地球にあしあと

地球の色々なところに足跡をつけてきました。

陶芸体験

2013年01月12日 | Weblog
Indonesian Heritage Society会員のY本さんが、また週末のツアー企画を持ってきてくれた。
ジャカルタ市内での陶芸体験、昼食付27万ルピア。

2人ともさほど陶芸に興味があったわけでもないし、27万ルピア(約2,500円)という微妙に高い値段もあって、最後まで悩みに悩んで、結局申し込んでみることにした。


行ってみると、結構感じのいい工房。








作品はあらかじめHPで見てあまり興味がわかなかったけど、この自然いっぱいの雰囲気はGOOD!









ウィダヤントさんという、結構有名な(?)人の工房兼店舗兼別荘みたいな場所らしい。







ガネーシャかどうかは分からないけど、像の神様がいた。







こちらは、インドネシアの神様。





そしてこっちはギリシャ神話のナルシスとかなんとかいう神様。
「ナルシスト」の語源となった神様で、いつも鏡ばかり見ているらしい。
この神様像で車1台買えるぐらいの値段がするらしい。(いらんけど。)





陶磁器製の楽器なんかもある。





2階には気持ちのいいテラスと、ウィダヤントさんのプライベートルーム。
プライベートなのに一般公開?



















キッチンやトイレまで見せてもらえる。







さて、一通り見学が終わったらいよいよ陶芸体験の始まり。
一人一人粘土が割り当てられる。




係りの人の説明を受け、自分の好きな型を選ぶ。







ここの作品はお皿なんかにトンボだのチョウチョだのカエルだのがくっついているのが多いけど、私はそういうのくっつけたくないなあ。
でもまずは型を選ぶという流れなので、ひとまずカメをピックしてみた。





この型に粘土を押し込み、




カメさん誕生。





他のみんなはタイルだのお皿だのを作っている中、私は「料理用の小鉢がほしい」(っていうか、それ以外別にいらない)と思い、果敢にも小鉢づくりに挑戦。

ま、あえなく係りのお兄さんの手を借りたけど。




う~ん、これを「素朴」と表現すればよろしいでしょうか。





みなさん、各々好きなものを制作中。











私が作ったカメさんは、小鉢にくっつけるには大きすぎるし、どうしようもないのでとりあえず、カメの置物+小鉢ということにした。
そしたら後から見学に来た日本人の人に「箸置きがいいんじゃないですか?」と言われたのでカメの首のあたりをぐいぐい押し広げて箸置き風にしてみたけど、あまりうまくいかなかった。
とりあえず焼き上がりを待とう。

2週間後ぐらいに焼きあがったものをくれるそうだ。
どうやら色は勝手に塗られるらしいので、焼きあがった作品が自分のものと判断つかないみたいよ…。



制作後はランチタイム。




おいしいんだけど、もうすぐ健康診断だからインドネシア料理はあまり食べたくなかったんですけどぉ。。。





各国の参加者とワイワイ話しながら食べるランチはおいしかった。
前回のチャイナタウンツアーに参加してた人たちも数人いるので、なんとなく居心地はよかった。





陶芸体験も思っていたよりおもしろかったし。
(ただ、何の装飾もない小鉢を作った私は時間が余り、後半ブラブラしていた。)


次は何のツアーだろうか。
ボランティアによる企画なので、幹事が求められている。
でも私、そもそも会員じゃないんだよね。

国立博物館ツアー

2013年01月12日 | Weblog
年明け早々、国立博物館ツアーに参加した。
これは、当地に住む日本人の主婦のみなさんがボランティアでガイドしてくれる、ありがたい企画。

入場料は外国人料金10,000ルピア(約100円)のところ、こちらの政府に発行してもらっている滞在許可証を提示するとローカル価格で5,000ルピア。
バンドンの博物館では提示するのを忘れたので、うっかり外国人プライスを支払ってしまったけど、今回は大丈夫。


今回のテーマは「海の道~ヌサンタラ~」ということで、海のシルクロードと言われる航路を通して様々な物資や文化がインドネシアを行き交った歴史を説明してくれた。




当時のオランダ人たちが好んで作らせた家具なども展示中。





インドネシアの地図の周りには、各地の民族が描かれている。
ジャワ人とバリ人では当然違うし、ランプン人は特徴的な冠を被っている。





参加者は総勢30名ぐらいおり、結構大人数のツアーとなった。
難破船から引き揚げた陶磁器やら当時の王朝の宝石やら、興味深いものが多々あった。

そして陶磁器に関しては中国の技術がすごかったことも知る。
どおりで陶磁器は英語で「チャイナ」と呼ばれてるわけだ。



1.5時間ほどのツアーを終えるとそれぞれ解散。
私たちは1階の展示物もちょっと見てから帰ることにした。

1階にはインドネシア各地の工芸品やら様々なものが展示されている。
これは、龍の頭がついてるけど、なんだろう?
機織り機みたいに見えたけど。
(注:インドネシアの博物館に説明書きはほとんどない。)




ガムランなどの楽器も。






コインを人型にしたものはかわいかった。
これはバリかどこかの魔除けだったかな?





以前も書いたが、こっちの博物館は日本と違って学芸員が各部屋に座っているわけでもなく、ところどころ照明が消えていて、営業してるのかしてないのかわからない状態。
見学客もほとんどいなかった。


次に石像ばかりのエリアに突入。








ここで大好きなガネーシャを堪能。
この前Indonesian Heritage Societyの図書館で買ったガネーシャ冊子に載っていたガネーシャたちと出会うことができた。












牛も意外とかわいい。





2階の宝物室、写真撮影禁止と書いてあるが、係員が一人もいない。
なのでこの美しい石像を撮らせてもらった。




ちょっとガラスに光が反射してきれいに撮れてないけど、興福寺の阿修羅像に対抗できるぐらい美しい。



奥の部屋には金をふんだんにつかった装飾品や王冠が展示されていた。
(本当に1人も警備員いなくて大丈夫なのだろうか?)


もうちょっとゆっくり見たかったけど、空腹に耐えかねて博物館を退散。
近くのレストランで食事をするため博物館前でタクシーを待つが一向に通らない。
目の前にはトランスジャカルタの停留所があるので、バスで移動してもいいんだけど。

反対車線はなぜかタクシーの通りが多かったので、反対車線に移り乗車。

ところがこのタクシーの運転手、行先の住所を告げると、たぶん場所が分からないので探すのが面倒と思ったのだろう、突然英語で「2万ルピア払え」と言い出した。
当然こちらは拒否である。

すると、「もう家に帰りたいから降りろ」と言い出した。
タクシーが捕まりにくい夕方や深夜、辺鄙な場所だと、このような乗車拒否やぼったくりは分かるが、こんな昼間で他にもタクシーがゴロゴロ走ってる時間帯と場所でもあるんや、こういうこと。

「降りろ」と言われた場所は交差点の真ん中なので、こっちはインドネシア語で「分かった、降りる。降りるけどここでは降りない。あそこ(歩道)まで行け!」と命令し、そこで下車。
こういうインドネシア語だけが上達してしまうのは、もはや仕方あるまい。

すぐに別のタクシーが通りがかったので、そちらへ乗車。
この運転手も住所を告げてもイマイチ頼りなく、人に聞きながらぐるぐる回ったけど、どうにか無事にレストランにたどり着いた。


行ったのはDapur Babahという、エスニックな内装のお店。
中華系な部分もあり、インドネシア特有の文化も取り入れてる感じ。














お料理のプレゼンテーションもなかなか良し。
大きな木のお皿に載ってきた、ナシ・チャンプルー。(ご飯+数種類のおかず)




Y本さんが注文したお料理も、カゴに入ってていい感じ。




食後、ミッドプラザという、インターコンチネンタルホテルの地下街にある免税酒店へ。
お酒には高い関税がかかっていて、インドネシアでお酒を買うのはとても高いのだが、ここではワインがお安く買える。
駐在員たちがこぞってお酒を買いに来るお店である。
ワイン以外のウイスキーなども置いてあった。
オーナー夫妻は何人か知らないけど、たぶん中南米系???
しきりに色々なワインを勧めてくる。


今回私が購入したのは、赤2本、白1本。
真ん中のコンドル・ピークはアルゼンチンの赤で14ドル。
両側は12ドル。




こっちのレストランではお酒の持ち込みOKなところが多い。
女子会のとき、いつも誰かがワインを数本持ってきてくれるので、たまには貢献しないとと思って買っておいた。

持ち込みOKと言っても、持ち込み料を取られないお店はまれで、高いところでは1本あたり2,500円ぐらい取られてしまうので、結果として高いお酒になってしまうのだけれど・・。


てっちり in ジャカルタ

2013年01月12日 | Weblog
昨年末、同じアパートに住むM本さんと「やっぱり関西人はてっちりが食べたいね~」と話していたところ、「年末年始日本に帰るから、できたらフグ調達してくるわ」という頼もしいお答えが!

M本さんは出身が大阪とはいえ、帰省先は東京なのでフグをゲットできるか不安。
「フグが手に入らなかったら、クエかアンコウでお願いします!」と無茶振りをしておいた。


そして年明け「フグ調達できたよ~」との嬉しいメールが入った。


フグは冷凍の状態で持って帰ってきてくれるので、M本さんがジャカルタに戻ったその日にすぐ新年会を開催することが決定。
同じアパートのT田さんとY本さんも誘い、日本から戻ってきたばかりのM本さん宅へ押しかけた。

こちらがその、冷凍のフグ。




土鍋がないので、私が家から持ってきた蓋付き両手鍋へ投入。






ちなみにカセットコンロもうちから持参。
昆布も提供した。



フグのあとは、私とM本さんで買ってきた白菜、きのこ、豆腐も次々投入。




最後はもちろん雑炊で〆❤


いや~、やっぱりてっちりおいしいわ。
日本人でよかった。

すっかりご機嫌で1年の始まりを迎えることができた。





年末年始

2013年01月04日 | Weblog
年がら年中夏のインドネシアでは、師走とかお正月とか、そういった感慨は全くない。
四季がある日本はやっぱりいいなと思う。

で、まったくそんな気がしない大晦日、S木さんとチャイナタウンへ。
私は2回目なので特に写真を撮ってないけど、チャイナタウンが初めてのS木さんは珍しそうにパチパチと撮っていた。

そして漢方薬局のお店にて、S木さんが「お肌がきれいになる漢方を買いたい」と言い出す。
「でも漢方って問診とか受けてからじゃないと買えないでしょ」と言うと、「え?そうなんですか?」と。

…。普通そうやろ。


果敢にもS木さんは漢方を調合しているおじさんに筆談開始。

「美肌」

う~ん、わかりやすい。
けど、美肌と一口に言ってもにきびをなくしたいとか、美白したいとか、色々あるはずよね。
とりあえず、横から私が必死でインドネシア語で「皮膚がきれいになるやつ!」と説明。

するとおじさんはその横に書いた。

「美容」

「皮膚」

そうそう!一応通じてるやん!


が、案の定、「奥で問診受けてから」と言われる。
店の奥には白衣を着たおじさんがおり、他のお客さんへの問診を行っていた。

私:「ねえ、マニラにもチャイナタウンあるから、ここで処方箋だけ書いてもらってマニラのチャイナタウンで買えば?」
S木さん:「あ、それだったら最初からマニラで買えばいいのかも…。」


…。その通り。


ちなみにここはインドネシアのチャイナタウンなので、インドネシア語か中国語しか通じない。
この環境下、問診を受けるのは至難の業である。
フィリピンのチャイナタウンの方が英語が通じる確率は格段に高いぞよ。

と言うわけで、「ありがとうございました~」とおじさんたちにお礼を言って退散。。。


その後混沌とした商店街へ行き、S木さんは中国式のポチ袋を購入。
結構かわいいデザインのがあった。
私もベトナム時代はポチ袋を買って、新年には縁起の良い赤いお札を入れて事務所のスタッフにあげたけど、イスラム教徒の間ではそんな風習はないので買わなかった。

ちなみにチャイナタウンでは、「ブラパ(いくら)?」とインドネシア語で質問すると、答えは「ウー・チエン」などと中国語で返ってきたりした。
まあ、数字ぐらいは分かるからいいけど…。
でも念のため、しつこくインドネシア語で、「リマ・リブ・ヤ(5,000よね)?」と確認させて頂いた。



さて、チャイナタウンで一番の収穫。
それは、このボカシオイル!




ボカシオイルとは、バリのナチュラル万能薬。
虫刺されや皮膚炎には直接塗ってもいいし、胃腸の調子が悪い時はコップ1杯の水に数的垂らして飲んでもいい。
肩こりや筋肉痛にもいいらしい。

ココナッツオイル、シナモンオイル、ペパーミントオイルなど、数種類のオイルと200種類以上(?)の薬草がブレンドされてるらしく、香りがとてもいいので私はお風呂に2~3滴入れて使っている。
ちなみにインドネシア人と共同開発したのは、琉球大学の教授だとか。

バリのお土産物屋さんで買ったら1本900円ぐらいもしたものが、チャイナタウンの薬局ではなんとたったの200円!
しかも値段もいい加減なようで、お店のおばちゃんに「この小さい方いくら?」と聞いたら、奥にいたお父さんに「これいくら~?!」と叫び、お父さんが適当に「20,000ルピア」と答えた感じ。
即買い。

今度からボカシオイルはチャイナタウンで買おう。
いや、もしかしたらもっと安く手に入る場所があるのかもしれない。
ジャカルタでも薬局などで売っているとネットには書かれていたが、まだ見かけたことはない。


お買い物の後は、カフェ・バタビアでランチをし、トランスジャカルタに乗って帰ってきた。


S木さんは夜の便でマニラへ帰国。
私は自宅で「紅白」を観て、いつも通り就寝。
ちなみに日本とインドネシアは2時間の時差があるので、「紅白」が終わり、「ゆく年くる年」が終わってもまだ夜の10時でした。


そして翌、元旦。

うかつにもほぼ「寝たきり」のお正月を過ごしてしまった…。
なんでこんなに寝れるのかと思うほど、1日中爆睡。
自分の前世は犬じゃないかと時々思う。

夕方から反省して料理を始めた。

お昼ご飯には「お雑煮もどき」を作ったが、よりお正月気分を味わうために「ぜんざい」を作ることに。
年末に日本食材スーパー「パパイヤ」で購入しておいた、井村屋のあずき缶を薄めるだけなんだけど…。




同じく「パパイヤ」で買った「サトウの丸もち」を入れて。





それから同じときに「パパイヤ」で買っておいた豚ひき肉を使って豚まんを作ることに。
肉まんではなく、正真正銘の豚まんだ!

蒸し器がないのでお鍋で蒸してみると、ちょっと型崩れが…。




小麦粉のせいか、それともヤシの実からとった赤いお砂糖を使ったせいか、結構生地が黄色いというか、茶色いというか。


炊飯器でも蒸してみたけど、特に仕上がりに変わりはないかも。




何年振りかに作ったけど、見た目はともかく、結構おいしくできた!



そして余った具は、余って冷凍していたシューマイの皮で包んで冷凍保存。






当分保存食で生きていけるだろう。

こうして私の元旦は終わった。

2日目は美容院と会食。
3日目は午前中にビクラムヨガに行き(久しぶりすぎて腰が痛くなった)、夜はチャイナタウン近くの餃子と小龍包のお店で会食。
あっという間に終わった3が日であった。



余談:アパートの1階のコンビニで売っていた「改良卵」を初めて買ってみた。




これ、サルモネラ菌ゼロで作ってあるので、生食ができるのだ!
6個入り約250円と、普通のスーパーで売ってる卵よりお高いが、これでインドネシアでも夢の卵かけごはんができる!


今年も食生活が充実しますように…。

バンドン2日目

2013年01月04日 | Weblog
翌朝、ホテルでたっぷり朝食をとり、チェックアウト。

向かった先はアウトレットショップ。
事前に人から「日本人好みの品ぞろえ」と聞いていた、UPTOWNという名前のお店へ。

確かにZARAやBanana Republicなどの洋服も置いてあり、お得感いっぱい。
いくつか試着してみたけど、残念ながらいいと思ったものはサイズが合わず、何も購入せず。
それほど物欲もわかないし。
S木さんとN里さんは気に入ったものがあったようで、ちょこっと買い物してた。



アウトレット屋さんの後は、UPI(インドネシア教育大学)があるエリアへ。
私が買いたいものは、ずばり、焼きいも。

以前、スメダンに出張した時に買って帰った、あの甘~いさつまいもがほしい!
そして、家で蒸してもあまり甘くならないから、すでに石焼き芋にしてある状態のものを買いたい!

デディさん情報で、イモ屋さんはUPIの近くにあるというので、探しに行った。
UPIの前にはパイナップルを売る屋台がずらりと並んでいたので、どうやらこの辺はパイナップルの産地でもあるらしい。


みつけたお芋屋さんは1件だけ。
ちゃんと”Ubi Bakar”(焼き芋)と書いてあるので、焼いたやつも売ってるはず。




横ではフルーツも売ってるので、別にお芋屋さんというわけでもないのか。





おばちゃんに「焼いたやつ2キロちょーだい」と注文し、量ってくれているところにカメラを向けると嬉しそうにケラケラ笑ってた。





ちなみにお値段は1キロ15,000ルピアなので150円弱。
スメダンとかチアンジュールあたりで買ったときは1キロ20,000ルピアだった。

買った熱々のお芋をS木さんとN里さんに味見用におすそ分けし、運転手さんにもおすそ分け。
残りは持って帰って冷凍保存するのだ。



さて、バンドンも渋滞がひどいので、そうこうしてるうちにランチに移動したほうがいい時間帯になってきた。
目指す先はPadma Hotel。
以前、マルヤホテルという名前だったらしい。


高台にあり、この景色が素晴らしく、雰囲気も抜群!













ここで贅沢にランチ。
まるで天空に突き出しているかのようなテラス。















ホテルの前には観光用の馬がたくさん。
こっそり写真に納める。





この雄大な景色のご褒美にすっかり気分がよくなり、「バンドンまた来たいね~」と言いつつジャカルタへ向かって出発。


帰りも意外と空いていたため、3時間ほどで到着。
一旦荷物を置きに帰り、再びレストランへ。

S木さんのホテルに迎えに行く途中、ちょうど金曜日で通勤時間帯の「3 in 1」(←みなさん覚えてますか~?)に引っかかるため、ジョッキーをピックアップ。

ジョッキーと料金のことでもめたくないので、運転手さんに「若い女の子にしてね」と注文。
一乗りで支払う額は15,000ルピア。(約150円)
何度も乗れば結構な稼ぎになるかも。
しかし、道路沿いには所狭しとジョッキーが並んでいるので、競争は熾烈かもしれない。

毎日車を使う人は、気に入ったジョッキーがいれば月極め契約をすることもあるらしい。
たしかに、小ぎれいでちゃんとしてそうなジョッキーならキープしたい。


さて、向かった先は最近M浦さんが「おいしかったよ」と教えてくれたマカッサル料理のお店。
私のアパートのすぐ近く。

シーフード中心でどれもおいしかった。
おいしいけど、メニューの見本写真と実物が結構違っていて不満だったので写真を撮らなかったけど、1品だけ写真におさめたのはこちら。




これは、ハコフグですか?

身がから揚げになっていて、おいしかった。
メニューの写真通りの風貌でした。


バンドン

2013年01月03日 | Weblog
暮れも押し迫った頃、日本からやってきたN里さんと、フィリピンからやってきたS木さんと3人でバンドン1泊2日旅行に行ってきた。

バンドンはジャカルタから南東方向に200㎞ぐらい?
車で普通に行って2時間、いつも渋滞してるので3時間ぐらい見ておこうという場所。
ちなみに年々渋滞がひどくなる昨今は「バンドンから帰ってくるのに5時間かかった!」とか、「私なんか7時間かかった!」などという恐ろしい話も聞こえてくる…。


列車で行くという手もあるが、列車も時間通り運行されるとは限らないし、出発時刻によって行動が制限されるので、運転手つきレンタカーで行くことにした。

バンドンにはアウトレットモールがたくさんあるため、週末はジャカルタからバンドンへ向かう車で大渋滞し、バンドン市内の渋滞の原因もほとんどがジャカルタナンバーの車である。
また、高原で涼しいので避暑地としても人気。


さて、朝7時ごろにジャカルタを出発し、無事に10時ごろにバンドンへ到着。
年末で帰省中の外国人も多く、ついでに休みを取っているインドネシア人も多いせいか、いつもより道路は空いていたので、比較的スムーズにたどり着いた。


ホテルにはS木さんの後輩のそのまたお友達のデディさんが迎えに来てくれていた。
デディさんの案内でいざ、バンドン市内観光へ!

まず向かった先は1955年に第1回アジア・アフリカ会議が開催された、超有名な場所。
今は博物館になっていて、スカルノ大統領やその他首脳の蝋人形が待っている。





ここは会議が開かれた大きな会場。













博物館は観光名所なので、外国人客やら学校の遠足とみられる一団やらでごった返していた。
が、そこはインドネシア。
電気が消えていたりして、営業してるのかしてないのかよく分からない場所があったり、表に表示されている開館時間にかかわらず、見学途中で閉館のアナウンスが入ったかと思ったら、その十数分後には再びわさわさ観光客が入っていたりと、意味が分からない。
が、しかし、だれもそれを問いただしはしない。
それがインドネシア。


会場の外には昔の新聞印刷機のようなものも展示されている。
タイプライターの後ろに新聞を印刷できる部分がくっついている。





ちなみに第1回アジア・アフリカ会議はインドネシアのバンドンで開催されたが、その後第2回は開催されていない…。


そろそろお腹が空いたので、デディさんに「スンダ料理が食べたい!」とリクエスト。
バンドンをはじめとした西ジャワ州にはスンダ人が多い。
スンダ人には色白で美男美女が多いことで有名。
ちなみにうちの秘書のAさんもスンダ人で、色が白くたいそう美人である。

スンダ語はインドネシア語とは全く異なる言語で、学校ではインドネシア語とスンダ語を教えている。
家庭ではスンダ語、外に出ればインドネシア語を話す人も多い。
ジャワ語もしかり。
インドネシアは広大な国で、民族も宗教も言語も多様なので、インドネシアという統一国家とインドネシア語という共通言語が人々をつないでいる。


さて、デディさんが連れて行ってくれたのは、観光客にも人気の雰囲気が良いお店。









インドネシア料理を代表するガドガド(サラダ)や、ヤギ肉の串焼き、焼き魚、牛肉入りスープなどを注文。





インドネシア人に大きな声では言えないが、各地の料理の違いは日本人にとってはよく分からない。
どれも似たような料理で、似たような辛いソースがついてくる。

こういう野菜がついてくるところは、スマトラ島の料理にもみられる。




どの料理もおいしかった。
バンドンはイチゴの産地でもあるので、最後にイチゴジュースを飲んでフィニッシュ。






大きくなったお腹を抱えて次に向かったのは、地質博物館。
恐竜の骨(のレプリカと思われる)やジャワ原人の頭蓋骨などが展示されている。

ティラノサウルスは大きすぎて1枚の写真に収めきれなかった。






マンモスの骨なども。




色んな大陸から見つかった人の頭蓋骨。




昔の大陸の位置や動きなども分かりやすく展示されていて面白かった。
2階にはインドネシアで採れる鉱石や天然資源の展示があり、あらためて天然資源に恵まれた大国だと認識させられた。
うらやましい限りである。

この博物館でも見学途中に「早く退館して下さい」的な放送が流れた。
おかしいなあ、閉館時間までまだあるのに。

ちなみに入館料にはローカル料金と外国人料金が存在し、外国人料金は100円程度。
インドネシア人だと数十円で済む。


博物館を楽しんだ後、観光お決まりのコースへ。
アンクルンという竹でできた楽器を演奏してくれる場所。
ドリンク1杯付で1,000円ぐらいと、ちと高い。

デディさんは別に職業ガイドじゃないのにガイドの振りをして、タダで入場していた。
そのためにバティックのシャツ着てきたのかな?

舞台を囲んでお客さんがずらりと座っている。




前方で伝統的な楽器の演奏。




その後、人形使いが出てきて、短い人形劇が始まった。






人形同士がやたらと殴り合ったり蹴りあったりする、なんともコミカルな(?)劇だった。
ふと、もっと繊細な日本の文楽が観たくなった。
ベトナムの水上人形劇も大雑把な動きだし、やっぱり文楽ってすごいなあと改めて感心。


その後は男の子たちが出てきて、踊りまくり、




さらに人が増えてひたすら踊りまくる。






最後に、観客にもアンクルンが配布された。
こちらがそのアンクルン。




カタカタと本体を揺らして音を鳴らす。

客席に配られたアンクルンには番号が振ってあり、それぞれドレミファソラシドの音階になっている。
ステージのおじさんが棒で刺した番号のアンクルンを持っている人が振ると、自然と音楽が奏でられる。




曲は世界中の誰もが知っているような曲。
観客参加型でよく考えられている。


が、しかし、だ。
私が手にしたアンクルンは高いドの音。
ワクワクしながら自分の出番を待っているのだが、高いドを奏でる機会がほとんどない!

4番や5番(ファやソ)を手にした人は楽しそうにアンクルンを奏でているが、私はじっと待ちの状態。
ほとんど参加できないままショーは終わった。

もうちょっと選曲考えろよっ!


締めくくりは大型アンクルンとギターなど西洋楽器とのコラボ演奏会。




消化不良の気分のまま、ホテルへと帰る。


夜はN里さんが「疲れて外に出たくないからルームサービスを取る」と言うので、S木さんと私で近所のモールへご飯を食べに行った。
ジャカルタにあるモールよりもちろんしょぼいので、大した飲食店も入っておらず、とりあえず地元のお客さんがたくさん入っているお店でインドネシア料理を食べた。

店員を呼んだらスマホをいじっているので何事かと思ったら、注文をスマホの画面に入力する「ナウ」なスタイルのお店だったらしい。
思わず「スマホ触ってんと、さっさと注文取らんかい!」とクレームするところだった。

店内の壁には自動支払いができるっぽい機械が備え付けられていたが、お客さんの誰一人として利用していなかったので、その実態を見ることはできなかった。

食後、特にやることもなく、N里さんは疲れ切って寝ているので、せっかく旅行に来たのに9時就寝…。



ちなみに私たちが泊まったのはハイアットだけれども、部屋のカードキーがうまく作動しないのがやっぱりインドネシアだと思った。
フロントに戻り、カードを有効化してもらっても、エレベーターに乗るときに使用すると、もう部屋にたどり着いて部屋のドアを開けようと思ったらエラーが出て使えない。
3人いるからカードを3枚ももらっているのに、どれ一つとして使えない。

エレベーターホールからフロントに電話しスタッフに来てもらうが、スタッフが持ってきたカードキーもなかなかうまく機能しない。
たま~に、まぐれで開くことがある、みたいな。


ホテルスタッフは「すぐに確認します」と言ったきり戻ってこなかった。
インドネシアなので最初から期待していないので、腹も立たない。
シェラトンに泊まろうがヒルトンに泊まろうが、ここはインドネシアであるということを忘れてはならない。
サービスはあくまでインドネシアン・スタンダードなのである。



つづく