地球にあしあと

地球の色々なところに足跡をつけてきました。

ロックウェルふたたび

2011年04月24日 | Weblog

昨日に引き続き、今日もSさんとロックウェルまで出かけて行った。
他の人たちも誘ったが、みんなぐったり疲れており、連休最終日ぐらいはゆっくりしたいようだ。


張り切って10時にホテルを出て、パワープラントモールへ。
上の階からしらみつぶしにお店をチェックして行こうかな。


ここには無印良品が入っていて、商品は日本の物がそのまま輸入され陳列されている。
なのでまるで日本にいるような感覚。
値段も日本と同じぐらいだから、フィリピンとしてはかなり高額。
やはりロックウェルは高級住宅街だと感じる。

無印でブラウスを買おうかと思ったが、ホテル暮らしでアイロンがないのでやめた。
フロントから借りることもできるけど、面倒だし。
もちろんクリーニングに出せばちゃんとアイロンがかかって戻ってくるのだが、ここのクリーニングはトラブル多し。
洗濯物の紛失、損傷は日常茶飯事。
日本からいい服を持ってきたら必ず後悔する。
途上国に来るときはユニクロでよろし。



さすがロックウェルだけあって、パワープラントモールにはオシャレなインテリア用品の店などがいくつかある。
日曜日なので、ここでもミサをやっていた。
フィリピンでは、ショッピングモールでもミサをやるコーナーがあり、信者たちが讃美歌を歌ったりお祈りしたりしている。
信仰心は篤いんだけど、治安がねえ…。
もちろん大多数のフィリピン人は善良な市民だけどさ。



あちこちお店を見て回り、BODY SHOPでシャンプーなどを購入後、昨日から楽しみにしていたPho 24へ
基本中の基本、鶏肉のフォーを注文。
ハノイでは大体これにニンジンジュースを添えていたのだけれど、ここのメニューにはなかったのでココナッツジュースを注文。
(ココナッツジュースはちゃんとヤシの実にストローが刺さった状態で出てくる。)

出てきたものを見ると、スープが澄んでいる。
これは期待できるか?






が、食べてみると…。


…。


…。


…。




あんまりおいしくない。
不合格である。無念。

やっぱりフィリピンでは無理だ。
味音痴のフィリピン人なんか嫌いだー。


こんなにオシャレなモールなのに、フォーで一気にテンションが下がる。








モールの真ん中のエリアに果物屋さんが出ており、そこで懐かしのフルーツを発見!
ベトナムで「ボンボン」と呼ばれていた、アレです!
(2006年9月8日のブログ参照。)




興奮して思わず2房も購入。
が、しかしそこはロックウェルプライスで非常にお高かった。
キロ当たり1000円以上する…。
日本でも絶対買わないような値段。。。

えーい、たまにはいいさ
この果物、スーパーでは見かけないもん。
フィリピンではなんという名前か店員さんに聞いたけど、瞬く間に忘れました~。



本当はこの後高級スーパー、ルスタンズで買い物をしてから帰りたかったが、シャンプー類とボンボンを買ってしまったため、すでに大荷物。
食品の買い物はあきらめた。

タクシー乗り場で待ち合わせたSさんは、ルスタンズで大量に食料を買っていた。



一旦ホテルに戻り、今度は近所のスーパー、庶民の味方SM Hypermarketにて食料品の買い出し。
いつもの通り、ビタミン補給のための野菜ジュースや果物を買う。

この前ガイドさんが「パパイヤは体の中を全部掃除してくれて、すっごく体にいい!」と力説していたので、今回はマンゴーを買わずパパイヤを購入。




大きさにもよるけど、スーパーでも1個30円ぐらいで買える。
たぶん路上の果物売りとか、マーケットで買えばもうちょっと安いに違いない。
いずれにせよ、今日買ったボンボンとはえらい価格の違いだ。



帰りに晩御飯用にと立ち寄ったのは、フィリピンの国民的ファストフード店、イナサル。
ジョリビーと1,2を争うぐらいポピュラーだと思う。




ここの特徴は、炭火焼き(炭火かどうかは知らないが)バーベキュースタイルのお肉。
鶏肉や豚肉がある。
今日は豚肉をチョイス。





豚肉の串焼きにご飯(葉っぱに包まれているのが白ごはん)でたったの99ペソ!
約200円ですよ~、奥さん。

タレも結構おいしいし、食べ物がまずいフィリピンにおいて、ここだけは合格!

しかもこの値段で、店内で食べるとご飯食べ放題!
(いや、そんなに白ごはんいっぱい食べられないけど…。)


イナサル、ばんざ~い!

って、野菜は???



そう、これが典型的なフィリピンのファストフード。
お米以外、野菜のかけらも見られない。
フィリピン料理のファストフードならもうちょっと野菜も入ってるけど。


とある人から聞いた話では、日本へ行ったフィリピン人に「日本で何が一番辛かった?」と聞いてみたところ、帰ってきた答えは「野菜をいっぱい食べさせられたこと」だったらしい…。


何かが間違っている、フィリピンの食育。

お宅訪問

2011年04月23日 | Weblog
4連休の3日目、Sさんと一緒に職場のOさんのお宅を訪問した。

事務所から徒歩15分ぐらいのところにある、ロックウェルという高級住宅街。
自分が今滞在しているホテル周辺と比べると、もう別世界。

ロックウェルにあるパワープラントモールというモールは、規模は小さいけれど綺麗だ。
そして中に入っているルスタンズというスーパーで売っているものも一味違う。
デリコーナーではおいしそうなハムや生パスタ、サラダなどが買える。

そして、ベトナムのフォーチェーン店、Pho 24もこの中に!
今日はOさんちで食べるので、明日もう一度出直してフォーを食べようっと。

パワープラントモールから一本道路を挟んだ向かい側にもデリがあり、そこでブルーチーズやハム、パテなどを購入。
店の中は西洋人だらけだった。
この地区は日本人居住者も多い。


同じく職場のMさんもロックウェルに住んでおり、このデリに隣接するアパートらしい。途中でMさんと合流し、ひととおり買い物を終えたらOさんのお宅へ。


もう、エントランスからして高級感あふれていた。
一歩部屋に入ると広々としたリビングとダイニング。







窓の奥には近隣の高級アパート群。




プールももちろんある。





しかしこの高級住宅街から1本道を隔てると、トタン屋根が並ぶローカルエリアだ。
天と地ほどの差。



写真では分かりにくいが、久しぶりのオシャレな食卓。
ブルーチーズ、ブリー、パテ、サラダ、クラッカー、ワインなど。





ここで約6時間、女4人でしゃべりにしゃべって過ごした休日の一コマであった。



私もこのエリアに住みたいな…。

メトロマニラ観光

2011年04月21日 | Weblog
東南アジア唯一のキリスト教国フィリピンでは、今週はHoly Weekでほとんどの会社やお店が閉まっている。
本日、4月21日はHoly Thursday、22日はGood Fridayである。
いわゆるイースターホリデーなのだが、特にEasterという言葉は聞かず、Holy Weekと言う言葉が飛び交っていた。

マニラに来て2か月ほど経つが、まともに観光をしたことがないので、この機会に日本人のガイドによるメトロマニラ観光ツアーに参加してみた。
メトロマニラとは、マニラ市、マカティ市、ケソン市などいくつかの市の集合体で成るいわゆる首都圏である。
ガイドをしてくれたのは、同じ職場のフィリピン人と日本人のハーフの方のお母さんだ。
だから安心。

フィリピンと言えばセブ島やパラワン諸島などのような、ビーチリゾートが有名で、マニラ首都圏というとさほど見どころはない(と思う)。
とりあえず今日は基本中の基本コースを回ってもらうことに。



朝9時にバンでホテルを出発。
普段は1日中渋滞しているマニラだが、今日は不気味なほど空いており、車がスイスイ進む。
さしずめ日本での元旦の朝と言った感じか。

車の中で「カバンは前で持つように。お土産売りが寄ってくるけど、関心を示すとしつこくついてくるので、いらないならはっきり意思表示すること。大通りを見る限り日本とあまり変わらない印象だけど、一本道を外れると日本人には想像もつかない世界が広がっているから気を付けること」などなど注意事項。
分かっちゃいたけど、あらためて注意されると気が引き締まる。
なんてったって治安悪い国だからね。


ここはほんの一握りの大富豪と大多数の貧困層で成り立つ国。
とにかく貧富の差が大きすぎるのだ。
普段通勤の際にかなりローカルなエリアを通り抜けるので、大体の様子は見ているが、本当のスラムには足を踏み入れたことがない。
っていうか、踏み入れるべきではない。


国民性として、「宵越しの金は持たない」主義なので、貯金はない。
貧困層は病気になっても治療費が出せない。
市が運営する病院では診察は無料でも薬は有料だ。
薬が買えない貧困層は、病気になれば死ぬしか道は残されていない。



消防署の前を通りかかった時、ガイドさんの説明によると、「この国の消防署は金持ちの家が火事になるとすぐに駆けつけて消火してくれるけど、スラム街などでの火事には対応が遅い。だから消防車が走っているのを見たとき、その走り方を見て金持ちの家の火事なのか貧乏人の家の火事なのかが分かる」とのこと。
う~ん、あくまでも露骨だ。



さて、最初にやってきたのは、フィリピン人憩いの場、リサール公園。
スペイン人の悪政から市民を救ったという英雄、ホセ・リサールの銅像が立つ、とてもきれいに整備された公園。





銅像の前には2人の衛兵。
銅像には近づけない。



衛兵さんが立っているあたり、ハノイのホーチミン廟を思い出す。



リサール公園のそばには、一時期日本軍が司令部を置いていたというマニラホテル。




その前の道をカレッサ(馬車)が通り過ぎる。




カレッサは下町では庶民の足、観光地では観光客を乗せる用途で使われている。
値段はちょっと高めらしい。




次にやってきたのは、スペイン統治時代に作られた、城塞に囲まれたイントラムロスというエリア。
元々は城壁の周りは皇居と同じくお堀が張り巡らされていたようだが、今はミニゴルフコースが作られたりもしている。

サンチャゴ要塞(Fort Santiago)の中に入る。
入場料は75ペソ(約150円)。
熱帯らしく、ヤシの木などが生い茂る。






マンゴーなどの実もなっている。
基本的にフィリピンでは、木になっているフルーツは取り放題だ。
公共の場にある木はもちろんのこと、他人の所有物である木のフルーツをもぎ取るのも基本オッケー。




ここにもカレッサあり。




園内をカレッサが結構な速さで次々通り過ぎる。
歩いていると後ろから走ってきたカレッサに轢かれそうになるので、あわてて歩道に上がる。



残念ながら博物館は本日休館している。
「モールも閉まってるし、せっかく観光客が来るんだから開けとけばいいのに」とガイドさん。
でもこのHoly Weekは、博物館で働く人たちも休暇を取りたいんだよね。

ちなみにフィリピンでは、公共施設の休館などは突然決まるのが常だ。
あらかじめ予定を発表しておくという習慣はなく、昨日は開いてたのに今日は定休日じゃないのに閉まってるとか、道路にしても午前は通れたのに午後はいきなり通行止めということもある。




サンチャゴ要塞の奥へと続く門。
ここも一時、日本軍が占拠していたという。




お堀はマニラ湾へ注ぐパッシグ川につながっている。




門の入り口が小さいのは、お堀がなく陸続きだった頃に、アメリカ軍の大きな戦車が入ってこれないようにわざと小さく作ったとのこと。







中から門の外へと続く足跡は、ホセ・リサールがスペイン軍により処刑されるために連行された時の足跡を示している。




歩幅が小さいのは、殺されるための行進だったからか。


スペイン占領時代の罪人は、処刑の際背中から撃たれたという。
が、リサールは「自分はやましいことはしていない」と、撃たれる瞬間に身をひるがえして正面から撃たれたそうだ。




サンチャゴ要塞の中には水牢がある。
マニラ湾の満潮時に牢に水が入り込み、捕虜を水死させるのだ。








日本軍占領時に数多くのアメリカ人とフィリピン人がこの水牢で犠牲になったという。
ポルトガルのリスボンにも水牢があったなあ。
結構世界中で満潮を利用した水牢というのが作られていたんだろうなあ。



パッシグ川の向こう側には、高層ビル群。






橋が架かっている付近にはスラムらしきものが見える。
スラムは水場のそばに形成される。





階段を上っていくとさらに廃墟の後。







そしてなぜかチャップリンにしか見えないホセ・リサールの像が、正面玄関でもない場所に置かれている。



シュールだ。



しかし彼は小柄だけどモテモテの男性だったらしく、日本に行った時には日本人の愛人まで作っている。
「おせいさん」という名前の愛人の肖像画が博物館の中にあるらしいが、見られなかったのが残念だ。




博物館のそばの廃墟と化した建物には猫が住み着いている。
お母さん猫のおっぱいを吸う子猫がかわいかった。




ここにもホセ・リサール像。





サンチャゴ要塞を出ると寄ってきたお土産売りの女の子たちは、結構流暢な日本語をしゃべっていた。
「オミヤゲ、ヤスイヨー!」「イラナイノー?」





次にマニラ大聖堂を訪問。






Holy Weekなので、多くのカトリック信者が礼拝に訪れている。
観光客もあいまって、かなりの混雑。




カトリックの教会や大聖堂は、去年スペインで嫌と言うほど見ているが、ちょっと懐かしい気がした。
スペインの時にしていたように、キャンドルを買って火をつけ、募金箱にお金を入れた。





カトリックなのでマリア像が多いのだが、ここでは十字架にはり付けられたキリスト像も多く目につく。
カトリックと言っても細かくセクトが分かれているからかな?





ん?これはまるでチベット仏教の五体投地。
スペインの教会では見かけなかった、フィリピン独特のお祈り方法か??






教会の周りは混んでいるので、徒歩にて世界遺産のサン・オウガスチン教会へと移動。
出店が並んでいてお祭り気分。








Holy Weekの間はお肉を食べてはいけないらしいが、思いっきりお肉を焼く屋台がある。



このイントラムロスだけはスペインの雰囲気。
新しく建物を建てたり修理する際も、スペイン風でないと許可が下りないらしい。




このエリアだけは長いことスペイン語が話されており、今もその名残が根強い。
ガイドさんの話によると30年ほど前は学校でスペイン語が必修となっており、ホセ・リサールが詠んだスペイン語の詩を暗唱できなければ単位が取れなかったそうだ。


サン・オウガスチン教会の向かいにはカーサ・マニラ博物館というのがあり、スペイン統治時代の特権階級の暮らしぶりが再現されているという。
中の豪華な調度品などはイメルダ・マルコス夫人の寄付だとか。
残念ながら、ここも本日は休館。



こちらがサン・オウガスチン教会。
土台が舟形設計になっているため、度重なる地震にも耐えたという。







まずは教会のすぐ隣の博物館に入ってみた。
入場料100ペソ(約200円)。

この中には教会の信者たちによって寄付された数々の骨董品があるらしい。

スペインで散々見た、宗教画。





地震で落下してしまった鐘は、もう元の位置へ戻せずここに鎮座。



カミーノで出会ったベル・フリークのフランス人を思い出すなあ。



エンジェルの銅像たち。








通路には数々の油絵があるが、フィリピンでは気温が40度を超えることもあり、油絵の具が溶け出してしまうので、砂などを混ぜて溶けないようにしてあるらしい。






さらに奥へと進む。







展示品の中には象牙で見事に彫り上げられたマリア像や、きらびやかな王冠など様々な物があり、骨董品好きにはたまらない場所と言える。
また、スペインがフィリピンを発見した時の歴史などを展示した部屋もあった。

そこで「サンティアゴ・デ・コンポステーラを発見したセント・ジェームス」と題された銅像を見た時には、思わず心の中で「ようっ!」と声をかけた。
サンティアゴ行ってきたよ~。




博物館の見学を終え、教会の中へ。
豪華なシャンデリアなどが取り付けられ、マニラ大聖堂よりもきらびやかで明るい雰囲気。





この教会の特徴はこれ。






天井や壁、柱を見ると豪華な彫刻のように見えるのだが、実はこれ全部立体的に書かれた絵なのだ




熱心に祈る信者たち。
ここでは五体投地は見かけなかった。




正面の祭壇の左奥には、スペイン人初代総督レガスピが眠っている。






ここでも最後に寄付をしておいた。
ちゃんとお金を入れる封筒が用意してあったのが印象的だ。




イントラムロスの近くにキアポと呼ばれる下町エリアやチャイナタウンが広がる。
ただし、行ってみた人によると「めちゃめちゃ怖かった」そうだ。
確かにあまり治安が良いエリアではないと聞いている。
今回は特に訪れないことに。




サン・オウガスチン教会を出て最後に向かった先は、フォート・ボニファシオという高級住宅エリアにあるアメリカ記念墓地。

第2次世界大戦中にフィリピンで戦死した1万数千人の米兵が眠る。
ゲートを入ると広大な敷地に広がる芝生(アメリカから取り寄せて植えたらしい)の上に真っ白な十字架が無数に並ぶ。

たまに十字架じゃなく星形の墓石があるが、それはユダヤ教徒の物だという。
一応宗教的配慮あり。





一番奥まで行くと、戦死した兵士たちの名前が刻まれたモニュメントにたどり着く。




そこには、これまでの数々の戦争の軌跡が示されたモザイクが展示されている。









壁に刻まれたおびただしい数の戦死者の名前を見ると、やはり戦争は悲しいと思う。
沖縄の戦争記念館を思い出した。




延々と続く壁。









中には米兵と一緒に戦ったフィリピン人の名前もある。
ここに名前を刻まれることは、フィリピン人の家族にとって名誉なことなのだろうか。


通路には、各州の紋章が掘られている。
それぞれの州の特徴が描かれていて面白い。

アラバマ州。




我がアリゾナ州。




メイン州。





このタワーの中にはモザイクのマリア像。







人は信仰心があるのになぜ戦争をするのだろう、と思った。




この記念墓地もアメリカ大使館もマニラの一等地中の一等地に建っている。






アメリカの国力をまじまじと感じる。


フィリピンはアメリカで成り立っているようなものだとガイドさんは言う。
フィリピン人の夢はアメリカへ出稼ぎに出て一旗揚げること。
アメリカ大使館の前には連日ビザ発給を求める長蛇の列ができている。

子供のころから公用語として英語を習っている強みがあるし、ファストフードなどのアメリカ文化がかなり浸透しているし、目指すはアメリカ。

もちろんそれ以外の国にも結構働きに出ており、サウジアラビアなんかもよく聞く。
とにかく一家の誰かが、あるいは複数名が海外へ出稼ぎに行っているような国だ。
そうでないと暮らしが成り立たない。
フィリピン国内に仕事はなく、あっても低賃金だからだ。

うちの事務所に来ているJanitor(清掃作業員)のチェリーちゃんという女の子は、結構かわいいし英語も上手だ。
この子もいつか海外へ出るのかなあ、などと思ってしまう。
もちろん出稼ぎに行くにもある程度のお金は必要だろう。
それすら工面できない人はフィリピン国内でJanitorなどをしているのだろう。
英語があまりできないJanitorも多いし。

でもこのチェリーちゃんは、掃除をしながら日本語を覚えたりもしているので、かなりやる気がある。
うちのスタッフがたまに彼女に日本語を教えているときもある。
英語も日本語もできれば、海外出稼ぎも夢じゃない?!

が、日本へ公式に出稼ぎに行くには今のところ看護師とか介護福祉士の道ぐらいしかないのでは?
これには大卒だとか看護師資格とかの条件がついているので、チェリーちゃんには無理だ。
じゃあやっぱ、アメリカやヨーロッパで家政婦かなあ。。。




3時間ほどの観光を終えて、リトルトーキョーで降ろしてもらい、日本食屋さんでランチ。
安くてボリュームがあっておいしい。
私は醤油ラーメンセットを注文。
ラーメンと野菜炒めと餃子がついている。
他のセットにも大体野菜炒めがついていたり、餃子か野菜炒めを選べたりする。

みんな野菜に飢えているので、誰もが「野菜炒め!」と注文。
本当に、フィリピンに来てからホテル暮らしの日本人の誰もが野菜に飢えている。



リトルトーキョーの周りのお店もほとんど閉まっており、近くのショッピングモールも午後3時までの営業。
「まにら生活電話帳」という便利な電話帳が欲しくて、そこのモールの中の日本食材屋さんに行ってみたが、すでに2011年版は売り切れとのこと。
3月に知人が行った時はまだ入荷してなくて、4月に入ってからの入荷ということだった。
そして今日行ったらもう在庫切れ。

む、無念。
店の女の子が「もし入荷したら携帯に連絡してあげる」というので電話番号を残してきたが、たぶん無理だろう。


自炊ができないので特に日本食材屋で買うものもなく、久しぶりに文明の香りを感じるスタバでコーヒーを買ってホテルに帰宅。
(私が泊まっているホテルの近隣にはほとんどお店がなく、スタバもない。)

フィリピンでは一番暑い時期に差し掛かっており、半日だけの観光でもぐったり疲れた。
ホテルで昼寝。

明日もまだお店は閉まっているようなので、一日中ホテルでゴロゴロすることになるのだろうか。

本日の買い物報告

2011年04月10日 | Weblog

週末で休みだけど暇なので、またスーパーの買い物報告します。


野菜補給のためこの前買ったオーストラリアのキャロットジュース、添加物入ってなくて健康なのはわかるが結構しんどいお味だったので、今回はもうちょっと果物もブレンドされてて飲みやすいものを買うことにした。

色んな種類を楽しめるよう、飲みきりパックを購入。
野菜ジュースはタイのものが多い。




オレンジジュースも飲みたいと思ってSunkistを買ってみたが、今気づいたところJuice Drinkと書いてあって果汁100%じゃなかった。
やられた…。

フィリピンでは砂糖を添加した甘い飲み物や食べ物が出回りすぎていて、よーく気を付けて買わないとこういう目にあう。



お昼ごはんがヘビーだったりしたときは、夜クラッカーやシリアル、ヨーグルト、フルーツで調整している。
今日はクラッカーと大好きなKiriのクリームチーズを買ってきた。




それからフルーツ。
いつも同じ種類を食べていてはいけないと思い、ブドウとマンゴーを選択。
でもバナナはおなかの調子が悪い時などに役立つので外せない。
今日はモンキーバナナじゃなくて普通サイズのものにしてみた。




バナナは10房ついていて49.44ペソ。
1人で食べるには多すぎるのだけど、これ以上少ない分量では売っていなかった。

ブドウは少量パックがあったので、その中でも一番少なかった81ペソのを購入。
それでもやっぱりバナナとかに比べると高いなあ。

1㎏60ペソの量り売りのマンゴーは2個で27ペソ。
やっぱりこの辺でふんだんにとれる果物は価格が安い。当たり前だけど。

スーパーで買ってばかりではつまらないので、そのうちもうちょっと安全そうなエリアのマーケットに行ってみようと思う。



ところでフィリピンではまだゴミの分別はまれで、資源を節約しようという感じもない。
スーパーではふんだんにビニール袋が使われ、食器洗いスポンジというどうでもいいものをなぜか別のビニール袋に入れてくれた…。




食器洗い洗剤をビニールに入れ始めた時は「キャップが外れて中身が漏れるかもしれないからね」と納得したが、スポンジはちょっと…。
しかもスポンジはあらかじめビニールパッケージに入ってるのに…。


あと、いつも困るなと思うのは、なぜかレジ袋をこのように固結びされてしまうこと。
後で非常に開けにくい




日本だったらセロテープが使われるところだろう。
本やポストカードなど小さいものを買ったときは、ビニール袋の上にレシートをホッチキス留めされる。
(ちなみに今日やっとポストカードを発見。でもまだ切手の入手方法分からず。)



余談だが、うちの近所のSM Hypermarket、何やらいつも店員が掛け声をしている。
今日分かったのだが、パンパンパンと手拍子三つの後に、"Happy to serve!"と言っている。
おいおい、レジのお姉さん、レジ売ってる途中に手叩くのやめてよ。
ただでさえ作業遅いんだから。




またまた余談だが、今日は買い物前に久しぶりにテリヤキボーイでご飯を食べてみた。
あまりあっさりしたメニューもないので、豚の生姜焼き丼を注文した。
ピーマンやパプリカ、タマネギなどが入っていたのは嬉しかったが、肉がかなり脂っこく、味付けもやはり甘い。
しかも、生姜焼きのはずなのに生姜の存在は確認できなかった。
フィリピンにいると冷房で体が冷えるので、体の中から温めたいと思ったんだけどな。

温かい飲み物もメニューにないので、激甘のネスティーを飲むしか仕方ない。
しかも飲み放題だから、どんどんコップに継ぎ足してくれる…。
そんなに飲めないよ。


ふと、テーブルの上にあったチラシを見ると、「玄米ツイスター」と銘打って新しいドリンクが発売されているらしい。
よくよく見てみると、玄米茶をベースにバナナ味やチョコレート味、キウィ&キュウリ味、あるいはクリームチーズが入ったものなどがラインナップしている。

う~ん、試してみたいような、みたくないような…




外は暑いので、今日はスーパーのみであとは部屋でダラダラ過ごしていた。
夕方にもう1回スーパーに行き、フードコートの一角で売られている巻きずしを買ってみた。

中身は一方がレチョン(豚)でもう一方がチキンらしい。




ついでに買ってみたのは、こちら。




分かりづらいと思うが、Crispy potato on the stick、つまり串刺しになったポテト。




そのまま食べるのかと思ったら、調味料の粉を振りかけるらしい。
「バーベキュー味とチーズ味どっちがいい?」と聞かれ、バーベキューだとまた甘ったるそうだなと思ってチーズ味を選択してみた。
お味はどうかな?

本日の夕食、しめて85ペソなり。
500ペソのランチをする日もあるのに、100ペソ以下のディナーの日もある。





さて、昨日は久しぶりにマカティ中心部のオシャレなショッピングモールに行ってきた。
いいものは意外と高く、わざわざフィリピンで買うお得感が感じられなかったので買わなかった。
やはりマニラではなんでも手に入ると言えば手に入るけど、「高いものは高い」のである。


その後、Rustan’sという高級デパート内にあるスーパーに行ってみたところ、かわいいエコバッグが売られていたので購入。
意外としっかりした作りで結構かわいいので、さすがRustan’sと思った。
しかも98ペソという破格の値段





高くて良いものはどこにでもあるので、安くて良いものをがんばって探してみよう。

フィリピンの不思議

2011年04月07日 | Weblog

ご存知のとおり、フィリピンではタガログ語と英語が公用語であるため、たいていのフィリピン人は英語が流暢だ。
国家戦略として海外に出稼ぎ労働者を送り出すフィリピンとしては、国民が英語を話せることが大きな武器となっている。

フィリピン人の会話を聞いていてちょっと不思議なのは、彼らは日常的にタガログ語で会話をしているのだが、ところどころ英語が混じるのである。
タガログ語で話しているのに、数字や曜日が急に英単語だったり、”By the way…”とか、”OK, no problem…”などと言った英語が突然混じるのである。
本人たちは特に意識をしているわけでもなく、自然に混じってくるらしい。

それは庶民の会話だけでなく、ニュース番組や著名人のインタビューや正式な場でのスピーチでも見られる現象である。
外来語をカタカナで取り入れている日本語ともまた状況が違っていて、とても不思議な感じだ。
英語が話せるのは良いことだと思うが、タガログ語の運用はきちんとした方が良いのではないかと、余計なことを思ってしまう。
まあ、そもそもタガログ語にはスペイン語などが入り込んでしまっているのだけど。

地名や人の名字はスペイン語のオンパレード。
Castilloとか、なんちゃらDe la Rosaとか、Fernandezと言った苗字も多い。


そういや名前の方は英語圏の名前っぽい人が多いが、この前1人「クレオパトラ」っていうのがいたな…。
「親も思い切った名前つけたよね~。クレオパトラって名前でブサイクだったりしたら一生親を恨んでグレるよね~」などと話していたのだが、実際会ったクレオパトラちゃんはまあまあかわいかったので安心した。

そういやマリー・アントネットっていう、パロディーみたいな名前もあった。




さて、タガログ語に英語を混ぜるパターンが多いが、逆に英語にタガログ語を混ぜ込むパターンもよくある。
タガログ語では、語尾にPOをつけると丁寧語になる。
なので、英語でしゃべっていても”Thank you po.” “Good morning po”などのように語尾にポをつけることが多い。
 
私もすっかりそれに慣れてしまって頻繁に使っているが、正しい英語がしゃべれなくなってしまうのではないかという不安もよぎる。
ベトナム語では語尾にnhaとかnheをつけることが多く、やたらとニャーニャー、ニェーニェー言ってたが、今ではやたらとポーポー言っている。



また、英語でもアメリカ英語とは違う表現が多い。
名刺のことは基本的にCalling Cardと言うらしい。
辞書で意味を調べてみると、主に誰かを訪問して不在だった場合に置いていく名刺のことをCalling Cardと言うようだ。
どこかの英語圏では一般的に使われているのかも知れないが、アメリカではBusiness CardやName Card以外の表現を聞いたことがない。

電話の内線のことはExtensionではなく、Localと言うらしい。

ちょっとした表現が違うので、慣れるまでは少々とまどう。



さて、そろそろ日本にポストカードなど出したいなと思うのだけれど、こっちへ来てから一度もポストカードを売っているのを目にしたことがない。
先日、同僚の日本人がホテルのフロントに「切手はありますか?」と聞いたところ「ない」と言われ、「じゃあ、郵便局は?」と聞くと「遠いところにあるから車でしか行けない」と言われたそうだ。

一応マカティ中央郵便局の場所は知ってるが、それ以外の支店らしきものは見かけない。
さらに「郵便を投函するポストはどこにありますか?」と聞いたけど、答えは「分からない」だったそうだ。
その後、アジア最大級のモールに行った時に郵便局を探し出したそうだが、メインのショッピングエリアからは遠く離れた、かなり不便で目立たない場所にあったそうだ。

フィリピン人は手紙とか出す習慣があまりないのかな。
そもそも郵便システム自体が未整備な気がするが。

というわけで、いまだポストカードを出せていない。




フィリピンはID社会だ。
やたらと写真つきIDカードを発行する。
写真つきIDなんて簡単に偽造できてしまうと思うけど、やたらと写真つきIDが使用されていて、あちこちで提示を求められる。
先日、誰かがのどの調子が悪いので薬局でうがい薬だかトローチだかを買おうとした時ですら、IDの提示を求められてびっくりしたそうだ。

ID以外でも何かを申請するときにたいてい写真を張り付ける必要がある。
銀行の口座を開くときも、申込用紙に写真2枚を添付しなければいけない。

なのでフィリピンに到着したらまずは様々なサイズの証明写真をたくさん撮っておく必要がある。

事務所ビルの1階に写真屋さんがあったので、何回か利用した。
ただし、写真屋と言っても店員がごく普通のデジカメで写真を撮り、それをご家庭用プリンターみたいなのでその場でプリントしてハサミで切って渡してくれるだけ。
他のお客さんも行き来する店先で、白い壁をバックに写真を撮ってもらうので落ち着かない。





やたらとID確認をするのも治安と関係しているのかもしれないが、フィリピンでは本当に治安が悪いので、公共の場へ出入りする際のセキュリティは厳しい。
スーパーやショッピングセンターでは、入り口と出口が必ず別になっていて、入り口では銃を持った警備員が手荷物チェックを行う。
どこのお店でも学校などの施設でもそうだ。
銃を持った警備員が必ず入り口にいて、警備だけでなく細々した雑用もしてくれる。
スタバの警備員さんなどは、お客さんが帰ったあとのゴミの後片付けまでしてくれていた。

銀行などの前だと機関銃を持った警備員となる。
国軍の兵士も見かける。
麻薬捜査犬などがいることもよくある。

毎日のように銃撃事件や誘拐事件が発生しているのは南のミンダナオ地方だが、マニラでもちょいちょい爆破事件などが起きているので油断は禁物。


尚、現地の日刊まにら新聞に載っている広告は、見事に違法ぎりぎりアウトぐらいの風俗店の広告ばかりだ…
朝日新聞とかには絶対に掲載されることはないであろう表現のオンパレードだったりする。





こんなフィリピンですが、みなさん是非遊びにお越し下さいませ。

久しぶりの週末

2011年04月02日 | Weblog
先週は土日もなくぶっ通しで仕事をし、今日やっと交代で休みがもらえたので、朝からスーパーへ行ってきた。
今宿泊しているホテルの周りにはほとんどお店がなく、徒歩3分ぐらいのところにコンビニが1軒(品ぞろえがイマイチ)と徒歩8分ぐらいのところに大型スーパーが1軒。
レストランは2軒ぐらいしかない。

仕事が定時に終われば9時まで開いているスーパーに買い物に行けるが、残業して帰ってくると時間がギリギリで、しかももう出歩く気力は残っていない。
ホテル内で食事を摂り、寝るだけの毎日だった。
買いたいものは色々ある。


こちらがホテル近くのSM Hypermarketのレジ付近の風景。
ライムグリーンがテーマカラー。








買いたかったものはズバリ、ビタミン補給食品。
フィリピンで暮らすわれら日本人は、慢性的な野菜不足に悩まされている。
そこでせめてもと心がけているのが、野菜ジュースによる摂取。
本日はオーストラリア産のキャロットジュースを購入。




それからフルーツ。
「セニョリータハンド」という名前のモンキーバナナは15.26ペソ、フジリンゴは76ペソと少しお高く、量り売りで2個だけ買ったオレンジは46.98ペソ。(1ペソ=約2円)




これで来週は忙しくても多少のビタミンが摂取できるぞ。



あと、お腹の健康のためにヤクルトと、今日初めて見つけたプレーン(だと思う)ヨーグルト。




ヤクルトは5個入りで40ペソ。
コンビニで1個10ペソで売っていたので、それよりはお得。
ヨーグルトは1個25ペソ。



その他購入したものは、殺虫剤(ホテルの部屋にゴキブリやアリが出るので必須)、小型ナイフ(果物を切る用)、洗濯用洗剤、ハンガー、サランラップ、文房具など。
シャンプーとかは明日高級ショッピングモールに行っていいやつ買おうかな。
他にお金使うところもないので、せめてもの贅沢。


ホテルの部屋に備え付けのコーヒーカップでは小さいので、マイマグカップ。
コーヒー柄で意外とかわいいと思った。約40ペソ。








番外編で、この容器が欲しいがために買ったタイのトムヤムラーメン。




この器、インスタントのお味噌汁を飲む時などに重宝しそう。

久しぶりの買い物で一気に色々買ったので、お会計すると1,000ペソ以上に。
う~ん、なんかバブリーな感じがする。
(いや、もっと大量にカート一杯に買ってるフィリピン人はたくさんいるけどね。)



一旦帰宅して、トムヤムラーメンを食べてから再び外出。
今度はSM Hypermarketからさらに5分ほどのところにあるCash & Carryというデパート兼スーパー。

American Bazaalという名前の66ペソ均一ショップで文房具などを買い、National Bookstoreでダン・ブラウンの本を買った。
フィリピンに日系書店はないので、日本語の本は手に入らない。
読みたければ日本から持参するしかない。
私は重いので読みかけの本を1冊持ってきただけで、すでにそれは読み終わってしまったので、最近は英語の本しか読んでいない。

ちなみにJapan Home Center(なぜか「日本城」とも書いてある)という88ペソ均一ショップもあり、日本の百均で売っている品々が手に入る。(日本の百均よりも高くなってしまうのだけど…。)


National Bookstoreで正規の値段で本を買った直後、目の前に古本屋があることに気づいてちょっとショックを受けたけど、まあいいや。


Cash & Carryでは日本のお菓子も発見。




フィリピンには「ミリエンダ」というおやつの風習があり、何かと食べ物で人をもてなすことがある。
普段仕事でお世話になっている人や、業者さんなんかにも「ミリエンダにどうぞ」と言ってお菓子を渡すと人間関係がスムーズになるので、いざという時のために多少買いだめしておく方が良い。
ミーティングの際も軽いサンドイッチとジュースが出されたりもする。

普段、野菜がほとんどなく脂っこい、味の濃い食事を摂り、日中は何度もミリエンダ。
どう考えてもフィリピンから健康体で日本へは戻れない。
成人病への道まっしぐらな気がする。
だから早く自炊がしたい!


さてさて、フィリピンにはTahoというおやつがあり、普通は朝売りに来るものらしいが、スーパーの中にTaho売りのブースがあったので1個購入。

お持ち帰り用にフタをしてくれる。




中身はと言うと、甘い蜜の中にお豆腐とタピオカが入っている。




温かいバージョンと冷たいバージョンがある。
外は暑いので冷たいのを買おうかと思っていたけど、特に何も言わなかったら温かい方が出てきた。

お豆腐という、少しでもヘルシーなものを口にして、また一安心。


さあ、次の週末はまた休みなしなので、ビタミン摂ってがんばろう!