹茶のお菓子がおいしかったらしい)、私からの返信がBongちゃんが人からもらった手紙第1号だったようです。

上の階に住む親戚の5歳の子が遊びに来て、「これ何て書いてるの?」と聞こうものなら、Bongちゃんは大威張りで、「へっ、読めないの?これはゆうこおばさんが私にくれた手紙よ!」とお姉さん風を吹かせているそうです。

ところで、あまりにBongちゃんが自慢すると、今度はお姉さんのLinhちゃんが、「ふんっ、ゆうこおばさんはあんたのことなんか好きじゃないわよ。私のことが好きなのよ!」と言い、Bongちゃんが泣き出すという、見事な姉妹喧嘩の構図になっているらしい。。。

Bongちゃんの追加情報としては、小学校に上がるともう大人だと信じているので、私とも友達になれると期待しているそうです。
今は自分のことは「Chau」(小さな子供の意)、私のことは「Co」(歳の離れた女性)と呼んでいるけど、もうすぐ「Em」(ちょっと年下)と「Chi」(ちょっと年上のお姉さん)の関係になるんですって!

で、「ゆうこおばさんが一人で住んでいるなら、私が家に行ってご飯作って一緒に食べて、その後遊んであげる!」と張り切っているそうです。
それを聞いたLinhちゃんがまた、「ふんっ!そんなの迷惑よ!」と言い、Bongちゃんがまた泣く・・・みたいな。
が、がんばれ~、Bongちゃん。

子供の世界はおもしろい。

ラブレター

2006年07月21日 | Weblog
先日、ベトナム語の先生に京都は祇園辻利の抹茶のお菓子をあげました。(いただき物)
すると家族全員すごく気に入ったようで、子供達など「ゆうこおばさんのお菓子」と勝手に名づけていたとか。

で、6歳のBongちゃんからお手紙を頂きました。
手紙と言ってもポストイットに書かれた短いものですが。



「わたしはおばさんが大好きです」みたいな。

かわい~い!

また、手紙と一緒にお礼のおかきが2枚ついてきました。
誰か日本人の知り合いにもらったらしい、日本のおかきです。
先生曰く、「子供はこういう醤油味で甘くないお菓子は好きじゃないから、自分が食べないお菓子をゆうこさんにあげることにしたのよ。」
あはは、それもかわいい。

早速私も返事を書き書き。
Bongちゃんはまだ大文字しか読めないそうなので、大文字だけで書きました。
「おばさんもBongちゃんが大好きです」みたいな。(笑)
これ以上高度な文通はやめて下さい。
おばさん、話せてもスペルがちょっと・・・。

そしてさらにお礼に折り紙で作った作品をあげることに。



私の入魂の一作、「1枚の紙から作った、羽のところでつながった4羽の鶴」!


真上から見るとこうなっています。


連結部分が非常に破れやすいので、先生には「注意してもってかえってね!」と何度もダメ押し。
無事につながった状態のままで家に持ち帰ることができたでしょうか。

久しぶりに折り紙をやってみると、なかなか楽しいものです。
特にこういう細かい技を使うと集中力も必要だし。

今度帰国した時に折り紙上級編の本でも買って帰ろうかな。(いきなり上級編を目指すところが厚かましくもあります。)

ローカルグルメ復活

2006年07月19日 | Weblog
今日は久しぶりにベトナム語の先生とランチデートしました。

またもやバイクの後ろにまたがって、今日目指すのはMien Ngan(ミエン・ンガーン)屋さん。
Mienは春雨、Nganはアヒル(だと思います)。

ランチへ向かうたくさんのバイクの波にまぎれて、私達も快走!
でも今日は晴れていたので暑い!暑すぎる!

さて、先生オススメのMien Ngan屋さんは路上の人気店。
Mien NganとBun Nganの2品があるようです。(Bunはお米の麺です。もう覚えましたか?)
早速お決まりのプラスチックの低い椅子に腰を下ろします。
お店はにぎわっており、注文したものが出てくるのを待っているお客さんがたくさんいました。

なかなか出てこないので、「まだぁ~?!」とクレームつけるお客さんもなんのその、店のおばちゃんは「そのうち来るから黙っとれ~い!!」(←想像。聞き取れなかったもんで…。)
そんなおばちゃんの剣幕にも負けず、うちの先生は威勢よく「Mien Ngan2杯ね!」と大声で注文。

手伝いのヨロヨロの爺ちゃんがMien Nganを1杯手に取り客席の方を振り向いた瞬間、先生が「こっち、こっち!ここね!」と。
爺ちゃん、言われるままに私のテーブルにMien Nganの器を置きました。
続いて先生の分も出てきました。

い、いいんだろうか?

先生曰く、「私達ラッキーね

いや、違う
先生が他の人押しのけて先にMien Nganをゲットしたんじゃないか~!

さらに先生は言う。
「ゆうこさんが外国人だからよ

いや、それも違う
外国人がいようがいまいが、先生、先に注文して待っていた多くの人を押しのけて自分が先に食べ物ゲットした!
絶対そうだ!

前の席に座っていた女の子達も特に苦情を言う風でもありません。
う~ん、恐るべしベトナム。弱肉強食の世界。
私もたまにはベトナム人に大人しくレジで順番ゆずってやるべきか、せめてものお返しに。

同じテーブルの若い女の子2人はとっても親切で、お肉につけるタレを取ってきて、私に勧めてくれました。ありがとう~。横はいりしたのに、ごめんね~。(感涙)



これがMien Nganでございます。


掘り起こしてみると、春雨が見えますね。上にはアヒルの肉、レバーみたいな肉、それからタケノコが乗っています。レモンを絞ったり、お好みで唐辛子を加えます。


お店の風景。この真ん中のおばちゃんがとてつもなく怖い。


暑い中、路上の店で汗を流しながら熱々のMien Nganを食べた後は、Cheを食べに移動!
(Che=チェーは甘味ですよ。覚えましたか?)

以前連れてきてもらった人気のChe屋さん。
これまた路上です。
本日はChe Thap Cam(チェータップカム=ミックスチェーとでも言いましょうか)を注文。
コップに具と氷がてんこ盛りに入っているので、こぼさずに混ぜるのは至難の業です。
はい、私は思いっきりこぼしました。


これがChe Thap Cam。

中身は真ん中にココナッツが入ったタピオカとか、これまた真ん中にココナッツが入ったお餅(白玉粉みたいなの)とか、黒いゼリー(原料の植物の葉っぱが黒いそうです)とか、あずきとか、蓮の実とか。
甘くて冷たくておいしい~。

やはりベトナムローカルフードを堪能するには、路上で汗と埃と排気ガスにまみれて食べるのが一番なのね。


路上でCheを楽しむお客さん。


店の前の交差点。


今日はお店の内側から写真を撮らせていただきました。


おじさんが笑顔で振り返ったのですが、私がフラッシュをたかなかったばっかりに、逆光で真っ暗に。かわいそうだから掲載。笑顔をじっくり見てください。

それにしても、今日のお昼の外出だけで一気に日焼けした気がするわ。。。

激動するベトナム社会

2006年07月17日 | Weblog
ベトナムは急速に発展しつつある国です。
私がベトナムに住み始めた1年前から比べても、社会で色んな変化が見られます。

最近、「ベトナムも変わってきたな~!」と感動することは…

1.エレベーターで「開」ボタンを押して待ってくれる人が増えた!

2.失礼なことをしたときに「I'm sorry」と言ってくれる人が増えた!

といったような、日本では当たり前の現象が目に見えて増えてきたことです。
ああ、感動。


先日、懲りずにまた美容院に行きました。
シャンプーはやはり最悪でした。
水に近いぐらい温度の低いお湯で髪を現れ、背筋がゾクッとしました。
耳にジャブジャブ水が入ります。
おでこにもジャブジャブ容赦なく水がかかります。
カットだけなので30分ぐらいで終わるだろうと思っていたら、気がつけば1時間半ぐらいかかってました。(やっぱりダラダラしてるのね。)
前髪切られすぎました。(ムカッ!)
後ろの髪を切ってる間に横の髪が乾いてきたので、霧吹きで水をかけてぬらすのですが、全くお構いなしに顔にシューッ!と吹きかけられます。(メイクをしている女性の方は、ウォータープルーフじゃないと必ず流れ落ちます。)

が、ここにもひとつの進歩が!
ブロー中、私用でかかってきた携帯電話に当然のように出て、お客さんほったらかしで話をする店員。
でも、彼女が戻ってきたときに一言私に「I'm sorry」と言ったのです!
な、なんと画期的な変化か!
それだけで感動してあっさり許してあげました。(社会的マナーの向上とカット技術は比例しません…。)


そうやって急激に変化を遂げつつあるベトナムですが、一つ変わって欲しくないなと思うのは家族を大切にする文化です。
この前、ベトナム政府の某省某局局長の家族の集まりに参加させてもらいました。
おじいちゃん、おばあちゃんから始まり、兄弟姉妹、子供、孫まで総勢20人ぐらいが顔を揃えました。
それはそれは賑やかで、それはそれは混沌としていました。(笑)
でもとーっても楽しかったですよ!
その日は家族の誰かの誕生日だったのですが、特別な日に限らず、週に1度はこうやって集まっているそうです。す、すごい!

またベトナム人のパワーの源を見た気がしました。


タイトルのわりにちんまい内容ですみません。。。