翌朝はずいぶん風も収まっていましたが、やはり時々強く吹き、そして寒いです。
とにかく今日は大雲取越えの道を少し歩いてみましょう。
付近の売店はまだ開店しておらず、熊野古道に入ってしまうとお店もないので、前夜に若大将に頼んで作ってもらったおむすびを持って出かけます。
青岸渡寺の横手にあるこの階段を上がれば、小口方面へ向かう大雲取越えルートです。
黄色いかわいい花♪と思ったら、マ、マムシ出るんだ~。
「入らないで下さい」って言ったって、マムシ君がこっち側に出てくるよ~。
マムシに出会わないことを祈りつつ、進みましょう。
山道を上っていると、上から転げるような勢いで子犬が降りてきました!
那智高原から下ってきた人たちが連れている子犬のようです。
はちきれんばかりに尾っぽを振ってかわいい~
(なでなでするのに必死だったので、写真は撮ってません。)
一旦国道まで抜けると、そこは那智高原。
ここにはアスレチック遊具がたくさんあるのですが、まったく人おらず。。。
来週あたり、桜が咲いたら人が来るのでしょうか。
あまりに寂しすぎます。
那智高原からまた旧道に入ります。
本日は一応予定では、8kmぐらい先にある地蔵茶屋跡、全行程の半分ちょっとのとこらへんまで行くのが目標です。
せっかくなら向こう側まで越えてしまいたいところですが、今日帰らないといけないので交通の便などを考えると全部行っちゃうと時間が足りません。
標準歩行で大体正午から1時ぐらいには地蔵茶屋跡に着く予定です。
が、本日は風が強いのです!
時折、猛烈な冷風が吹き荒れます。
風は体力を消耗する~。
あと、ザックがやはり重い…。
ちゃんと計ってこなかったのですが、たぶん6kgぐらいのもんだと思います。
でも昨日からずっと背負ってると重くて疲れます。
ザックのショルダーが、肩というより鎖骨に当たって痛い。
カミーノを歩くときは鎖骨の上にタオルなど挟んで、クッションを増量せねばならぬようです。
こちら、2.6km地点の登立茶屋(のぼりたてちゃや)跡です。
ちょっとした石垣しか残っていません。
いつも思いますが、昔の巡礼者は本当に大変だったでしょうね。
険しい山道を上ってお茶屋さんが見えるとどれだけホッとしたことか。
登立茶屋からさらに4km弱歩くと、今度は舟見茶屋(ふなみちゃや)跡が出てきます。
その名の通り、海が見えるのでしょう。
この時点で午前11時。
冷たい風に吹かれてもうすっかり体力も消耗し、お腹も空いているのでここで早弁と参りましょう。
美滝山荘の若大将に握ってもらったおにぎりは、彼の人柄を表すように素朴ですがあたたかい感じがします
え~、本来であればもうちょっと先まで進み、「亡者のなんちゃら」という恐ろしげな道も通るのですが、おにぎりを食べている間にさらに体も冷え、復路の体力も心配になってきたのでここで速やかに山から撤退!
急いで下山し、青岸渡寺まで戻ってくるとだいぶ気温もあたたかかったです。
ここでまったりとチーズケーキとコーヒーを頂き、参道前のお土産物屋さんで買い物をし、じゃばらソーダを飲み一息。
(※じゃばらは柑橘類です。)
さて、やることもないし、外は風強いしどうする?
とりあえず早めに那智勝浦駅まで戻り、観光でもしてみますか。
バスで那智勝浦駅前まで戻り、観光案内所で相談。
「あの~、電車乗るまでに2時間ちょいあるんですけど、何がお勧めですか?」
えー、観光案内所のおじさんは、関西にありがちな悪ふざけタイプでした。
関西以外のお客さんにドン引きされないことを祈ります。
いくつか提案してもらった中で時間的に一番良さそうだったのが、勝浦漁港周辺を散策し、温泉に入ること。
地図を片手に海へ向かうと、ありました~、海!
私はどちらかと言うと山派ですが、海も開放的でいいですね。
鳥居が見えるところが弁天島です。
(弁天島って日本各地にありません??)
今、引き潮なので歩いて渡れます!
弁天島へ渡る途中、あちらこちらにフグ?の死骸がプカプカ浮いていました。
貝やイソギンチャクもいっぱいで、海って楽しいな~
遠くに釣り人もいます。
そして弁天島の名前の由来…
ここに祀られているのは白蛇弁天さんのようです。
奥の祠の扉を開いてみると、小さな白蛇の置物と弁天様の置物がありました。
弁天さんにお参りし、海を満喫したらいざ温泉へ。
勝浦湾の前にあるホテル一の滝というところのお風呂へ。
冷えて疲れた体をじっくりあたため、本当に気持ち良かったです。
とてもリフレッシュできた良い休日でした。
今度またゆっくりじっくり熊野古道を歩いてみたいです。
~余談~
この後Sさんと私を襲った悲劇は、、、。
夕方5時半頃に駅前へ戻ると、お弁当屋さんはもう閉まっていました…。
キオスクのお弁当も売り切れ…。
駅前の飲食店に「持ち帰り弁当あります」との看板あるも、問い合わせて見ると「今からでは間に合いません」と。
もう1軒トライしてみましたが、結果は同じ。
教訓:田舎の駅前では食べ物がゲットできない。お店は融通きかない。
「仕方ない。車内販売のお弁当買うか」と、駅でお茶だけを買って帰りのオーシャンアローに乗り込んだのですが…。
車内販売まわってこなかった
この時間帯に信じられない
一体どうなってるんですか、JRさん
途中、白浜駅で「ただいまより車内販売を開始します」というアナウンスがあったはずなのですが、なぜか全く車内販売のお姉さんはまわってきませんでした。
かろうじて遠足気分で持って行っていたおやつをかじりつつ、ひもじい思いでそれぞれ帰途についたのでした。
とにかく今日は大雲取越えの道を少し歩いてみましょう。
付近の売店はまだ開店しておらず、熊野古道に入ってしまうとお店もないので、前夜に若大将に頼んで作ってもらったおむすびを持って出かけます。
青岸渡寺の横手にあるこの階段を上がれば、小口方面へ向かう大雲取越えルートです。
黄色いかわいい花♪と思ったら、マ、マムシ出るんだ~。
「入らないで下さい」って言ったって、マムシ君がこっち側に出てくるよ~。
マムシに出会わないことを祈りつつ、進みましょう。
山道を上っていると、上から転げるような勢いで子犬が降りてきました!
那智高原から下ってきた人たちが連れている子犬のようです。
はちきれんばかりに尾っぽを振ってかわいい~
(なでなでするのに必死だったので、写真は撮ってません。)
一旦国道まで抜けると、そこは那智高原。
ここにはアスレチック遊具がたくさんあるのですが、まったく人おらず。。。
来週あたり、桜が咲いたら人が来るのでしょうか。
あまりに寂しすぎます。
那智高原からまた旧道に入ります。
本日は一応予定では、8kmぐらい先にある地蔵茶屋跡、全行程の半分ちょっとのとこらへんまで行くのが目標です。
せっかくなら向こう側まで越えてしまいたいところですが、今日帰らないといけないので交通の便などを考えると全部行っちゃうと時間が足りません。
標準歩行で大体正午から1時ぐらいには地蔵茶屋跡に着く予定です。
が、本日は風が強いのです!
時折、猛烈な冷風が吹き荒れます。
風は体力を消耗する~。
あと、ザックがやはり重い…。
ちゃんと計ってこなかったのですが、たぶん6kgぐらいのもんだと思います。
でも昨日からずっと背負ってると重くて疲れます。
ザックのショルダーが、肩というより鎖骨に当たって痛い。
カミーノを歩くときは鎖骨の上にタオルなど挟んで、クッションを増量せねばならぬようです。
こちら、2.6km地点の登立茶屋(のぼりたてちゃや)跡です。
ちょっとした石垣しか残っていません。
いつも思いますが、昔の巡礼者は本当に大変だったでしょうね。
険しい山道を上ってお茶屋さんが見えるとどれだけホッとしたことか。
登立茶屋からさらに4km弱歩くと、今度は舟見茶屋(ふなみちゃや)跡が出てきます。
その名の通り、海が見えるのでしょう。
この時点で午前11時。
冷たい風に吹かれてもうすっかり体力も消耗し、お腹も空いているのでここで早弁と参りましょう。
美滝山荘の若大将に握ってもらったおにぎりは、彼の人柄を表すように素朴ですがあたたかい感じがします
え~、本来であればもうちょっと先まで進み、「亡者のなんちゃら」という恐ろしげな道も通るのですが、おにぎりを食べている間にさらに体も冷え、復路の体力も心配になってきたのでここで速やかに山から撤退!
急いで下山し、青岸渡寺まで戻ってくるとだいぶ気温もあたたかかったです。
ここでまったりとチーズケーキとコーヒーを頂き、参道前のお土産物屋さんで買い物をし、じゃばらソーダを飲み一息。
(※じゃばらは柑橘類です。)
さて、やることもないし、外は風強いしどうする?
とりあえず早めに那智勝浦駅まで戻り、観光でもしてみますか。
バスで那智勝浦駅前まで戻り、観光案内所で相談。
「あの~、電車乗るまでに2時間ちょいあるんですけど、何がお勧めですか?」
えー、観光案内所のおじさんは、関西にありがちな悪ふざけタイプでした。
関西以外のお客さんにドン引きされないことを祈ります。
いくつか提案してもらった中で時間的に一番良さそうだったのが、勝浦漁港周辺を散策し、温泉に入ること。
地図を片手に海へ向かうと、ありました~、海!
私はどちらかと言うと山派ですが、海も開放的でいいですね。
鳥居が見えるところが弁天島です。
(弁天島って日本各地にありません??)
今、引き潮なので歩いて渡れます!
弁天島へ渡る途中、あちらこちらにフグ?の死骸がプカプカ浮いていました。
貝やイソギンチャクもいっぱいで、海って楽しいな~
遠くに釣り人もいます。
そして弁天島の名前の由来…
ここに祀られているのは白蛇弁天さんのようです。
奥の祠の扉を開いてみると、小さな白蛇の置物と弁天様の置物がありました。
弁天さんにお参りし、海を満喫したらいざ温泉へ。
勝浦湾の前にあるホテル一の滝というところのお風呂へ。
冷えて疲れた体をじっくりあたため、本当に気持ち良かったです。
とてもリフレッシュできた良い休日でした。
今度またゆっくりじっくり熊野古道を歩いてみたいです。
~余談~
この後Sさんと私を襲った悲劇は、、、。
夕方5時半頃に駅前へ戻ると、お弁当屋さんはもう閉まっていました…。
キオスクのお弁当も売り切れ…。
駅前の飲食店に「持ち帰り弁当あります」との看板あるも、問い合わせて見ると「今からでは間に合いません」と。
もう1軒トライしてみましたが、結果は同じ。
教訓:田舎の駅前では食べ物がゲットできない。お店は融通きかない。
「仕方ない。車内販売のお弁当買うか」と、駅でお茶だけを買って帰りのオーシャンアローに乗り込んだのですが…。
車内販売まわってこなかった
この時間帯に信じられない
一体どうなってるんですか、JRさん
途中、白浜駅で「ただいまより車内販売を開始します」というアナウンスがあったはずなのですが、なぜか全く車内販売のお姉さんはまわってきませんでした。
かろうじて遠足気分で持って行っていたおやつをかじりつつ、ひもじい思いでそれぞれ帰途についたのでした。