地球にあしあと

地球の色々なところに足跡をつけてきました。

Jjim Jil Bang Ⅱ

2011年07月10日 | Weblog
また行ってきました、リトル・コリアへ。

今度のタクシーの運転手は、マルガイ通りも韓国料理屋も知っていた。
「ああ、コリアンのとこね。あんたコリアン?」とまたもや。

なんだかえらく陽気な運転手さんで、あれこれ話しかけてくる。
マルガイ通りに入り、私はてっきり韓国料理屋のARAが右手にあると勘違いしており、右側ばかり見てたら、あやうくマルガイ通りが終わってしまうところだった。

私「あれれ?行き過ぎた?!」
運「わっはっは。さっきARAがあるよって行ったじゃん。」
私「す、すいません。見落としましたっ!」

Uターンしてもらい、無事にARAの奥にある韓国サウナへ到着。


フロントへ行き、前回と同じくサウナとマッサージがセットになったのを注文すると、なぜか750ペソ。(=約1,500円)
あれ?たしか平日が840ペソで休日は940ペソだったはず。
先週も日曜日に来たので940ペソ払った。

おそらく、たぶん、これはコリアンプライスです。
前回はSさんと一緒に行き、しかも初めてだったので勝手が分からずパンフレットを見せてもらってあれこれ迷っていたので、非コリアンであることが明白だったが、今回1人で行き勝手が分かった様子だったので、絶対にコリアンと思われたはず。
ラッキーだ。


ここの韓国サウナ+スパは24時間営業。
朝の11時過ぎに行ったらほとんど人がいなかった。

2回目で勝手が分かっているため、行動はスムーズ。
さっさとサウナ用のTシャツと短パンに着替えて、サウナへ。

オークと泥の部屋に入り寝転がる。
今日はちょっと汗の出が悪いかな?

10分ほどしてから水を飲みに更衣室へ。

4歳ぐらいのコリアンの女の子がうろうろしてはしゃいでいる。
アイスクリームを食べながら、フィリピン人のスタッフにしきりに英語で話しかけている。
ちょっとお客さんも増えてきたようだ。

水分補給後、隣の塩の部屋へ。
今日は室温が43度しかないので、しばらく入っていても平気。
逆に物足りないぐらいだ。
床に敷き詰められている、直径1.5cmほどの岩塩の上を歩いて足の裏に刺激を送る。
健康マニアにはたまらない。

次に石炭の部屋へ行くと、前回60度台だったのに今日は73度!
暑い…。というか熱い…。
でもしばらく我慢して三角座りでがんばる。
汗が噴き出す。

耐えられなくなって、アイスルームへ。

アイスルームは混んでいた。
若い韓国人の男女3人がイチャイチャしてはしゃいでいる。
おいおい、「いかがわしい行為禁止」の張り紙してあるぞ。

同じ部屋にさっきの子供がフィリピン人に抱っこされている。
しかもまだアイス食べてる!
マイナス7度の部屋でアイス食べんなよ~。

抱っこしているフィリピン人はここのスタッフだと思うのだが、もしかしてナニー?
よくわからない。


もう一度オークと泥の部屋に戻る。
3つあるサウナのうち、木と薬草とイグサの香りがするここがやっぱり一番好きだ。
寝転がると汗がどっと噴き出てくる。
う~ん、最高。

先週初めて来たときも、しきりに感動して「韓国ばんざーい」とか言ってると、一緒に行ったSさんに「え?そんなに?!」と驚かれた。
昨日もSさんとランチしたときに「また韓国サウナ行くんです。」と言ったら、「本当に気に入ったんですね~。」と言われた。

なんで分からんかなあ、この素晴らしさが。
もはや私は普通の高級スパには興味がない。
そんな暇があったら韓国サウナに来るさ。
が、Sさんは昨日も高級スパのマッサージに行っていた。

なんで分からんかなあ、韓国サウナの素晴らしさが。(←しつこい)


塩の部屋にももう1回行ってみたが、やはり40度台では物足りないので早々に出る。
再度水分補給をし、最後にもう1回だけ木とオークのサウナで汗を出し切る。

そしてシャワーを浴び、高麗人参風呂と緑茶風呂に入り、髪の毛を乾かしてから赤いガウンでマッサージルームへ。


今日はSwedish Massageだ。
とはいえ、ソフトなマッサージではなく、おばさんがグイグイとツボを押してくれる。
さらに首もゴキッと鳴らされ、思わず「うっ!」とうなってしまった。
おばちゃん、「リラ~ックス、リラ~ックス。」と声をかけてくれるが、痛いので思わず力が入ってしまう。

ああ、でもやっぱり極楽だぁ。


今日はマッサージの後にもう1回シャワーを浴び、もう1回入浴。
う~ん、極楽。
お風呂好きにはたまらないよ。
今度思い切って12時間滞在してみようか?


さて、韓国料理のお昼ごはんでも食べて帰ろう。
先週は向かいのARAというレストランで食べたが、サウナの建物の中にも食堂があるので、今日はそこを試してみることに。
着替えを終えた後、フロント側のドアから入店。
チムジルバン側にもドアがあり、汗に濡れたTシャツ短パンのままのお客さんも入ってくる。

案の定、そこはARAよりもさらにコリアン・ローカルなお店。
メニューにはかろうじてハングルの横にアルファベットが書かれているが、料理の説明や写真は一切ない。
う~ん、あんまりよくわからない。

石焼ビビンバが食べたかったんだけど、それらしきものは書かれていない。(と思う。)
念のためウェイトレスの女の子に聞いてみたが、やはり石焼ビビンバはないと言われた。
仕方がないので、チャプチェとご飯がセットになったものを注文。

お水はジンロの空き瓶に入れてある。
これが韓国スタイルなのかな?
う~ん、今まであまりに韓国を知らなさすぎた。
今度一度行ってみねばなるまい。

店内のサムスンの大型テレビでは当然ながら韓国のテレビ番組が流れている。
若い女性がソウルフルな歌声を披露している。
時折心配そうな表情の人たちが映るのだが、それがオーディション番組なのか、違うのかよくわからない。
なんせ、韓国語が一言も分からず、ハングルが一文字も読めないのだから。

まさにSさんが先週言ってたように、「完全にアウェー」な環境だ。
でも、ここフィリピンにおいて韓国文化の中に入るとなぜかホッとする。

注文したチャプチェご飯とともに、真っ赤な辛いスープ、キムチ、たくあん、そしてなぜか生タマネギが運ばれてきた。
甜麺醤みたいなソースが添えられているが、これは生タマネギをつけて食べればいいんだろうか?

う~ん、それにしてもおいしい。
しょっちゅうフィリピンのパンシットは食べているが、やっぱチャプチェは最高やね!
サウナとマッサージでデトックスした後、野菜と唐辛子たっぷりの韓国料理で栄養を体に入れる。
どう考えても最高じゃないですか!
なんで分からんかなあ、このよさが。(←まだ言ってる)

ボリュームたっぷりでお値段300ペソ。(=約600円)

昨日行った、日本人経営のマクロビ「風」レストランでは、ランチのセットメニューが300ペソ。
が、ご飯とお味噌汁は別売りで、それぞれ50ペソずつした。
さらにびっくりするぐらい1品1品が小さくて、若干不満足だった私。
同じヘルシーでもボリューム満点の韓国料理屋を見習え!


レストランが出て、建物内をちょっと見学。
コリアン関係の掲示板などものぞいてみる。
同じ建物の1階にはなぜか中華レストランがある。
何度か利用したことがあるチェーン店だがあんまりおいしくない。
このロケーションは完全に不利だと思うが…。

その隣にはレストランかバーのようなお店があり、先週はそこでテコンドー教室をやっていた。
2階はマカティ・ゴルフクラブ。
打ちっぱなしができる場所だ。
サウナとARAの間にある駐車場の上に網が張ってあり、そこにゴルフボールが落ちてくる。

体も心も満たされて、午後3時過ぎにホテルへ帰着。
外は雨模様だが私は上機嫌。

帰国までにあともう1回は行きたいなあ。


ちなみにマイ韓国ブームだからってわけじゃないが、昨日スーパーで韓国のカップうどんを購入した。




辛ラーメンはたまに買うが、これを買うのは初めて。
どん兵衛みたいな感じだろうか?
楽しみ。

注:本物の健康オタクはカップ麺など購入しない。

Pancit Canton

2011年07月09日 | Weblog
本日の夕食、Robinaのメニューにあるけどいつも”Not available.”と言われてしまっていた、Pancit Cantonがあったので買ってみた。

想像通り、中華麺。




ここのはもう慣れ親しんだ味なので、おいしい。
隣にRai Rai Kenという日本食屋があるのに、そっちには全く行かず、Robinaにばかり行っている。

Robinaの向かいにはいつも若者たちでにぎわう店がある。
電飾が光、音楽が大音量で流れている。
流行っているのでおいしいのか、それとも安いから若者が集まっているのか。

気になりつつ、入れないでいる。



去年の今頃

2011年07月06日 | Weblog
去年の今頃は、巡礼中。
どこら辺歩いてたかな~と、ブログを振り返ってみた。

フムフム、なるほど。

7月7日はTosantosに到着した。
オスピタレロの「ウルトレーヤ」の歌、丘の上の洞窟教会、スィナが泣いた、キムと語った。


ほんの1年前は1日20㎞以上歩いてたんだよね。
10㎏もするザックを背負って。

1年後の今、ほとんど歩いてない…。


また歩きたくなったな~。

今度は1人で!

Sweet and Sour Fish Fillet

2011年07月05日 | Weblog
いつものRobinaへ夕飯を買いに、ポケットに100ペソだけしのばせて出かけた。
心の中では今日もPancitと思っていたのだが、お店に着いてメニューを見ると新しいものにチャレンジしたくなった。

そして選んだのが、Sweet and Sour Fish Fillet。

相変わらずビニール袋に入れられている。




開けてみると、かろうじて人参、ピーマン、タマネギが入っていて安心した。
ひょっとしたら魚オンリーかと心配した。




まあ、酢豚の魚バージョンみたいなもんですな。
まあまあおいしかったけど、ケチャップ味が強いので、ご飯と一緒に食べてるとケチャップライスを食べてるみたいな気がする。
そしてほんのちょっとピリ辛。

Jjim Jil Bang

2011年07月04日 | Weblog
チムジルバン。

それは、魔法の響き。


かねてから良いと聞いていた韓国式サウナの場所をようやく教えてもらい、ようやく行ってきた。

一言でいうと、「素晴らしい

ブラボー、コリア!
マンセー、コリア!
デーハミングック、チャチャッチャチャッチャ!


このはしゃぎようからもお分かりの通り、大変気に入った。
このサウナ、大通りから1本外れた、マルガイ通りという小さな道沿いにあるのでやや分かりにくいかも知れないが、「マカティ中央郵便局の裏手」「マカティゴルフクラブの隣」と言えば分るはず、と思った。
が、タクシーの運転手はよく分かっていなかった。

ヒル・プヤット通りを直進し、アヤラ通りに差し掛かった時、本来ここを左折であるが、「ここは左折禁止だから、そこをぐるっと回るね」と、そこまでは良かった。
いわゆる、「Pターン」である。
が、アヤラ通りに出て、先ほどのヒル・プヤット通りを越えると、タクシーがそのまま直進。

「ああっ!おじさん!今のちっちゃい道がマルガイ通りだったと思うんだけど!」
「あれ~、そうだった?こっちから回ってみるね。」

だけど、回れなかった…。
工事現場の兄さんたちに聞く。
Uターンしてもう一度別の工事の兄さんたちに聞く。
だからさっきの道だってば。
待ち合わせしてるのに遅れるよぅ。


どうにかこうにかマルガイ通りに入る。
「どこ?」
「ARAっていう韓国料理屋を目指してるんだけど。」

看板が見当たらず、また運転手が通りすがりのガードに大声で聞く。
「そこだよ。」と指差された先に、あった!


運ちゃん、「えっへっへ。ごめんね。今回で道分かったから、次は大丈夫。あんたコリアン?」
コリアンと答えようかとも思ったけど、案外コリアンは海外で評判よろしくないし、チャイニーズも今領有権問題でもめてるので、正直にジャパニーズと答えておいた。

「タガログ語分かるの?」と聞かれたので、「ちょっとだけ。」と返事。
マニラではタクシーも危険なので、できるだけ道はよく知っているフリをし、タガログ語も分かるフリをすることが鉄則。

たまにタガログ語しか話さない運転手に出くわすが、まあどの道を使うかとか言ってることぐらいは分かるので、こっちは英語で返事。
相手はタガログ語、私は英語のままやり取りが交わされ、無事に目的地に到着ってなこともある。

私ももう4か月以上住んでいるので、マカティ中心部のことは分かっている。
自分が宿泊しているホテルは非常に分かりにくい場所にあるが、見事にタクシーを誘導することが可能。
マカティ外へ出てしまうと地理がよく分からないので、事前に地図を見てしっかり頭に叩き込む。


さて、ARAは閉まっていたが、ガードのおじさんに聞くと、「サウナはこの裏手だよ。」とのことなので、回り込んでみると大きな建物があった。

先に到着していたSさんが開口一番、「完全にアウェーな感じですよ。」という。
ここはすっかりリトル・コリアな環境だということらしい。
いやいや、アウェーとかホームとかじゃなくて、お友達になりましょうよ。

受付でメニューを見せてもらうと、「サウナのみ」「サウナ+チムジルバン」「サウナ+チムジルバン+マッサージ」で料金が異なる。
この時点で「チムジルバン」という言葉すら知らなかったので、「チムジルバンって何?」と思いつつ、とりあえずマッサージも受けたかったので3点セットにした。

マッサージも色々種類があって選べるが、「ドライマッサージとオイルマッサージのコンビネーションもあるよ」と言われ、なんでもコンビネーションがお得だと思ってしまう性格上、コンビネーションを選択。
一緒に行ったSさんはオイルマッサージを選択した。

お値段は1,000ペソ弱。2,000円ぐらいだ。
お金を払い、ロッカーのカギと着替えをもらう。

「時間はどれぐらいかかるもんですか?」と受付のお姉さんに聞くと、「12時間滞在が可能です。」と。
そ、そんなに長居できるんだ…。


中は日本の健康ランドやスーパー銭湯と変わらない。
入ってすぐに脱衣所とお風呂があった。
ロッカーのカギは手首につけておくタイプだ。

体重計があったので久しぶりに測ってみたら、日本を出る前と特に体重に変わりはなかった。
がんばって今日1日で痩せるぞ!(水分が出るだけであろうが。)


手渡された着替えは、水色のTシャツ+短パンが1セットと、赤いローブ+短パンが1セット。
たぶんチムジルバンにはTシャツの方を着て、ローブはマッサージの時に着るんだろうな。
念のためその辺にいたスタッフに確認。

「チムジルバンの時は下着は全部脱いでこれを着るのよね?」と聞くと、「別にどっちでもいいよ。」と言われた。
「でもパンツはいてると汗でびしょびしょになるよね?」と言うと、「替えのパンツ持ってきた?」と聞かれ、「持ってきてない。」と答えたら、じゃあ「全部脱いだ方がいいわね。」と笑われた。


ここはフィリピンなので、施設の利用方法などはこっちから聞かないと誰も教えてくれない。
とりあえず水色のTシャツ+短パンに着替え、チムジルバンがあるらしき方へ廊下を進む。
途中、アロマオイルのいい匂いが立ち込めるマッサージルームエリアもあった。

チムジルバンと書かれたドアを開けると、そこには洞窟のような窯のようなのがいくつかあり、おじさんたちもウロウロしていた。
ん?ここでいいのか?

分からずまたちょっと廊下を戻って従業員を捕まえ、聞いてみた。
「じゃあ説明してあげるわ。これが泥とオークの窯、そっちが塩、そっちが石炭。向こうにアイスルームもあるから。そこの洞穴風のところで休憩もできるし。」とのこと。

なるほど。
どうやら脱衣所とお風呂は男女別に分かれているが、そこから先は男女共用らしい。

とりあえず一番手前にあった「泥とオーク」の部屋に入ってみる。
室温は50度ぐらいになっている。

中には筵が敷いてあり、木のいい匂いがする。
壁には「陳皮」とか「甘草」とか書かれた巾着がぶら下がっている。
数年前に広島の仙酔島で入ったお風呂もこういうのだったな。
壁にかかっている注意事項は全部ハングルなので全く分からない。


筵に寝転ぶと体から一気に汗が噴き出てくる。
あ~、気持ちいい。
極楽~。


しばし汗をかいたあと、一旦出て、脱衣所エリアにあるウォーターサーバーの水を飲みに行く。
ガラスコップが6個ほど伏せておいてある。
これ、ちゃんと洗ってくれてるのかなあ…。

水分補給して再びサウナへ。
今度は隣の「塩」サウナへ入ってみた。
ここの温度設定も50度ぐらい。

岩塩が一面に敷き詰められている。
この上に寝るのかな?

岩塩の上に横たわってみたものの、熱い!
やけどしそうなのですぐに退散。

次に「石炭」サウナへ入ってみた。
奥で石炭が燃えている。

ここは筵が敷いてあったが、横たわるとその筵も熱くてやけどしそう。
室温は60度ぐらい。
たまらずすぐに出てきた。
入れ替わりに入ってきた韓国人らしきおじさんは、木の枕を手にしている。
あ、そんなのあるんだ。


あまりに暑かったので、Ice Roomと書かれた部屋に入ってみた。
マイナス7度である。

う~ん、すがすがしい!
壁には雪と言うか霜というかがびっしり。
なぜか天井に電飾がチラチラ光っている。
畳2畳分ぐらいの狭い部屋に木の椅子というか、スツールというかが並んでいる。

暑いサウナではムッとしていた空気が、寒いアイスルームでは途端に澄んで感じられる。
深呼吸。
気持ちいい。

アイスルームを出るとまた熱いサウナへ。
この繰り返しで新陳代謝を高める。


サウナの中は飲食物持ち込みと書いてあるが、韓国人らしきおばちゃんはマイウォーターボトルを持ち込んでいた。
さらにそのおばちゃん、後で休憩エリアでゆで卵を食べていた。
プロやな。

サウナの中で立ったまま本を読む男性もいた。
照明はかなり薄暗いんですけど。


サウナがあるエリアには飲み物や軽食を売るカウンターもある。
その前には大型テレビ(もちろん韓国製)と休憩スペース。
その先にもちょっとした個室のようなものがある。

売店の反対側には洞窟状の洞穴が並び、枕が置いてある。
そこでもちょっと体を休めることができる。
洞窟の上は板の間で、もちろんそこにごろりと横になってもいい。
「寝ている人がいるのでお静かに」と張り紙がしてあるが、従業員が大声でしゃべっている。
やっぱりピリピンだ。

さらに奥の方にはなぜかインターネットカフェ。
ネットカフェの横には韓国料理の食堂がある。
ネットで調べたところ、韓国のチムジルバン施設ではこれが標準装備のようだ。
サウナの中で本を読んだりするとも書いてあった。

ここの良いところは、日曜日なのに空いてること!
日本のスーパー銭湯だったら休日午後なんてごった返してるよ。


1時間ほどサウナを楽しんだ後、大浴場へ。
まずはシャワーで汗を流す。

日本の大浴場のように体を洗うエリアにはプラスチックの椅子もあり、ボディソープなんかも備え付けられている。
洗面器はなかった、ような気がする。

ボディソープの隣に置いてあるボトルには、Hair Packと書いてある。
あれ?シャンプーは?

このボディソープで髪も洗って、そのあとヘアパックかな?
なんせ、ボトルに書いてあるのがハングルオンリーなので、全く分からない。

まあいいや、とりあえず髪はお湯で洗い流すだけにしておいて、ヘアパックつけるか。
と思ってヘアパックを手に取り髪につけると、、、、泡立つ。

う~ん、Hair Packという名のシャンプーか。


シャワーエリアの横にはあかすりルームと普通のサウナもある。
つきあたりには大きな浴槽が3つあり、右から冷水、赤い色をしたGinseng(高麗人参)の湯、緑がかったGreen Teaの湯。
ここでも効用表示らしきものはハングルなので読めない。

他に誰もお風呂を使ってる人がいないので、ゆっくりとくつろげる。
高麗人参と緑茶の湯にはそれぞれ温度表示があり、高麗人参は40度、緑茶は41度と表示されている。
高麗人参にゆっくり浸かった後、次に緑茶に足を差し入れてびっくり。
熱っ!!!

明らかにどっちかの温度表示間違ってませんか?
高麗人参湯と緑茶湯、とても1度の違いとは思えません。


お風呂から上がって体を拭いていると、西洋人の女の子たちが数名入ってきて、ローブに着替えて記念写真を撮っている。
おいおい、脱衣所で写真撮んなよ、私真っ裸やん。
幸い、つい立の向こうにいたのでヌード写真は撮られていません。

また、体重は500gしか減っていなかったことをご報告いたします。


さて、お風呂の後はいよいよマッサージに行こう。
さっきの西洋人たち、来てすぐに赤いローブに着替えてたので、サウナは使わずマッサージだけなんだな。
マッサージ混んでるかもな。

赤いローブと短パンに着替え、髪の毛をドライヤーで乾かす。
日本のスーパー銭湯同様に、化粧品なども置いてあるが、相変わらずオールハングルなので分からず。


マッサージ前にお水が飲みたいと思ったが、ガラスコップが使用済みばかり。
すると従業員がやってきた。
「コップを洗うのか?」と見守っていると、4つほどあったコップのうちの1個を手に取り、シンクで洗い始めた。

なぜ1個だけ?

ドライヤーを使いながらなおも盗み見ていると、彼女はその洗ったコップで自分がウォーターサーバーの水を飲んだ。
自分用かよっ!

その後、自分が使ったコップはきちんとまた洗ってコップ置き場に伏せて去って行った。
おいっ!4つとも洗えよ!

ま、私もその唯一洗われたコップを早速使わせていただいて水飲みましたけど。


さて、ようやく準備が完了し、マッサージ受付カウンターへ申し出ると、すぐにマッサージルームへ案内してくれた。

マッサージルームは大部屋だった。
6台のベッドが並んでいる。
隣の部屋にはお客さんがいるようだが、この部屋は私が初めて。
各ベッドの上には、バラの花びらを入れたカゴが置いてあったりして、なかなか雰囲気が良い。
アロマオイルの香りも心地よい。

しばらく待っているとマッサージ師のおばちゃんがやってきた。
なかなか力強いマッサージで気持ち良い。

私が頼んだのはドライマッサージとオイルマッサージのコンビネーションのはずだったが、最初にタオルの上からちょっと背中を押したりしただけで、そのあとはほぼ全部オイル使用だった。

凝っている肩がゴリゴリと音を立てる。
このおばちゃん、なかなかいい仕事をしてくれる。
ふくらはぎなんかも、マッサージされるとものすごく痛い。

しばらくすると他のお客さんも部屋に入ってきた気配がした。
たぶん連れのSさんと西洋人客数名。

最後にいつものようにタイマッサージ的に体をひねって骨をボキッと鳴らされ、前屈して終了。
大変気持ちようございました。
ありがとうございました。
マッサージ時間は30~45分ぐらいで、やや短めだったけど、十分に気持ちよかった。

料金に込みかと思っていたら、チップ用の封筒を渡されたので、やっぱチップは必要なんですね。


Sさんがまだマッサージ中なので、サウナエリアで休憩することに。
脱衣所にドリンクメニューがあり、「Ginseng Tea 40 pesos」と書いてあったので、とことん健康になろうと思い、カウンターで注文したら、「無い」と言われてしまった。
出たよ、メニューに載ってるのにないパターンが。
しかも、お兄さんは「Ginseng Teaって何のこと?」ぐらいの反応だった。
代わりに「冷たい緑茶ならあるよ。」って、いらんわっ!

仕方がないのでそのままふてくされて洞窟で横たわる。
が、夕方になり人が増えていて、周りはたいそうやかましい。
走り回るお子ちゃま、大音量のテレビ、大声で話すロシア人…。

しばらくゴロゴロしていたが、やかましいので脱衣所エリアに戻ると、マッサージを終えたSさんが出てきた。
マッサージは最初、「予約はいらないのでいつでも好きな時にどうぞ」と言われていたのに、Sさんが行ったときは「30分待ち」と言われたそうだ。
やっぱり西洋人がわさわさマッサージを受けに行ったからに違いない。

30分経ってもう一度行くと、「マッサージ師の休憩が必要だからあと15分待って。」と言われたけど、「待てない!友達が待ってるからすぐやって!」と言って無理やりすぐにやってもらったらしい。
お、鬼のような客だ…。


着替えを済ませ、サウナの建物内ではなく、すぐ向かいにあるARAという韓国料理レストランへ。
ナムルがいっぱい出てくるのが嬉しい。
普段の野菜不足をここで補える。

サムゲタンとスンドゥブチゲを注文し、今日は健康な1日だったな~と満足。
フィリピンでもキムチがきちんと辛いのも嬉しい。
久しぶりに辛い物を食べたような気がする。
ここは本当にリトルコリアだ。
従業員はフィリピン人だが、お客さんはほぼ全員が韓国人と見受けられる。


ああ、マニラにこんなにも素敵な場所があったなんて。
毎週末通いたいもんだ。
これがあればマニラで3年ぐらいがんばれそうだ。
と、帰国間際の私は思う。

もっと早く出会いたかったよ。

マッサージ

2011年07月02日 | Weblog
肩こりがひどいので、時々マッサージに行くようにしている。

ホテルから徒歩3分のところに、日本人が経営している指圧屋さんがある。
1時間半で550ペソ(=1,100円)。
チップも入れると600ペソだ。
決して安くはない値段設定だが、全身をグイグイ指圧してもらうとすっきりと体が軽くなるので、週に2,3回は通いたいところである。

が、あろうことかオーナーのコイズミさんが店内でタバコを吸うのだ!

あり得ない!
せっかくの指圧効果が台無しである。
しかも指圧が終わるとさっさと帰りたいのに、応接セットのところにお茶を用意してくれていて、お茶を飲みながらちょっとコイズミさんと世間話をしてからでないと出れない。

あり得ない、もう二度と行かない。

と誓ったはずなのに、重度の肩こりに耐えかねてまた行ってしまったりするのだが、やっぱりもうやめとこう。
マッサージ屋さんの店内でタバコはNGだ。


週末になるとちょいちょい行くのが、もっとオシャレなスパ。
(スパでも思わず「指圧」メニューを指さしてしまう私であるが。)

一番気に入っているのは、The Spaというお店で、マッサージは1時間2,000ペソ(=4,000円)ぐらいする。
なのでロックウェルなど高級住宅街のモールに入っている。
でもThe Spaに一歩足を踏み入れると、ほの暗い中にアロマの香りが漂い、ヒーリングミュージックが流れ、非常にリラックスできる。
お風呂やスチームサウナも部屋についている。

普段から良く行くグリーンベルトというショッピングセンターにもThe Spaの店舗があることが分かったので、今日はそっちに行ってみようと思って出かけた。
今まで受けたことのない、ホットストーンマッサージがお目当て。

いつもは予約なしで空いている時間帯を狙ってお昼前ぐらいに行ったりするのだが、マッサージを受けるとそのあとボーっとしてだるくなる。
しかもせっかく体をほぐしてもらったのに、そのあと買い物をしてるとあっという間にまた肩がこる。

今日は直接受付で3時ぐらいで予約してみよう。
そう思って出かけたが、行ってみるとグリーンベルト店は正午開店。


う~ん、まだ11時にもなってないぐらい。
ネイルサロンにでも行って時間つぶすか。

最近行きつけのTips n’ Toesというネイルサロンに行ってみると、まだ早い時間帯なのに今日は予約が詰まってるらしく、「正午からならできます」と。
仕方がないので、とりあえず正午に予約を入れ、さて、何をして時間をつぶそうか。

思い立って、Tips n’ Toesの斜め前ぐらいにあるヘアサロンへ。
そこのヘッドスパがいいと人に聞いたので。
でも結構人気があるサロンなので、予約でいっぱいの時があるとも聞いていた。

とりあえず受付で聞いてみると、ヘア・スパならすぐにやってくれるとのこと。
シャンプー+トリートメント+マッサージのコースだ。
トリートメントには色々種類があり、値段もまちまちだ。
受付のお姉さんに「どう違うの?」と聞くと、面倒くさそうに「これがドライヘア用、これがカラーヘア用、これが・・・。」みたいにざっくり説明してくれた。

とりあえず、「これ」と1個選んでみたけど、お姉さんはちらりと私の髪を見て、「スタイリストに相談することもできるから」と。
了解


しばらく待っていると、理容師のような白衣を着てマスクをしたお兄さんが呼びに来た。
席に着き、トリートメントの相談をしようとしたが、彼が手にした紙にはすでに私が受付で選んだトリートメント名が記載されており、まったく相談に乗ってくれる様子もない。
「相談できるって聞いたんですけどぉ。」と一応は言ってみたが、あっさり「これでいいです。」みたいに言われた。

とりあえずお任せするか。


まずはシャンプー台へ。
あんまり体を寝かせないタイプのシャンプー台だけど、なんか首が痛いなあ。
シャンプーの時はあんまり頭皮をマッサージしてくれないので、特に気持ちよくはなかった。
お湯はかなりぬるめ。

席へ戻り、トリートメントへ。
「添加物の入っていないトリートメントです。」との説明を受ける。
そういえば私が選んだやつはナチュラルなんとかっていうトリートメントだったな。

髪全体にトリートメントを塗りこみ、少しだけ頭皮をマッサージ。
力が弱く、あんまり気持ちよくない。

そのあと、赤穂浪士の鉢巻みたいな白い紙で生え際を巻かれ、シャワーキャップをかぶせられる。


そこからが日本と違うところ。

まずは肩のマッサージから入り、背中から腰に掛けても入念に指圧され、腕もしっかりともまれ、最後には体をひねったり、腕を引っ張ったりもされた。
これはタイマッサージですか?

これまで受けたどのマッサージでも必ず最後にタイマッサージ的に体をひねられた。
それがフィリピンスタイルなのか?


ちなみに本日、私はフィリピンに来て初めてマネーベルトを腰に装着していた。
元々治安が悪いマニラであるが、比較的安全と言われているエリアでさえ、ここんとこ立て続けにひったくりや強盗事件が発生しており、被害者の日本人率も高い。

それでカバンごと奪われた時のために、マネーベルトにお金とクレジットカードを入れて装着してきたのである。

今日はそもそもホットストーンマッサージを受けるつもりでいたので、服を脱いだ時にマネーベルトも外せばいいやと思っていた。
でも結局今日受けたのはヘア・スパなので、そのまま腰についている。

ところが、肩のマッサージからだんだんお兄さんの手が背中を降りていき、腰までも指圧。
はっ!今日はマネーベルトしちゃってる!

誰が美容院に来て腰までマッサージされることを想定するであろうか。
しかも椅子に座ったままの状態で。

今さら外すこともできず、とりあえずそのままの状態でマッサージを受ける。
お兄さんもきっと、「ん?この人腰に貴重品巻いてる?」とか思ったに違いない。

お願いだから、腰のクレジットカードを押さないで下さい…


最後にトリートメントを洗い流すとき、水、冷たっ!
せっかくマッサージでほぐれた筋肉が、この水の冷たさで一気に収縮するようである。
しかも、すいません、私の背中も濡れてませんか?

そんなことはちっとも気にされず、席に戻って髪の毛をブローしてもらって完了。
まあ、髪にも栄養行ったし、肩もんでもらったからよかったか。
私の肩は懲りすぎているので、お兄さんが肘まで使ってグイグイ押してくれたけど、まだ物足りない気がする。。。

ここは一応飲み物も出してくれるので、温かいお茶を頼んだら、クッキーまで添えられていた。
なかなかサービスの良い美容院である。
それならトリートメントを洗い流す時はもうちょっと温かいお湯でお願いしたい。
特に「キューティクルを引き締めるため」とかいう説明もなかったし。
日本ならそういう時、「ちょっと冷たいですよ~」って声かけてくれるのに。
まあいいか。


1時間で終わるだろうと思っていたのに、結構お兄さんのブローがトロトロしていたため、ネイルの予約に30分ぐらい遅刻。
「12時に予約してたんですけど!」って言ったら、チラッと時計を見られたのが痛かった。
すいません


明日は韓国式サウナ&マッサージデビュー、の予定。

Chopsuey

2011年07月02日 | Weblog
チョップスイ?チョップスエイ?

フィリピンの野菜炒めである。

おなじみのRobinaで今日初めてChopsueyをお持ち帰り。
Chopsuey+Riceでたったの80ペソ(=160円)。


相変わらず紙皿+ビニールの上に食材がのっており、さらにビニールで包まれた状態。




ご飯はそのまま乗っかっているが、Chopsueyは汁気があるのでビニール袋に入れられている。




スープをお持ち帰りしても、このようにビニール袋に入れられてしまう。
しかも口を固結びされてしまっているので、ハサミを使わないと開けられない・・・。


袋から出してお皿の上にあけると、このような状態に。




あんかけ野菜炒め風で、ご飯と混ぜて食べると、まあ中華丼みたいな感じである。
おいしい。

フィリピン料理を食べて普通に「おいしい」という感想を持ってしまう自分が怖い。