地球にあしあと

地球の色々なところに足跡をつけてきました。

ローカルグルメその2

2005年12月15日 | Weblog
はい、先生とのお出かけ2日目です。
今日もバイクの後ろにまたがって安食堂へGO!

本日いただきましたのは、Banh Da Cua(バイン・ダー・クア)と言って、赤米から作った麺と一緒にカニの身やさつま揚げやソーセージや野菜が入ったスープです。(Cuaはカニのことです)
上に揚げたニンニクチップなどが乗っています。
お好みで唐辛子などの調味料をどうぞ。


これがBanh Da Cua。


麺は赤いのです。


さっそくいただきまーす。

これまたおいしーーーい!
砂糖入りぬるい豆乳と一緒に頂きました。(この、なんでもぬるいのがポイントでしょうか・・・)

やはり食事はきどったレストランより、めちゃめちゃ汚くて狭いビンザン(飯屋)の方がおいしいです。もうかなり免疫ついてるし、A型肝炎の予防接種してるので、少々不衛生なお店でご飯食べてもお腹は大丈夫です。

でもこのようなお店では備え付けのナプキンでお箸やレンゲを拭くのがお約束です。(拭いたところで綺麗になるとは思えませんが。。。)


お店の奥からの風景。

食後にカフェへ移動。
ここでまた先生おススメのSua Chua Ca Phe(スア・チュア・カーフェー)を注文。
Sua Chuaとはヨーグルトのことです。
Ca Pheとはカフェ、コーヒーのことです。
つまり、ヨーグルトとコーヒーが混ざっているのです。


これです。冬なのに冷たいデザートです。


食べるときはこのように混ぜ混ぜしてから。


練乳とコーヒーを混ぜるベトナム式コーヒーは知っていましたが、ヨーグルトは初めてです。
これまたおいしーーーい!
でもこの時期、寒ーーーい!


もうこのブログを「ハノイおいしいもんブログ」に変更しようかと思う今日この頃です。

ベトナムスイーツ

2005年12月14日 | Weblog
Lieu先生と正午に待ち合わせ、先生のバイクの後ろに乗ってGO!
今日はスイーツです。

きゃ~、寒~い!
先生には「くれぐれも安全運転でお願いします」と言ったけど心配。
やはり道中で軽く事故っているバイクと車に遭遇しました。
ここにいる間に日本で見る一生分の交通事故現場を目にするでしょう。

先生おススメのお店に到着。
ほんの4畳ぐらいしかなく、その上いびつな形をしたスペースにプラスチックの椅子が置いてあり、歩道にも椅子が置いてあります。
この寒いのにベトナムではやはり路上でご飯食べてます。
最初ここに来たときは暑かったので、「冬になるとみんなどうするんだろう?」と思っていましたが、冬になっても関係ありません。路上のお店は繁盛しています。


大人も子どもも次々と買いに来ます。


かなり狭いスペースでの作業。


注文が出てくるのを待つLieu先生。


さて、今日私が食べたのは2品。
一つはバインチャーイと呼ばれるもので、おもちの中にココナッツ餡が入っていて、それがぬるいくず湯みたいなのに入っているものです。おいしい!
先生が食べたのはおもちの中に黒砂糖が入っていて、上からゴマがかかっているものでした。名前は忘れました。こっちももちろんおいしい。


手前が私が食べたもの。向こうが先生が食べたもの。


先生、ご満悦です。


もう一つはソーイチェーと言って、黄色いもち米がこれまたぬるいくず湯状のものと混ざっているものです。
先生はソーイチェーの冷たいバージョン。
この寒いのに氷が入った冷たいデザートですか。。。

手前が私。向こうの冷たいのが先生。


先生は12時半から授業なので、二人でささっと食べて退散。
私は歩いて帰りました。もち米でお腹いっぱいです。

帰り道、歩道で1匹の豚を豪快にさばいている場面に遭遇。
う~ん、すごい。さすがにちょっと写真を撮るのは・・・。

明日はバインダークアという、お米の麺みたいなやつとカニの身が入ったやつを食べに行く予定です。
乞うご期待。

あったかい!

2005年12月14日 | Weblog
うちの事務所にもついに暖房が入りました!
イエイ!UNDPの事務所に勝ったぜい。

今朝、出勤時にエレベーターに乗り合わせた同じ階のドイツ人らしきおじさんに「うちの事務所、暖房が無くて寒いんですよ~」と話すと、「ええ~?あのビルでもないの?あそこって13階にスイス大使館入ってなかったっけ?」(←それは知らん)などと言われていたのですが、会社に来てみると温風が流れてきている!
おおっ!感動です。

なぁ~んだ、やればできるんじゃない。
でも前任者も「冬は暖房無くて寒いですよ~」と言ってたから、本当に今年からというか今日からなのね。嬉しい~。

このお陰で停電が増えないことを祈るのみです。

訂正!

2005年12月14日 | Weblog
ぎゃ~、間違えていました~~~。

先日食べたチャオチャーイ、中に入っているのはお肉だと思っていたら、貝でした!
ショック。全然貝っぽくなかったけどなあ。。。

昨日ベトナム語レッスンの際に先生と会話して判明。
そもそも「チャオ」がお粥で「チャーイ」が貝なんだそうです。
でも貝の種類までは、2人で辞書とにらめっこしても日本語で何なのか解明できませんでした。
会社に置いてある「指さしベトナム語」の食べ物編を見ても、あさりやしじみなどは乗ってるけど、チャーイについては「貝」としか記載されていません。

先日連れて行ってもらったお店はどうやら有名店のようです。
先生に話しても、スタッフに話しても、「ああ、あのホム市場の近くのお店でしょ?有名、有名」とのこと。
他にももちろんチャオチャーイを出すお店はあるけど、あそこが一番の人気店なのだそう。ちなみに店名などはないので場所を覚えるしかないそうです。
また、チャオチャーイは午後から夕方にかけてしか売っていません。
先生曰く、「あれは体を冷やす食べ物だと言われているので、朝は食べない」そうです。
えー、体がポカポカあったまって良さそうなのに。
中に入っている貝に体の熱を取る作用でもあるのかしら?

それはさておき、いつものごとく私のベトナム語会話レッスンは食べ物の話ばかり。。。
どうりで他の分野でちっとも上達しないわけだわ。
昨日もLieu先生からあれこれローカル食を教えてもらいました。
でも知らないものばかり。

Lieu先生: あれは知ってる?これは知ってる?
私: 知りません。食べたことありません。

しまいには「ゆーこさんは一体何ヶ月ハノイに住んでるんですか?!」と怒られました。
おこらいでも。。。外国人には分からないことがたくさんあるんですよー。

業を煮やした先生が、今日・明日と2日連続ランチの時間にローカル店に連れ出してくれることになりました。
今日はソーイチェーというおこわ系のデザート、明日は麺類を食べに行く予定です。
また報告します!

ところで最近ベトナム語の先生だけでなく、ヨガの先生も親しくしてくれます。
夕べもヨガの先生から「気をつけて日本に帰ってね~」と電話がありました。
はて?この前のレッスンの時に最後のごあいさつは済ませたはずなのに。

つい先日もいきなり電話がありました。
先生: 家にテレビある?
私:  はい。
先生: VTV1(ベトナムのチャンネル)つけて!
私:  は、はい。。。
先生: ミス・ワールドやってるでしょ?
私:  はい、やってますね。。。
先生: それを教えたかっただけ。じゃ~ね~。ガチャ。
私:  ・・・???

わけが分かりませんが、とりあえず見ました。
皆さんお美しかったです。
ちなみにアイスランド代表が優勝しました。。。

翌週、ヨガに行ってみると、どうやら他の生徒も同じ電話を受けていたようです。
先生がしきりに「あの優勝した人、あんまり綺麗じゃなかったわよね~」とか言ってます。はぁ・・・。

ベトナムは謎だらけ。

接待ショッピング

2005年12月12日 | Weblog
先日うちのアパートのスタッフ、CamさんとHaさんから接待ランチを受けたのですが、その後週末ショッピングも一緒にすることとなりました。

これってプライベートのお誘い?それとも接待の一環?と複雑な心境で土曜日の午後、待ち合わせ時間にロビーへ降りてみると、玄関にはしっかりアパートのバンが待機していました。
あ、やっぱり接待か。

まずはクリスマスプレゼントを買いたいと言う私のリクエストに応じ、Haさんお薦めのお店へ行くことに。そこはオランダ人の女性が経営していて、身体障害者の人たちが小物を作っているQuilts & Artというお店です。
他にもNGO経営のショップはハノイ市内に幾つかあり、ガイドブックに載っている有名なところもあるのですが、このQ&Aはかなり辺鄙な場所の普通の民家の中に仕事場があり、仕事場のそばに棚を設けて売っているという感じです。
ほとんど知られていないはずですが、西洋人客がちらほら来ていました。口コミでしょうか。
自分でバイクに乗ってきていたので、観光客ではなくハノイ在住なのでしょう。


土曜日はオーナーの女性はお休みということで残念ながら会えませんでしたが、英語ができるスタッフに中を案内してもらいました。
1階ではスタッフの男性が切り絵のように器用にクリスマスデザインに紙を切ってグリーティングカードなどを作成しています。4階の作業場では耳の聞こえないスタッフが黙々と布にアイロンを当てていました。
現在は季節柄、1階部分にクリスマスグッズを置いていて、2~4階に通年のグッズを販売するスペースになっています。
他のお土産やさんでも売っているようなシルクの小物もあれば、キルトのベッドスプレッドなど、丁寧に根気よく仕事がしてあるものもたくさんあります。

ここのオーナーの女性はすごいことに、耳の聞こえないスタッフとは目で会話して、作業指示を出すそうです。スタッフはオーナーの目を見て彼女が何を欲しているか悟るそうです。デザインに関する打合せまで目でやっちゃうというからすごい!

ひととおり建物の中を見せてもらってから1階に戻り、お土産物を物色しているところへ、日本の母からの電話。
どこにいるのかと聞かれたので「おみやげ物やさん」というと、「お土産なんか何もいらんで」とのこと。・・・。誰が母のお土産を選んでいると言いましたか?

さらに続きます。
「ところで、あのはんこ買ってきて」
・・・。それは立派にお土産のリクエストと言うのではないでしょうか?
関西人は生まれながらにしてボケ上手です。


Haさん、Camさんと3ショット。


季節柄、クリスマスグッズがいっぱい。


事務所スタッフにあげるクリスマスオーナメントなどの買い物を済ませ、母のリクエスト通りはんこを買いに旧市街へ。
またもや例のおじさんが自分の有名人度を自慢していました。
今日はベトナム人と一緒にいるので私にもベトナム語で話してきます。
はんこの図柄を説明するときだけ、「ハス」「ゾウ」「スイギュウ」などと日本語の単語を言ってきます。かなりたくさんの単語を知っています、おじさん。
「よくできました」などと彫ってあるはんこに関しては、おじさんがCamさんとHaさんに「日本では先生がこのはんこを使うんだよ」などと説明してました。そうそう、その通り。


わりと真剣に説明。


もちろん記念撮影。


Haさんは熱心に手帳にこのお店の住所などを記録しています。
きっと他のお客さんへの接待の時に利用するのでしょう。
なかなか仕事熱心な人です。

はんこを買い終わり、路上で買った焼き甘栗をほおばりながら他のお店を数軒見て回りました。
商品もクリスマス仕様になっているお店がちらほらあります。
ベトナムの女の子がよくやるように、3人で腕を組んで旧市街をぶらつくのも楽しいものです。
この日は何故か朝から暖かく、シャツ1枚でも大丈夫なぐらいでしたが、夕方になると少しひんやりしてきました。

最後はバンの運転手さんも一緒に、超ローカルなお店でChao Trai(チャオチャーイ)と呼ばれるお粥のようなものを頂きました。


これです。



お米の粉から作ったドロドロのお粥状のものの中に牛スジかモツのようなものとハーブが入っていて、それにお好みで唐辛子とコショウをかけ、フォーを食べるときのように揚げパンを入れて食べます。
美味!ベトナムはやはりC級グルメが最高です!
特にこのメニューは寒い冬に食べるのがいいですねえ。



運転手さん曰く、「妻がこの写真を見たら殺されるので送ってくれなくていい」そうです。


ベトナム料理バンザイ!


私がチキン、チキンと言っていたためか、今度HaさんとCamさんが、ハノイから少し東へ行ったところにある鶏肉料理で有名な村に連れて行ってくれるそうです。鳥インフルエンザがひと段落した頃に。
接待なので今度は気兼ねなくお願いしましょう。車付きで便利だし。

今日、事務所で結構長い時間停電があり、スタッフと3人でソファに座って休憩していました。
最近停電が多いです。いつもはすぐに自家発電で復旧するのですが、今日はなかなか電気が戻ってきませんでした。
暇なのでThuyさんが食べていたおやつを分けてもらいました。(食べ物はみんなで分け分けするのがこの事務所の暗黙の掟です。)
一見ライスペーパーかと思ったら、少し分厚く、食べてみるとココナッツミルクの味がします。
なにこれ!おいしい!
残念ながら南部にしか売っていないおやつだそうです。
来年またホーチミンに行ったときにこのココナッツミルクペーパー(勝手に命名)とボンボン(これまたハノイでは手に入らない果物です)を買って帰ろうと今から計画中。鬼が笑っています。

ベトナムにはまだまだ新しい発見があります。

Chicken & Eggs

2005年12月09日 | Weblog
ハノイ在住の方には朗報です。
あの、"BIG C"では今でも鶏肉と卵が手に入るそうです。
どこから仕入れているのでしょうか?

私はもうすぐ日本で鶏肉&卵を堪能しますが、ハノイ生活が長引き禁断症状が出始めた方は、是非とも"BIG C"にてお買い求め下さい。

業務連絡終わり。


はんこ

2005年12月06日 | Weblog
旧市街にあるハンコ屋さんでハンコを作ってもらいました。



日本のガイドブックや、現地で配布されている日本語のガイドブックにも登場する有名なお店です。
私が行ったときはフランス人の観光客グループが名前を彫ってもらっていました。
お店のおじさんは自慢げにそのガイドブックなどを私とフランス人に見せて、「この写真のときと同じズボンはいてるんだ~」などと言ってました。
あ、ほんどだ。そのストライプのパジャマ風ズボン。。。

私は特に自分の名前入りのを作ろうと思って行ったわけではなく、プレゼント用にすでに出来上がったものを買おうと思っていたのですが、待っている間サンプルを拝見。本当にたくさんのデザインがあります。

どうやらお客さんが注文したものをペタペタとスタンプしてそれをサンプル帳のようにしているらしく、日本人の名前もたくさんありました。
ちょっと気になったのは、日本人の住所・氏名が刻まれたハンコがたくさんあったこと。
きっと観光客が記念に作って持って帰ったのでしょうが、みなさーん、気をつけないとベトナムで個人情報流出してますよー。

既製品購入ついでにやっぱり自分のも作ってもらおうかなと思い、サンプルの中から蓮の花のを選びました。
ほんとはもっとじっくり選んでも良かったのですが、安いのでまた作ればいいやと思って。
紙に名前を書くと、おじさんはそれを見ながら器用に裏文字で下書きを書きます。さすがプロ。
そしてちゃちゃっと彫って完成。
図柄はすでに彫ってあり、名前を彫るだけなのでその間1分ぐらい。
また今度ゆっくり来てお気に入りの図柄を選びたいと思います。


さて、ハンコを購入し、スーパーで買い物し帰りがてら、西洋人のおじさんに道を聞かれました。
おじさんはどうやら英語が話せないらしく、地図を見せて指差します。
地図には"New Century"と書いてあります。

New Century, New Century...どこかで聞いたような…。
ああ!ディスコではないですか!
おじさんったらわりと年配な感じなのにディスコに行こうとしてるのですね。
「今夜行こうと思うんだよ~」とご機嫌です。
すぐそこなので、私の超さびついたフランス語で現地までご案内。(おじさんはフランス人でした)

英語ができないおじさんは、私の超さびさびフランス語に大喜びし、色々聞いてきます。
「ここにも行きたいんだけど、知ってる?」と地図をまた指差します。
知らないお店の名前でしたが、おじさん曰く「ここもディスコらしいんだよ~」
…。そういう下調べはすごいっすね。

なにやらおじさんは15日間ハノイに来ていて、仕事はというと、とある植物からオイルを作るうんぬん言ってましたが、私のフランス語力ではそれ以上は理解できずでした。
私の仕事も聞かれましたが、英語でも説明するのがややこしいのに、フランス語ですか…。
限られたボキャブラリーを駆使してなんとか説明しましたが、通じてないかも。。。

近頃、英語と日本語以外の環境ではとにもかくにもベトナム語が頭に浮かんでしまいます。
「行く」という超基本単語"Aller"すら、一瞬ベトナム語で"Di"と言いそうになるし、あろうことか"Non"さえもベトナム語で"Khong"と言いそうになるのです!
そもそも私のベトナム語は入門レベルなのに、過去にあんなに一生懸命勉強したフランス語も中国語も、今ではベトナム語に取って代わられようとしています。(涙)
恐るべし、ベトナム。

私のブルーな気持ちをよそに、さらにおじさんは「あの建物は何?」とか余計なことを聞いてきます。
「え~と、え~と、、、、国立図書館です!」
とっさにフランス語で「図書館」という単語を思い出した自分を褒めてあげたい。ベトナム語の「図書館」がまだ頭に入っていなかったのが幸いしたのね。(レベル低くてすんません)

こっちにいる間にフランス語習いに行こうかしら。
私の前任者はハノイでフランス語教室に通っていたらしいので、近くにあるはず。
それにハノイにはフランス人いっぱいいるからきっと会話の練習もできるわ。
ベトナム語なんかできたって、将来応用が利かないのです!

と言いつつ、今日もせっせと越英辞書で単語を調べて自習する私。
だって市場でリベンジ必要なんだもん。。。

クリスマス

2005年12月05日 | Weblog



12月に入り、うちのアパートのロビーにも大きなクリスマスツリーが登場しました。
街中も、特に外国人が出入りする場所には特に大々的にクリスマスの飾りつけがされています。
なんだかワクワクしますねえ。


今日からハノイもようやく寒くなりました。
とは言ってもまだ日本のようにコートを着たりはしておらず、セーターとジャケットで十分です。

ジャケットを着てかちっとした格好をしていると、必ず運転手のエムザンが覚えたての日本語で「きれい」と褒めてくれます。
なので私もエムザンが散髪したての時などに"Dep trai, nhe!"(かっこいいね!)などと褒めてあげると、喜んで「あじがと~」(ありがとう)と返事を返してきます。
日々のコミュニケーションが大切。

ベトナムの結婚式

2005年12月02日 | Weblog
先日、お友達のいまじゅんさんの結婚式に行ってきました。
お嫁さん(ベトナム人)の実家で行なわれるということでした。

まず、出席者は午前10時にホテルニッコーに集合。
到着するとすでにいまじゅんさんが結婚式用の衣装を着ていました。
赤い帽子がなんだかかわいい。


写真屋さんがパチパチと写真を撮り、その後バスでお嫁さんの実家まで行きます。
新郎とご両親が先頭に立ち、その後ろを出席者達がぞろぞろと列をなして着いて行きます。

ホテル前に準備されているのは大型バス2台!すごい!
ここからお嫁さんのお家まで、小一時間のドライブです。
新郎とご家族は結婚式用にお花で飾り付けられているベンツに乗り込み、バスはその後ろに従います。
バスに併走するバイクの後ろにカメラマンが乗り、移動中のバスを撮影しているところがとってもベトナムらしい。
さらにバスを追い越して先の方でスタンバっていて、正面からの画を撮っていたりもします。

バスはどんどん走り、そのうちとある村に入って行き、だんだん道が狭くクネクネしてきました。
市場やお店が立ち並ぶ通りを過ぎ、民家が立ち並ぶ通りを過ぎ、どんどん奥へ。
近所の人たちが「ああ、結婚式ね」という感じでバスを見つめています。

やっと到着。
本当に普通の村なので、ブーブーとクラクションを鳴らしながらバイクが通り過ぎます。
同じアオザイを着た女性3人、男性3人が出迎えます。
通りから、お嫁さんのお家まで、またぞろぞろと新郎の家族の後を着いて行きます。


新郎とご両親の頭の上には黒いこうもり傘が差しかけられてします。そういうものなのですね。
近所の人たちが様子を見守っています。
結婚式の行列だというのに、後ろからバイクが「どけどけ~」とばかりにやってきます。
村人の日常生活はそのままですから。

お家に到着。
お祭りか屋外のレストランのように庭にテーブルと椅子がセッティングされ、提灯がぶら下がっています。


いつ、どこでプレゼントを渡せばいいのか、全く勝手が分からず、とりあえず着席。
出席者にはお茶とお菓子が振舞われます。
名前忘れたけど、石灰(?)と一緒に噛んだら口が真っ赤になる実もありました。
お婆ちゃんが噛んでいました。

花嫁さんの姿はまだ見えません。

しばらく集まったゲストで歓談などしていると、いよいよいまじゅんさんがお家の中に花嫁さんを迎えに行きます。ワクワク…。早く花嫁さんの姿が見たい~。

そしてついに登場です。花嫁さんも花婿さんと同じような赤いアオザイに赤い帽子です。かわい~!
新郎のお父さんのご挨拶(通訳付き)、ケーキカット、指輪交換、シャンパン開封などイベントが続きます。



おもむろに、司会をしていたおじさんがものすごいいい声で歌いだしました。カンツォーネというんですか、「帰れソレントへ」とか、ちょっと違うだろうという歌を歌っています。
おじさんの熱唱は止まりません。次々と歌を披露します。とっても気持ち良さそうに歌います。
もうおじさんの独壇場です。日本人出席者はバカ受けでした。


その後、ケータリングに含まれているのでしょう、踊りを踊るお姉さん達や、またまた歌を披露するお姉さんが登場します。
お姉さんは日本の歌を歌ってくれたのですが、「北国の春」とかテレサテンの「つぐない」とか、これまた「ちょっと違うやろ~」という選曲です。
「北国の春」はまだしも、「つぐない」はいかがなもんでしょうか。
このおめでたい席で愛をつぐなって別れになっている場合ではないのです。
明日は他人同士になってどうするのじゃ。
出席した日本人全員が心の中で「それはちゃうやろ~!」と突っ込んでいたことは間違いありません。

引き続き、出席者の人たちのカラオケ大会へと発展し、ここでもまた司会のおじさんがしゃしゃり出ていました。本日の目的をきちんと理解しているのでしょうか。
近所の人たちもどどっと押し寄せて人だかりになっています。
このイベントを楽しんでいるようでした。


途中、新郎新婦が服を着替えて再登場。
ウエディングドレス姿も綺麗です。
でも結婚式用のしっかりメイクの時よりも、普段のときの方がもっと可愛いです!


ところで新郎新婦のご親族の席は舞台の後ろ側になってしまうので、これらのイベントをきちんと見ることができなかったのではないかと思いました。
ちょっと可愛そうですが、そういうものなのでしょうか。
さらに家の奥にはお婆さん達の席があり、彼女らはもっと会場が見えません。

結婚式のお料理もこれまたおいしゅうございました。
この写真を撮った後も、続々とお料理が出てきました。
やっぱりベトナム料理っておいしいわぁ~。


ベトナムの結婚式は、みなさん黙々とご飯を食べてあっさり終わると聞いていたのですが、本当にあっけなくお開きとなりました。
ご飯を食べ終わり、プレゼントやご祝儀を新郎新婦に渡したら、みなさんぞろぞろとまたバスへ戻って行きます。

帰る前に発見!とってもゴージャスな写真!
まるで映画のワンシーンのように綺麗です。
ベトナムでは結婚式の記念に撮ったゴージャスな写真を家に飾ったりしますが、いまじゅんさんもこの大きな大きな写真を新居に飾るのでしょうか。


帰る前に新郎新婦が乗り込むベンツの運転手さんが行方不明というハプニングもありましたが、無事発見。携帯電話が通じない地域なので、なかなか大変です。
新郎新婦がベンツに乗り込み、みんなで手を振って見送った直後に牛の集団が通り過ぎるような、のどかな村でした。



さて、結婚式の際に、ゴールドのセクシーなアオザイを着て歌を歌っていた人がいたのですが、日本人の間では「あの人は新婦の身内なのか、それとも業者の人なのか?」と話題に上がっていました。
帰りのバスで偶然彼女が隣に座ったので、私の渾身のベトナム語会話で聞いてみました。

「お姉さんは新婦の家族ですか?」
「いいえ、友達です。」

そうか、友達だったのか。それ以降の会話はベトナム語では続かず、英語にて。
お名前は新婦と同じHuongさん。でも声調が違うので違う名前です。
Hai Phuong出身だそうです。ハロン湾のあたり。
1歳半の子どもがいるのにスリムで美しい!
新婦のHuongさんとは親友だそうです。
う~ん、美しい人には美しい友達がいるものです。

ホテルニッコーへ帰り着き、引き出物のお皿を頂いて(これは日本の風習)帰りました。

初めてのベトナムの結婚式。町内会の集まりみたいで楽しかったです。
きっといまじゅんさんのご両親もさぞかしカルチャーショックを受けておられるでしょうが、喜んでいらっしゃると思います。

末永くお幸せに!